HOMEビジネス フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」

フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」

Seishiro Obara

2018/09/07(最終更新日:2018/09/07)


このエントリーをはてなブックマークに追加

フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」 1番目の画像

 近年ビジネス界では、増え続けるうつ病などにより、「メンタル」の重要性が非常に高まってきている。そんなメンタルという言葉だが、実は、スポーツ界では以前より親しみがあり、メンタルを上手くコントロールできるアスリートが上へとのし上がることができると言われている。

 そこで今回は、「ビッグマウス」という呼び名で名高い、サッカー日本代表“本田圭佑選手”のメンタルコントロール術に着目したい。彼が実践するメンタルコントロールは、スポーツ界だけではなく、ビジネス界を生きる私たちにとっても学ぶものが多い。今回は、その術を盗むべく、本田選手の様々なスタンスを紹介していきたい。

“本田圭佑”が広く認知されるに至った信念

フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」 2番目の画像

 現在、誰もが知るビッグクラブ“ACミラン”でエースナンバー10を背負う本田選手。小学生の頃に卒業文集で書いた、誰もが予測できなかった大きな夢を実現させた。

 また本田選手は、オーストリア3部のサッカーチーム、SVホルンを買収し、経営者としてもマルチな才能を発揮している。

 このように、本田選手は人々が想像もできないことを日々実現し、自らが思い描いてる夢をどんどん叶えている。しかし、その華やかな舞台の裏では、絶え間ない努力と、メンタルコントロールが本田選手を支えているのだ。

 ではここで、本田選手がどのようなメンタルコントロールで夢を叶えたのかに迫る。

あえて“大口を叩く”

 本田選手の呼び名でもある“ビッグマウス”。インタビューを受けるたびに大口を叩き、世間を賑わせている。これには賛否両論あるが、実はそれにこそ夢を叶えるための術が隠されている。「言ったことに責任をとる」という本田選手。あえて、大きな目標などを言うことにより、自分のハードルを上げ、責任感とプレッシャーを背負い、気を抜けない状況に自分を置く。そのように自らを追い込み「苦手意識の克服」「自分の強みを最大限活かす」「自信の強化」「緊張と集中力のコントロール」など、逆境を楽しんでいるのだ。

常に“目標”を立てる

 本田選手のメンタルの強さは、目標から逆算して自分に足りない点、今やるべきことなど、過程を細かに考える設定に基づいている。大きな目標でも、それを達成するために目の前の小さな目標を一つずつ乗り超えることで、ひいては大きな夢や目標を実現することができるのだ。本田選手は、その中でモチベーションコントロール」「目標設定と行動プランニング」「メンタルブロックの解除」を自らに課している。

絶対に“諦めない”

 巷では、諦めも大切だという考え方もある。しかし、本田選手は何があっても決して諦めてはいけないという。多くの人は、心のどこかで制限をしてしまいがちだ。「ここまで頑張ったからいい」「これ以上は無理」などと、自分自身で限界を決めてしまう。しかしそれでは、さらなる飛躍は決して訪れないだろう。本田選手は、どんなに困難でも、決して諦めないために「ストレスマネジメント」、仲間を引き連れる「 コミュニケーション力UP」「リーダーシップ」「ミスした後の切り替え」など、自分を律している。

“本田圭佑”に倣う“ビジネスマン”のメンタルコントロール

フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」 3番目の画像

 ここまで本田選手のメンタルコントロールについて言及してきたが、実はそれらはビジネスマンこそ実践しなくてはならないメンタルコントロールだったのだ。

 以前のU-NOTEの記事『日本には自信のない人が多すぎるーーストイックなあなたにメンタルトレーニングのススメ』でご紹介した、メンタルトレーナーの石津貴代氏による、ビジネスマンのメンタルコントロール術に、本田選手の実践している全ての言動が当てはまっていたのだ。

ビジネスマンが習得すべきメンタルコントロール

  • モチベーションコントロール
  • ストレスマネジメント
  • 自信の強化
  • コミュニケーション力UP
  • リーダーシップ
  • 自分の強みを最大限活かす
  • ミスした後の切り替え
  • 苦手意識の克服
  • 目標設定と行動プランニング
  • メンタルブロックの解除
  • 緊張と集中力のコントロール etc...

 毎日結果を求められるビジネスマンは、精神的に参ってしまうことも多々あるだろう。

 しかし、そんな時こそ本田選手を思い出してほしい。非常に難しいことではあるが、2、3点のメンタルコントロールのファクターを押さえられれば、こなせる仕事量や結果が変わってくるにちがいない。

 我々と同世代の本田選手。彼はサッカー界の天才である前に、メンタルトレーニングによる自己規律の天才でもあったのだ。

心も身体もすり減っている……仕事のノルマにストレスを感じている人へ

フィールドは違えど本質は同じ。:“本田圭佑”の伸びしろを生み出す「メンタルコントロール術」 4番目の画像

 営業職以外でも、営利組織である限りは「ノルマ」という言葉がついて回る。

 「ノルマ」「目標」を達成できないと、部署や上司によっては厳しく詰められることがある人もいるのではないだろうか。

 達成できない程に高く設定されたノルマ・目標設定は、人によってはモチベーションになるかもしれないが、大きなストレスになるという人もいる。

 もしも高すぎるノルマにストレスを感じているならば、メンタルを崩してしまう前に「転職」という選択肢を考えてみてほしい。

ストレスが限界まで溜まると「選択肢」が狭まる

 ストレスが限界まで溜まり、「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病気にかかると、転職活動をする余裕すらなくなってしまう。

 そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。

 転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつき転職しづらくなってしまった……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。

 ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。


hatenaはてブ


この記事の関連キーワード