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子供に“生きる力”を身に着けさせるには? ホリエモンが教育の可能性と困難を語る

野口直希

2016/11/02(最終更新日:2016/11/02)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「ホリエモン流生きる力のつけ方!?」〜vol.753〜』では、ホリエモンが子供に現代を生きるための力を身に着けさせる方法について話した。

  今回取り上げたのは、「小学校の教員をしている25歳です。これからの社会では『生きる力』が昔とは違っていると思います。堀江さんは、これからの小学生に『生きる力』を身に付けさせるには、どのような教育が必要だと考えますか?」という質問

ホリエモン「子供といっても、それぞれのパーソナリティは随分違うよね」

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  ホリエモンは、「ざっくりしているなぁ……。そりゃ1人ひとりによって違うでしょ。一般論でいえることじゃないと思うんだけどね。生きるだけなら、特に何もしなくても生きていける社会だと思うよ。より良い人生を送るためには、色々とやることがあるでしょう。僕の『本音で生きる』や『堀江貴文という生き方』にまとめてあるので、一読してみて」と回答。

 子供に生きる力を身につけさせるにはどうすべきかを尋ねた25歳の教員からの質問だが、ホリエモンは「そんなの人によって違う」と絶対の正解がないことを強調。インフラの整備によってただ生きるだけなら難しくないが、自分に合ったより良い人生を送るのはそう簡単ではないとホリエモンは考えている。

 ホリエモンがまず実感しているのは、一口に子供といってもそれぞれのパーソナリティが随分異なること。興味を持つ分野やそうでない分野、あるいはそうしたものを目にしたときの反応など、短い人生経験しかないはずの子供でも(子供だからこそ?)、感情の発露は様々だ。

 こうしたホリエモンの意見には、小児科医として働きながら「小児科オンライン」を運営する株式会社Kids Public代表の橋本直也氏も強く同意。似たような体調で医師を前にしたとしても、彼らの反応はまさに千差万別だろう。そんな中で1人ひとりと向き合うのが、小児科医という仕事なのだ。

ホリエモン「生き方に多様性があるのが当たり前になった現代で、子供に合った生き方を見つけるのは簡単じゃないよね」

 小児科医の間には、子供の発達の特徴をある程度類型化してまとめた資料が共有されていると橋本氏。医師はそれを理解の一助に用いながら、なんとか目の前の子供に最適な接し方を探っていくわけだ。
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 このように一応のノウハウ共有はあるものの、「もっと連携できたらいいよね」とホリエモン。こうした問題もある一方で、ホリエモンは現在の子供が自分に適した世界を見つけることの難しさについて改めて触れる。ホリエモンは以前、同様の質問を受けた際にスマホを与えてあとは子供が興味を持つままに任せるようアドバイスしたが、これも子供が興味を持てるものを少しでも見つけるようにするため。

 現代は様々なジャンル、カテゴリの世界が存在するだけでなく、仮に何かに興味を持てたとしても、理解を示さない周囲の心無い声によって好きなことを断念してしまうケースも少なくない。自分に合った世界を見つけ、そこで生きていくには多くの困難が存在する。
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 だから、ホリエモンは子供の好きなことを理解できなくても口出しすべきではないと何度も発言してきた。とはいえ、それだけで事態が解決するわけではない。「社会が広くて多様性のある生き方が当たり前になっている現状で、今回みたいに生きる力を身につける方法を尋ねてくるような25歳が先生をやっていること自体に無理があるよね」と、単に質問者を否定するにはとどまらない、問題の深さにコメントしてアドバイスを締めくくった。

  ホリエモンが教育について語った『堀江貴文のQ&A「ホリエモン流生きる力のつけ方!?」〜vol.753〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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