ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「理由をつくれ!!」〜vol.724〜』では、ホリエモンが最近増えつつある付加価値のある列車サービスの現状を語った。
今回取り上げたのは、「現在、色んな鉄道会社が乗って楽しい個性的な列車をつくっていますが、どんな要素があれば、地方で走らせてもわざわざ東京から行きたいと思わせることができますか? ただし、『ななつ星』のように庶民が手出せない豪華列車ではなく、一般の人も購入できる価格帯の列車を想定しています」という質問。
ホリエモン「面白くてリーズナブルな地方列車は、既にたくさんあるよ!」
ホリエモンは、「レストラン列車とか、アニメの聖地巡礼列車とか。色々あるよ!」と回答。
東京からも集客できる魅力的な地方列車を尋ねた今回の質問に、ホリエモンは既に色々なアイデアが実現されていると指摘。例えば、青森県では海の幸のフルコースを食べることができる列車があり、すぐに満席になってしまうほどの人気なのだそうだ。
質問者は庶民に手が出せないほど高価なものは避けたいというが、こちらは2〜3万円程度でそこそこリーズナブル。質問者も挙げる「ななつ星」は、最低でも一泊15万円以上かかる超富裕層向け。それでも予約は1年以上先まで埋まるほど大人気なので、近年ではこれを真似したようなサービスが次々と登場しているのだ。
今回のゲストで弓矢を使った新感覚サバイバルゲーム「アーチェリーハント」などがプレイできる株式会社ASOBIBAの代表取締役 小林肇氏は、「列車を移動手段からずらすことができればいい」とアドバイスし、これにホリエモンも賛同。列車に乗ること自体が観光になるような体験を、いかに提供できるかがカギなのだ。
山手線でストリートパフォーマンスを観劇!?
列車の中がメインになるような貴重な体験として現在提供されているのが、例えば地元B級グルメを堪能できるサービスなどだ。また、ホリエモンが回答で示すように、アニメの聖地巡礼とのコラボなども人気を集めそうだ。
とはいえ、そもそも電車に乗って外の風景を眺めるのはそれだけでとても気持ちの良いもの。ホリエモンは、「その『普通に気持ち良いところ』にわざわざ行きたくなるような理由を付けるだけなんだよね」と列車サービスの考え方を語る。例えば、今だったらレアなポケモンが出る場所を通る「ポケモンGO」列車などでも集客できるかもしれない。
列車に乗る気持ち良さという点から、小林氏は「深夜に山手線を遅めのスピードで回るサービスを作ってほしい」と話す。たしかに、東京の各駅をゆっくり眺めるのはなかなかできない体験だ。
また、そこに最近話題の「THE RIDE」を組み合わせても面白そう。「THE RIDE」は、走行中のバス内から街中で繰り広げられるパフォーマンスを観劇するツアーで、NYなどで人気を博している。普段利用する山手線各駅でこうした催しを観ることができたら、観劇もひとしおだ。
このようにアイデアは尽きないが、「鉄道会社が固いからなかなか難しいんだよね」とホリエモン。それでもホリエモンの周囲にも新たな鉄道旅行に期待する人は多く、今度のホリエモンオンラインサロンの合宿では鉄道で北海道まで行く予定なのだという。
まだまだ障壁も少なくないが、魅力的な鉄道旅行のプランはいま次々と生まれている。こうした試みが、衰退しつつある田舎の鉄道産業の救世主になるのかもしれない。
ホリエモンが新たな鉄道サービス案を語った『堀江貴文のQ&A「理由をつくれ!!」〜vol.724〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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