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ホリエモン「『将来やろう』は絶対成功しない!」 “好きなことを仕事にする”ための発想転換法とは?

野口直希

2016/09/08(最終更新日:2016/09/08)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「好きな事を職業にする方法!?」〜vol.728〜』では、ホリエモンが好きなことを仕事にするために見落としがちな、発想の転換方法を語った。

 今回取り上げたのは、「とりあえず将来起業したいです。お金を持ちたいのもありますが、今の自分の人生はまさにレールの上を絶好調で突っ走っている感じなので、そこから抜け出して刺激が欲しいです。ダンスが好きで得意なため、それを活かしたいのですが……。できるとしたら、バンカラの延長線上でダンサーとお客をマッチングさせるみたいな感じですか?」という質問。

ホリエモン「『将来起業したい』なんて言う人が成功するわけないじゃん」

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 ホリエモンは、「ダンスビジネスといえば、『バーレスクTOKYO』とか『おたま』が上手くいっているよね」と回答。

 自身のあるダンスを活かして将来起業したいという質問者に対してホリエモンは、「『将来起業したい』というのが全く分からないんだよね」と怒り心頭。「結局は、起業なんてやりたくないんじゃないかな」と、アドバイスしたところで質問者は起業をしないと予想している。
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 ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏もこれに同意し、「しばらくしたらアイデアが湧いたり協力者が出たりすると考えているのでは」と推察。しかし、それではダメなのが起業家という仕事。というのも、今回のゲストでコンサルティング経験を多く持つLiNK-UP株式会社 代表取締役社長CEO 小田吉男氏が言うように、環境が整ってから動くのではなく、自分で環境を整えるのが起業家だからだ。

 ホリエモンは結局、「こんな姿勢じゃ環境が整っても失敗する。こういう質問は送ってこないでほしい」と激怒。質問者のなあなあな姿勢が透けて見える文章に、ホリエモンはまともに取り合う気すら湧かないようだ。

ホリエモン「エンタメ産業は、有名にならなくても稼げる場所を用意するのも大切だよね」

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 続いて話題はダンスを活かした起業に。小田氏は、世間で言われている以上にダンスは特殊なスキルだと考えており、「子供の頃からダンスをやっていたような人が、嫌々サラリーマンになるのは勿体ない」と話す。

 こうした人々でも食べていけるようにする場所として機能しているのが、最近話題の「バーレスクTOKYO」だ。これはダンサーが、ショーをしていない間に接客もしてくれるお店。ダンス以外にも収入源があるので、ダンサーたちも好きなことをしながら生計を立てやすいというわけだ。
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 これを受けてホリエモンは、業界構造を考えるときの分類として「儲かる/儲からない」という縦軸と、「有名/無名」という横軸の図を使うことができると話す。もちろん理想は、有名かつ儲けることができる立場だが、ダンサー業界でそれはEXILEのトップなどごく一部だ。

 「この図で言えば『バーレスクTOKYO』は、有名じゃないけど儲けることができる人たちだよね」とホリエモン。好きなことを職業にしようとすると、EXILEのような有名で儲けることができる立場ばかりを想定してパイの少なさに絶望するが、冷静に稼げる場所を探せば、このような選択肢だって視野に入れることもできる。

 前述のような業態で少しずつ実績と知名度を高めていったバーレスクTOKYOは、最近では3,000人規模のライブも実施したらしい。ニッチな活動で確実な収入を得ながら人気を集めたからこそ、メジャーな舞台への進出を果たすことができたといえるだろう。
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 このように好きなことを職業にするためには、必ずしもメジャーな場所を探す必要はないし、あるいはそうした人たちを助ける地盤を作ることもできるのが、起業の魅力でもある。ホリエモンも言うように、好きなことを活かしていつか起業したいと言っているようでは、成功の見込みはない。それを活かせる土壌をいますぐ作り始めた人だけが、現実の困難や称賛を噛みしめながら起業を軌道に乗せることができるのだ。

 ホリエモンが好きなことを仕事にするための考え方を語った『堀江貴文のQ&A「好きな事を職業にする方法!?」〜vol.728〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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