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機械翻訳が進化しても“外国語を学ぶ価値”はあるのか? ホリエモンが意外な回答!

野口直希

2016/09/15(最終更新日:2016/09/15)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「言語の壁は超えれる!?」〜vol.732〜』では、ホリエモンがAIでの翻訳技術の現状と、そんな時代に外国語を学ぶことの意味について独自の見解を話した。

  今回取り上げたのは、「思うところあって44歳にして英会話の向上に努めておりますが、AI化による言葉の壁がなくなる時代は近いのでしょうか?」という質問。

ホリエモン「機械翻訳は、既にかなり実用的になっているよね」

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 ホリエモンは、「そこまで遠くないと思うけど、勉強したいんだったらしてもいいんじゃないかな」と回答。

 AI技術による翻訳技術の向上で、将来的には言語の壁がなくなるのかを尋ねた今回の質問。ホリエモンは、現時点でも機械の精度はかなり高まっていると考えている。
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 例えば、GoogleChromeでの翻訳やYouTubeの自動字幕は、正確な意味こそまだまだ捉え切れていないものの、おおよそのニュアンスを掴むことは十分可能。文章丸ごとの意味は分からなくとも、単語ごとの意味が分かれば、ある程度のリテラシーがあればあとは自力で補うことができる。

 現段階でも、AIによる翻訳は他言語を理解する上でかなり力になってくれるはずだ。こうした現状に、ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏は、「既に言語の壁を越えはじめているということ?」と質問。
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 今回のゲストで企業向けのbot開発APIも提供するWebコンサル企業の株式会社ユーザーローカル代表取締役 伊藤将雄氏は、「ネットにつながったPCがある状況でなら、かなりそうなってきている」と答えた。これからさらに機械翻訳が発展していけば、我々が言語の違いを意識する場面は、ますます減っていくはずだ。

ホリエモン「やっぱり、外国語を学びたい人は学べばいいんじゃないかな」

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 このように、現状でもAIによる翻訳はかなり実践的に使用されている。とはいえ、これには色々な領域が関わっており、「完全に言語の壁がなくなる」状態にどの程度近づいたのかをはかるのは簡単なことではない。

 機械翻訳に関わる領域の1つとして、伊藤氏は雇用の問題が存在すると考える。彼曰く、機械による翻訳がかなり進化したからといって、現在のような人間の翻訳家が完全にいなくなるわけではない。コストや利便性によって、人と機械を使い分ける状態が長く続く可能性もあるだろう。
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 しかし、ホリエモンはこの意見には否定的。「技術が完成したら、人の仕事は機械に置き換えられるんじゃないかな」と話す。現在研究が進んでいる機械学習は、人が学習するプロセスをそのまま機械に取り込むもの。そうした点を考えれば、ある程度の点まで機械翻訳の精度が上がれば、同時通訳などの人が担っていた翻訳は一気に機械が担当することになる可能性もあるのだ。

 AIによる翻訳技術が発展する一方で、今回の質問者は英語の技術を高めようとしているそうだが、ホリエモンはこれを否定しない。「(外国語が)出来なくてもいい世界になっているけど、やっぱり出来ないよりは出来た方がいいよね」と話す。自分に学ぶ意欲があるなら、それに正直になるのが一番だというのがホリエモンの考え方だ。
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 機械翻訳の精度はますます高まっており、既にかなり実用的になっている。とはいえ、それで他言語を学ぶ意味がなくなるわけではない。機械翻訳の進化は、外国語ができない人を助ける一方で、得意な人の可能性を更に広げることになるのかもしれない。

 ホリエモンが機械翻訳の現状を語った『堀江貴文のQ&A「言語の壁は超えれる!?」〜vol.732〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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