

ヨガやピラティスなどのファッションを原点に取り入れられたとされる、最旬のファッションスタイル“アスレジャー”。デザイン性と機能性、2つの良いところを併せ持った、最新ファッションにフォーカスする。
ネクストブレイク:最新トレンド“アスレジャー”とは

アスレジャーとはスポーツミックスよりも、さらにスポーティな要素が強いファッションスタイルのことを指す。アスレチック(athletic)とレジャー(leisure)を組み合わせた造語がこのファッションスタイルの名称となった。
一昔前はTPOに沿った着こなしをすることが主流だったが、世界的な流れとして“鮮麗に着飾るのではなく、着心地の良いエフォートレスシックな着こなし”になっている。いつでもどこでも対応できるシーンレスなファッションスタイルに人々の考えが移行しつつあるのだ。
近年アスレジャー市場は流行の最先端と注目され、大手スポーツブランドのみならず、他のアパレルブランドも多く参入をはじめている。アメリカの経済誌ウォールストリート・ジャーナルもアスレジャー市場の伸びについて言及した。
スポーツブランドが最旬ファッションスタイルに

2015年のファッショントレンド“ノームコア”は「究極の普通」と言われただけあって、着飾りすぎないシンプルなファッションかち機能性に優れた点でブームを呼んだ。それに続く2016年最旬のファッショントレンドがアスレジャーだ。一昨年に続き機能性に優れた動きやすいファッションがこの冬のトレンドとなる。
近年トレンドがファストファッションから移行しつつあるが、日本ではユニクロをはじめ多くのファストファッションブランドが未だに根強い人気を誇っている。しかしユニクロが有名デザイナーとコラボした、従来よりも少し高めの価格設定の新ライン“ユニクロ ユー(Uniqlo U)”を発表するなど変化が見られる。
“アスレジャー”において欠かせない2つのブランド

昨年スポーツブランドの頂点に君臨したナイキは、エアマックスやエアハラチなど人気の根強いスニーカーが業績を支え、人気ストリート系ブランド“シュプリーム”とのコラボや今や100億円ブランドとも呼ばれる“サカイ”とのコラボは大きな反響を呼んだ。
さらに大ヒット映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の中に登場する、足の形と荷重をセンサーで感知し靴ひもを調整してくれる、“Nike Air Mag”を89足限定で発売するなど大きな注目を集めた。

さらに新世代のデザイナー相澤陽介氏の手がける“ホワイトマウンテアニング”とのコラボやデザイナーの阿部潤一氏が手がける“カラー”とのコラボレーションは発売日に販売店舗で行列が出来るほど大きな反響を呼んだ。
有名デザイナーとのコラボだけではなく、アメリカの超有名ミュージシャン、カニエ・ウエストとアディダスのコラボは大ヒットした。コラボスニーカー“YEEZY BOOST 350”はオークションサイトで定価の20倍を超える約50万円で取引されたほどだ。
近年では機能性だけではなく、デザイン性の高い商品が増え、人気ブランド、有名アーティストとのコラボが躍進の一助になっている。
コーディネートの中に1つ取り入れるだけ:簡単アスレジャースタイル
#1:スウェットシャツ
普段着ているニットやシャツの代わりにスウェットシャツを取り入れることで簡単にアスレジャーを楽しむことができる。
着心地抜群でアメリカのカジュアルスタイルの定番アイテムだがトレンドをバッチリ抑え、無理なく普段のファッションに取り入れられる。
着心地抜群でアメリカのカジュアルスタイルの定番アイテムだがトレンドをバッチリ抑え、無理なく普段のファッションに取り入れられる。
#2:フィットネスパンツ
伸縮性に優れ、吸水性も良く機能性抜群。テーパードなシルエットが足をスッキリ見せる。
スポーティーな雰囲気を大事にしつつも、ダークトーンやモノトーンなど落ち着いた色をチョイスするとスマートな印象になる。
スポーティーな雰囲気を大事にしつつも、ダークトーンやモノトーンなど落ち着いた色をチョイスするとスマートな印象になる。
#3:スニーカー
アスレジャーを最も取り入れやすいのが足下ではないだろうか。普段革靴を履く機会が多いならば、スニーカーに変えてみよう。
スニーカーのスポーティー感がコーディネートの良いアクセントとなるだろう。アスレジャー初心者が柄物を取り入れるなら、まずは足下からが無難。
スニーカーのスポーティー感がコーディネートの良いアクセントとなるだろう。アスレジャー初心者が柄物を取り入れるなら、まずは足下からが無難。
アスレジャーは機能性の高いスポーツブランドのアイテムを1つ身につけるだけでも始めることができる万人が取り入れやすいファッションだ。普段フォーマルな服を身につける機会が多い方にはぜひ、コーディネートのワンポイントとして上記を参考に無理なくアスレジャーファッションにトライしてもらいたい。
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