ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「コネを言い訳にするな!!」〜vol.718〜』では、ホリエモンがコネを持たないことを嘆く質問者に厳しい喝を入れた。
今回取り上げたのは、「農作物の輸出ビジネスについて質問です。私は、地方の農作物を東京に持ってきて物産展などを開催する仕事を行なっており、最近は地方とのコネクションを活かした海外展開を考えてます。シンガポールのホテルなどで『質の高い日本の農作物を業務用(料理の材料)として欲してる』という話を聞きました。シンガポールには既にそういう食材ブローカーはいるようですが、偽物を売りつける業者も多く、ホテル側にニーズはありそうなので、そこで勝負できると考えております。
私が扱ってるのは、貝柱などの海産物や和牛、野菜なのですが、シンガポールのホテルと直接の面識はありません。そこで、コネクションの作り方についてアドバイス欲しいです。取引を開始するには、飛び込み営業などになるのでしょうか? 一応、紹介者はいるのですが、彼には他の仕事もあり、適当に往なされてる感じで、どこまで本気か微妙です……」という質問。
ホリエモン「コネなんて関係ないでしょ」
ホリエモンは、「普通にメールやSNSで売り込んでみるのがいいんじゃないかな。日本とは違って、コネクションはそこまで重要じゃないと思うよ」と回答。
シンガポールへ農作物を輸出しようと画策している今回の質問者だが、悩みの種はコネクションの作り方。紹介者はいるものの、直接シンガポール人に知り合いがいるわけでもないので、どうやって売り込みをかければいいか迷っているという。
これに対するホリエモンの回答は至ってシンプルで、まずはメールやSNSで連絡してみればいいとのこと。「コネがないとかよくいわれるけど、いまはSNSがあるんだから関係ないでしょ」というように、連絡手段に限りがあった昔ならまだしも、現代ではコネの有無はそこまで重要ではない。
SNSやメールで魅力的なプランを持ちかけることさえできれば、どこの国とだって一瞬で取引を始めることができるのが現社会だ。どうやってコネを作るか考える暇があるなら、少しでもプランの精度を練って手当たり次第に連絡してみるべきなのだ。
ホリエモン「和牛王・浜田氏は『ノリ』で交渉するね」
営業上手の一例としてホリエモンは、以前ホリエモンチャンネルにも出演したブランド和牛の海外輸出事業を手掛ける株式会社VIVA JAPAN代表取締役社長の浜田寿人氏を紹介。VIVA JAPANでは新鮮で美味しい日本の和牛を各地に提供しているが、浜田氏が和牛をとにかくノリで交渉しているとホリエモンは語る。
浜田氏は全国各地を自分の足で飛び回り、出会った人とすぐ仲良くなってしまうのだという。仲良くなった人の商品なら、やはりどうしても買いたいと思ってしまうだろう。人を捉えて離さない魅力が、浜田氏の最大の営業スキルなのだ。
人と仲良くなるために一番大切なのは、やはり直接対面で話し合うこと。SNSでいつでもどこでも連絡がとれるようになったからこそ、リアルでのコミュニケーションが効果的な場面も少なくない。
大切なのは、ネットでのコミュニケーションとリアルのコミュニケーションを目的やフェイズによって、うまく使い分けることだろう。まずは自分を認知してほしい、興味を持ってほしいという場合はメールやSNSで連絡してみて、その後実際に会って距離をつめる、といった具合だ。
いずれにせよ、ホリエモンもいうようにコミュニケーションの手段が多様になった現代では、コネがなくても赤の他人とビジネスができる距離にまで近づくことは、そう難しくない。コネがないことを嘆くのではなく、ネットでもリアルでも、とにかく行動してみればきっと道は開けるはずだ。
ホリエモンが営業のかけかたについて語った『堀江貴文のQ&A「コネを言い訳にするな!!」〜vol.718〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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