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ホリエモン「○○に焼酎が置いていないのはおかしい」 これまでにない新たな“お酒の浸透戦略”とは?

野口直希

2016/08/25(最終更新日:2016/08/25)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「日本の常識にはとらわれない!!」〜vol.721〜』では、ホリエモンが焼酎の販売場所としてこれまでにない新たな案を提案。

 今回取り上げたのは、「鹿児島での技術習得を経て、ハワイのオアフ島で現地のサツマイモを使った芋焼酎造りをスタートしようと準備を進めていて、ゆくゆくはNY、LAの飲食店や酒屋に卸したいと考えています。アメリカ本土では昨今の和食ブームの勢いと共に日本酒の消費量は年々伸びていますが、焼酎に関しては未だに韓国産が主流で、日本の本格焼酎は伸び悩んでいるのが現状です。

 ソフトリカーやハードリカー等、ライセンスの問題もありますが、まずは韓国産との差別化や日本の焼酎本来の飲み方などのプロモーションが大切なのかなと考えております。堀江さんなら、アメリカでジャパニーズ焼酎を浸透させる戦略として何から進めていきますか?」という質問。

ホリエモン「まずは知名度を上げなきゃ!」

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 ホリエモンは、「『焼酎×鮨』や『焼酎×和牛』みたいな魅力のあるイベントを展開してインフルエンサー層を集める」と回答。

 アメリカで日本の焼酎を流行らせようとする今回の質問者に対して、ホリエモンは魅力的なイベントの開催を提案。インフルエンサーに目を付けてもらうことで広範囲に拡散され、知名度が一気に高まるからだ。
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 この回答からも分かるように、アメリカでの焼酎普及にとっての最大の障壁は、そもそも存在を知られていないことだとホリエモン。とはいえ、近年では日本酒がブームを巻き起こしており、焼酎のヒットも難しくはなさそうだ。

 消費者に認知されるのも重要だが、市場での流通量を増すには飲食店や小売店、さらには卸売りも兼ねた酒屋が重要になってくる。ホリエモンがイベント展開をオススメするのは、イベントに招待すればこうした人たちにもリーチできるからだろう。

ホリエモン「ラーメン屋に日本酒や焼酎が置いてないのはおかしいよね?」

 さらに焼酎普及のための施策を提案するホリエモン。一口に焼酎と言っても、ソーダ割りやお湯割りといった割り方、更にはお湯割りでは予めグラスを温めておくかなど、様々な飲み方がある。これらの適正な飲み方、つまりは文化そのものを伝えるのも有効だとホリエモンはいう。
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 また、リーチ先としてあまり注目されていない場所にホリエモンは意外な場所を挙げる。それは、何とラーメン屋だ。ラーメン屋で焼酎というと日本人にもあまり馴染みがないが、「パスタ屋でワインやビールを飲むのは日本人からすれば普通だよね」という。

 「そもそも、ラーメン屋があるからパスタ屋という文化も日本的だよね」と飲食店の専門店という文化の特異性を示唆するホリエモン。そして、このように考えてみれば、もはや完全に日本食といえるラーメンの専門店で日本酒や焼酎を提供するというのは、日本文化のリーチ先としてかなり理にかなっているのだ。
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 近年では日本のラーメン屋でも飲酒できる場所は増えてきたが、日本酒や焼酎との組み合わせはまだまだ珍しい。「みんな全く気付いてないけど、日本食のラーメン屋で日本のお酒を提供するのは当たり前でしょ」とホリエモン。

 ホリエモンの言葉を聞いていると、確かにラーメン屋に日本酒や焼酎がないのが不自然にも思えてくる。論理的に考えてみることで、既存の常識に違和感を覚えることができる。そこにいち早く気づくことができれば、新たな市場を開拓できるはずだ。

 ホリエモンが焼酎のマーケティングを語った『堀江貴文のQ&A「日本の常識にはとらわれない!!」〜vol.721〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!

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