ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「安売りするな!!」〜vol.716〜』では、ホリエモンがグルジアワインの認知度を上げたい質問者に、ブランディングのコツをアドバイス。
今回取り上げたのは、「ジョージア(旧グルジア)のワイン輸入販売をしているのですが、『ワイン発祥の地』『クレオパトラの涙』と呼ばれているのに、なかなか認知度が上がりません。認知度を上げる方法として、クラウドファンディングでワインを格安で提供しようと考えているのですが、他に有効なPR方法はありますか?」という質問。
ホリエモン「ワインは結局、ブランディングだよ」
ホリエモンは、「レストランや酒屋を一つひとつ回って担当者に試飲してもらって良さを伝える、地道な営業しかないと思うよ。安売りは愚の骨頂だよ」と回答。
グルジアというワイン発祥の地が産地のワインを販売するが、どうにも売り上げがイマイチだという今回の質問者。クラウドファンディングを使ったワインの格安提供を画策するが、ホリエモンは「安売りはダメだよ」と大反対。
その理由としてホリエモンは、ワインは特にブランディングが重要な商品だと指摘する。安売りは知名度のアップにはつながるが、その代わりに「安価な商品」というイメージを持たれてしまう。一度ついてしまった印象を拭い去るのは、そう簡単なことではないだろう。
今回のグルジアワインをホリエモンは知っているらしく、ちょっと甘めのワインだと評価するが、「ほとんどの人には味の違いなんてそこまで分からないよね」とぶっちゃけた意見。安売りが違うとすれば、ホリエモンならばどうやってグルジアワインを売るのだろうか?
ホリエモン「あまりワインに詳しくない店に営業をかけたらどうかな?」
ホリエモンチャンネルアシスタントの寺田有希氏は、一案として最近増えてきている色んなワインが飲めるタイプのイベントに出品するよう提案するが、ホリエモンは「それは違うと思う」と即答。こうした場所に来る人も、結局は安価で飲みやすいワインを求めていることが多いため、ブランディングの方向性が合わないという。
とはいっても、高級なフランス料理店に営業をかけることもホリエモンは勧めない。味に厳しく、また既に料理と調和がとれるワインも複数存在しているであろう場所で好評を博すのは至難の技だろう。
最終的にホリエモンは、「あまりワインに詳しくない店とかに置いてもらったらどうかな」と提案。グルジアワインの最大の強みはなんといっても「ワイン発祥の地」という点なので、ワインに強くない店でもそうしたウンチクをウリにすることができる。折角パッと見で目を引くようなウリがあるのだから、ワイン自体のクオリティにこだわる店より効果的だということだろう。
最近はクラウドファンディングも一般化し、認知度アップのためのイベントなどの開催はかなり容易になっている。しかし、自分の製品・サービスの内容によってはそうした「安売り」イベントはむしろ逆効果。サービスの強みを生かすブランディングとはどんなものかを考えた上で、どうやって認知度を上げるべきかを考えるべきなのだ。
ホリエモンがワインのブランディングについて語った『堀江貴文のQ&A「安売りするな!!」〜vol.716〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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