KDDIは、auユーザー向けの会員制プログラム「au STAR」において、会員専用のポイント交換サイト「ギフトセレクション」を11月29日から提供する。
この「ギフトセレクション」は、au STARの会員が貯めた「WALLETポイント」をauが厳選した高品質・話題のアイテムや体験ツアーなどと交換できるサイト。“1ポイント=1円以上の価値で交換できる”をコンセプトに、「auが厳選した商品」と「auだからこそ実現できる体験価値」の2つを用意した。
ポイントと交換できる人気商品80点を用意
auが厳選した商品は、“1万5,000円ぐらいの商品を1万ポイントで交換できる”をキーワードに約80点を用意。「スカルプドライヤー」や「ヘルシオ ホットクック」、ドローン「Galaxy Visitor 6」、高圧洗浄機「K3 サイレント ベランダ」などの商品を1,600から5万2,000ポイントで交換できる。
サッカー日本代表の“1日体験ツアー”も提供
もうひとつの体験価値は、「au Dream Program」という名称で提供(抽選で受付)し、サッカー日本代表をテーマにした体験ツアーを主軸としている。ピッチ入場や試合後のインタビューなど、サッカー日本代表選手と同じような体験ができるできるツアー(1万ポイント)のほか、ハリルホジッチ監督の直筆サイン入りサッカーボール(5,000ポイント)、アジア最終予選の観戦ペアチケットや応援グッズ(1万ポイント)の3つを用意した。
また、auの人気CM「三太郎」に登場するキャラクターのアイテム(5,000ポイント)や、CM出演者からのお祝いメッセージ(5,000ポイント)も選べる。
ポイントはどのぐらい利用すれば貯まる?
では、これらの商品と交換できるポイントは、どのぐらい利用すれば貯まるのか。20代のひとり暮らしをしているauユーザー(利用7年目)を例に試算してみよう。
まず、“毎月もらえる”ポイントとして、「マンスリーポイント」や「au STARロイヤル」がある。これらに加えて、毎月の通信料の支払いに「au WALLETクレジットカード」を使った場合に付与されるポイントと、2年に1度もらえる「誰でも割り更新ギフト券」(3,000ポイント)を合算すると、2年間で約1万ポイントが貯まるという。
そもそも「au STAR」ってどんなサービス?
KDDIは現在、“利用者の体験価値をいかに高めるか”という課題に取り組んでおり、「KDDIがまさかここまでしてくれるとは思わなかった」という“期待価値”を超える、感動水準のサービスを提供することを目標としている。
こうした取り組みのひとつが、会員制プログラム「au STAR」だ。同プログラムは、auショップへの来店日時と店舗をネットで予約できる「au STARパスポート」と、「三太郎」のグッズやエンタメコンテンツなどのさまざまな特典がもらえる「au STARギフト」、auとの契約年数やデータ定額料に応じてWALLETポイントが毎月還元される「au STARロイヤル」の3本柱で構成されている。
8月に加入の受付を開始し、11月20日時点で会員数は500万人を突破したという。
ポイント利用を促進するために「ギフトセレクション」を用意
auのWALLETポイントは、毎月の通信料にかかるものだけでなく、au WALLETやauのショッピングサイト、住宅ローン、保険などKDDIが提供するさまざまなサービスを利用することで、ポイントが貯まる仕組みになっている。
実際に付与されたポイントは、半数以上が通信料金の支払いや端末の購入代金として利用されている。最近では、au WALLETプリペイドカードへのチャージやショッピングでの利用も増加しており、全体の3割を占めるまでに至っているようだ。
しかし、ユーザーのなかには付与されたポイントを「機種変更のときにしか使っていない」「そもそもどう使っていいかわからない」「お得感があまりない」と感じている人も多い。こうした声に応えるために今回の「ギフトセレクション」が用意されたのだろう。KDDIを筆頭に各キャリア、スマホなどの端末でも差別化ではなく「サービス」での差別化&強化で顧客の引き止めや新規獲得に力を入れてきた現れだと感じた。
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