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「バックパッカーをやりながら儲けるには?」 ホリエモンが“ニッチさとセンス”がカギだよね

野口直希

2016/11/14(最終更新日:2016/11/14)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ニッチが売れる!?」〜vol.756〜』では、バックパッカーをしながらお金を稼ぎたいという質問者にホリエモンが実践的なアドバイス。

  今回取り上げたのは、「25歳ですが、バックパッカーとして50カ国以上を旅しています。かけた費用は500万円くらい。これからも旅をしながらお金を稼ぎたいですが、この歳で50カ国以上を周遊したことを活かせる仕事って何が思いつきますか?

 『あなたがどんな人か分からないので答えようがありません』と言われそうですが、想像できる中でも特別なスキルのいらないものトップ3あたりを教えていただきたいです」という質問。

ホリエモン「他の人にない経験をウリにしたブログを書けばいいんじゃない?」

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  ホリエモンは、「旅で得た知識を利用してブログを書くとか。一般的に知られていない情報を掲載するといいと思うよ。例えば、旅行ガイドに無料で掲載してもらって、そこで名前を売るとか。普通のことを書いても面白くないのでディープだったり、ジャンルをまとめたりすると良いのでは?」と回答。
 
 バックパッカーのスキルを活かして稼ぐ手法を尋ねた今回の質問。これに対してホリエモンはブログの執筆、それも多くの国を回っている経験を活かしてほとんどの人が行ったことのないようなニッチな記事を書くよう勧めた。
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 旅行ブログ自体は既にたくさん存在するが、「バックパッカーが行きがちな所はつまらないよね」とホリエモン。例えば、ホリエモンは知り合いの紹介でクロアチアのマグロ生簀にダイビングしたことがあるというが、たしかにこうした経験なら誰しも興味を持つはず。

 今回のゲストで、スマホで撮った写真を投稿できると同時に他人が撮った写真を買い取ることもできる「Snapmart」を運営するスナップマート株式会社の代表取締役 江藤美帆氏は、「『note』で販売してみるのもいいかも」とアドバイス。本として売るほどではない分量のコンテンツは、noteの有料販売で少しずつ書き溜めていくのも1つの手。こうしたやり方で注目を集めれば、出版社から声がかかることもあるかもしれない。
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写真の売り上げを倍増させるタグの付け方は?

 また、ホリエモンはブログの他にもSnapmartで旅行先の写真を販売してみるよう提案。江藤氏によれば、現地取材は避けたい出版社からの需要もあって、ニッチな場所の写真は比較的売れやすいのだという。
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 他に人気があるのは人気アニメで使われた現場、いわゆる聖地巡礼の写真。最近では、大ヒットした新海誠監督の映画『君の名は。』のタグがついた写真は特に人気らしい。ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏は、「バックパッカーである質問者は世界各地の聖地巡礼写真を撮ればいいかも」と提案。例えば、台湾で『千と千尋の神隠し』を撮ればかなり人気が出るはず。

 こうした現状から、江藤氏は「写真を売るのが上手い人はセンスの良いタグを付けている」と話す。聖地巡礼の例でも、単に神社の写真をアップするのではなく、そこに「君の名は。」「聖地巡礼」といったタグを付けたから多くの人の目に留まる結果になった。検索する側の立場になってタグを設定するだけで、同じ写真でも全く違った買い手が現れることもあるはずだ。
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 ホリエモンはこうしたSnapmartの多様さに感心しながらも、「Instagramが同じように写真販売を始めたらどうするの?」と質問。権利関係が煩雑なことや以前同様のサービスを行っていた「flickr」が既に撤退していることから、江藤氏はいまのところInstagramの参入はないと踏んでいるそうだが、未来のことは誰にも分からない。スマホ写真を取り巻くビジネスは、まだまだ変化が著しそうだ。

 このように、旅行先での経験を発信して収入にする手段はいくらでも存在している。とはいえ、ただ発信すればいいわけではない。貴重な経験や、より多くの買い手を発掘するセンスなど、同じことをしている人々に一歩差をつけるような何かがなければ、大きな成功は難しいといえるだろう。

 ホリエモンが自分の経験を収入にする方法を語った『堀江貴文のQ&A「ニッチが売れる!?」〜vol.756〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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