仕事用として会社からスマホを、特にiPhoneを支給されている人が多いと感じる。当然のことだが、社用スマホを私的に使うのは御法度だ。そこでプライベート用のスマホには、低価格の格安SIMを利用できる“SIMフリースマホ”をおすすめしたい。
仕事用iPhoneと併用したいSIMフリースマホ5選
2台目のスマホを利用する場合、格安SIMのデータ専用プランをおすすめしたい。月に3GBまで使えるデータ専用プランは、月額900円(税別)程度がMVNO各社の相場となっている。プライベートでの通話相手は、家族や友人に限られているので「LINE」や「Facebook」の通話機能を活用すれば十分だろう。つまり、月額1,000円程度プラスすればスマホ2台持ちが可能となるのだ。
仕事用のスマホがiPhoneならば、iPhoneにはない機能を備えているAndroidを選択した方が活用の幅が広がるだろう。しかも、SIMフリーのAndroidスマホにコストパフォーマンスに秀でたモデルが多いことも選ぶ理由だ。それでは、おすすめの最新SIMフリースマホ5モデルを紹介していく。
写真を楽しみたいなら「HUAWEI P9」
価格:5万9,800円(税別)
ファーウェイは、中国トップの携帯電話ベンダーで、世界のスマホ市場でサムスン、アップルに続くシェア3位を獲得している。そのファーウェイの最新フラッグシップ機が「HUAWEI P9」だ。
ドイツの老舗カメラメーカー・ライカと共同開発したカメラを搭載し、背景を美しくぼかした写真なども撮影できる。暗い場所で撮影しても明るく撮れて、自動で手ブレが補正されるなど失敗しにくいことも利点なので「Instagram」をよく利用するユーザーに最適な1台。
海外に行くことが多いなら「ZenFone 3」
価格:3万9,800円(税別)
SIMフリースマホは、海外渡航時に現地で購入したプリペイドSIMを挿して使えることも大きなメリットだ。しかし、SIMスロットが1つしかない場合は日本で使っているSIMを外さねばならず、そのSIMが通話対応の場合、日本からの電話が受けられなくなる。
10月7日発売のASUS製「ZenFone 3」は、2枚のSIMを挿して同時待ち受けができる「デュアルSIMデュアルスタンバイ」に対応。海外渡航時に重宝することはもちろん、日本国内で大手キャリアのSIMと格安SIMを挿して、電話発信時に使い分けるといったことも可能だ。
ワンセグが観たいなら「arrows M03」
価格:3万6,390円(税別)
プライベートで使うスマホでは、ワンセグも観たいという人も多いのでは? そんな人におすすめしたいのが富士通製の「arrows M03」。ワンセグやおサイフケータイ、防水・防塵に対応していることはもちろん、米国国防総省の調達基準「MIL」に準拠する耐衝撃性能も備えている。
富士通は、国内の大手キャリアにも端末を納品しているメーカー。いわば、日本の通信環境を熟知しており、品質面での安心度も高い。
操作性を重視するなら「REI」
価格:2万9,900円(税別)
「FREETEL」はプラスワン・マーケティングという日本のベンチャー企業が展開するSIMフリーのブランドだ。スマホだけでなく格安SIMも販売し、キャリアと同じように端末とSIM、サービスをパッケージで購入することも可能。
この「FREETEL」の最新モデルが「REI」。5.2インチのフルHDディスプレイを搭載したミドルクラスモデルだが、一般的なAndroidとは異なる操作性を備えていることが特徴だ。
例えば、Androidスマホはセンサー型の3つのフロントキーを搭載するのが一般的だが、REIにはiPhoneと同じように「押せるホームボタン」が搭載され、そこに指紋センサーも搭載している。
ホーム画面もAndroidよりはiPhoneに近く、iPhoneの「コントロールセンサー」に似た「スワイプアップランチャー」という画面が表示できる。おそらく、iPhoneを使っている人がスムーズに本機へ乗り換えさせるための施策だろうが、iPhoneと併用したい人にとっても便利な端末だろう。
人と差をつけたいなら「Moto Z Play」
価格:5万3,800円(税別)
大手キャリアのスマホでは味わえない、オンリーワンの独自性を体験できるのがモトローラ・モビリティ製の「Moto Z Play」だ。専用アクセサリー「Moto Mods」をドッキングすることで、高性能なデジカメになったり、高音質のオーディオプレーヤーになったりするユニークなスマホだ。
機能拡張を必要としない場合でも、レザーや木製のリアパネルで着せ替えを楽しめるなど、自分らしさをアピールできることが特徴。発売は10月中旬以降で予約受付が始まっている。
スマホ2台を使い分けることで、仕事用スマホにはよりビジネス用途に即したカスタマイズを施し、新しいプライベート用スマホで、趣味の世界や友人との交流を広がられるカスタマイズをして賢く使い分けができる。
充電の手間は倍になるが、1台だけを使うよりも電池切れの心配は軽減される。プラス月額1,000円の通信費用でスマホ2台持ちは実現するので、一度試してみる価値は十分にあるだろう。
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