ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「新しいエンターテイメントの形!?」〜vol.727〜』では、ホリエモンが現在著しい勢いで衰退している銭湯の新たな可能性を語った。
今回取り上げたのは、「東京ドームシティってどうしたらもっと面白くなりますか? 堀江さんが株式会社東京ドームの経営者ならどうしますか? せっかくの一等地なのに、まだ活かしきれてないような気がします」という質問。
ホリエモン「東京ドームシティは、飲食店が全くイケてない!」
ホリエモンは、「最新のイケてるコンテンツを作っているところや、飲食店に声をかけていくかな」と回答。
東京ドームシティをもっと面白くする方法を尋ねた今回の質問。ホリエモンは色々と案はあるようだが、大前提として「既になんだかんだで東京ドームシティは儲かっているんだよね」と話す。だから、改善策があったとしても実行する必要性がそこまでないのだ。
今回のゲストでコンサルティング経験も多く持つLiNK-UP株式会社代表取締役社長CEO 小田吉男氏は、現状の問題点として、後楽園遊園地では一つひとつのアトラクションに乗る際にそれぞれチケットを購入する必要があることを挙げる。「アトラクションを全部無料にして人を集めるようにして、飲食店の家賃を高くする方がいいんじゃないかな」と話す。
ホリエモンもこれに賛同するが、さらに「いまは園内の飲食店が全く美味しくないよね」と付け加える。飲食店は、人の数の割に店舗数が十分でない印象もあり、こちらもまだまだ改善の余地がありそう。
とはいえ、それでも「ラクーアは大人気だよね」と小田氏。スパ併設でアトラクションとしてもリラクゼーションとしても楽しめるラクーアは、開店から既に10年以上経っているが、先日小田氏が訪れた際には未だに満員で入場できなかったそうだ。
ホリエモン「これからは銭湯が流行る!」
ここで話題は東京ドームシティを離れて、ホリエモンたちがこれからヒットすると考えるビジネスの話に。「ラクーアが大人気なのに、街の銭湯は全く人気ないよね」とホリエモン。多くの人々の暮らしからは遠のいてしまった印象がある銭湯だが、ホリエモンはここから新たなブームが起こると考えている。
その根拠の1つとして、銭湯は外国人観光客から熱烈な支持を受けていること。小田氏によれば、Airbnbで銭湯が近くにある物件は、外国人がかなり泊まりに来るのだそう。お風呂は銭湯を利用して、素泊まりとして利用する形だ。
とはいえ、銭湯の衰退スピードは著しく、全体の5%が毎年廃業に追い込まれているほど。ホリエモンは「これをリノベーションして宿泊施設を作ればいいよね」と提案する。
彼によれば、銭湯を活用して集客に成功した街は既に存在しており、一例として街全体がホテルになった地域の話を挙げる。そこでは各家がフロント用、宿泊用というように分化しており、観光客は街中をぶらつきながら飲食店や商店街、銭湯を楽しめるのだという。
このように街全体を1つの施設に見立てることで、相乗効果を生み出し、街全体の活性化につながる。こうした着想を参考にして改めて東京ドームシティの話に戻れば、「遊園地の中にホテルを建てればいいよね」とホリエモン。遊園地を内部から一望でき、宿泊中はアトラクションも乗り放題のホテルなら、多少値が張っても利用する人はかなりいそうだ。
銭湯にも東京ドームシティにもいることだが、1つの施設自体はありふれていたとしても、それを組み合わせれば全く新しい施設を生み出すことができる。新たなサービスを作るときは何もゼロから全く新しいものを生み出さなくても、既存品を組み合わせるだけでもかなりのバリューを発揮できるのだ。
ホリエモンが銭湯の可能性を語った『堀江貴文のQ&A「新しいエンターテイメントの形!?」〜vol.727〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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