第一印象は、笑顔が肝心――だが、あなたのその歯、黄ばんではいないだろうか? 黄ばんだ歯が口元からのぞいては、良い印象を大きく損ねてしまう恐れがある。しかし逆に言えば、よくケアされたきれいな白い歯は、周囲に好印象を与えてくれる。あなたの周りの仕事ができる人を思い浮かべてみて欲しい。白い歯を持ってはいないだろうか? 今回は、その「白い歯」にフォーカスしよう。
「歯が白い」だけでビジネスが上手くいく? 驚きの調査結果
出典:01.gatag.net 世界的に読まれている英国の大衆新聞サイトMail Onlineでは、イギリスの男女2000人に対して「白い歯」についての調査を行った。その調査結果がこちらだ。
歯が白い人は、雇用率が10%上がる
調査に参加した男性の三分の一が、白い歯に対しての印象について「栄光を手にしそうな」「知的な」「大学できちんとした教育を受けていそうな」といったキーワードを挙げている。その好印象が影響してか、歯が白いと採用に至るチャンスが10%上がるというデータも出ている。
歯が白いと、5歳若く見える
歯が白い人は、他人の目からは実年齢よりも5歳若く映っていることが判明。白く健康的な歯を保つことが、見た目年齢も若く保っているそうだ。
以上の点から、イギリスでは、白い歯が活き活きした印象を与え、それが良い結果に繋がっていることが分かる。欧米では特に歯の美意識(歯の白さ、歯並びの良さ)が高く、ビジネスマナーとしても重要視される。今日では日本でもその価値観が浸透しつつある。
なぜ歯が黄ばんでしまうのか?
出典:free-photos.gatag.net「ステイン」が付着するから
ステインとは、食べ物に含まれる色素成分がもとで発生する歯の着色汚れのことだ。具体的には、コーヒー、紅茶、お茶、ワインなどに含まれる独特の渋み成分タンニンや、タバコに含まれるヤニがステインのもとになる。このステインがこびりついていると、歯が黄ばんで見えるのだ。
菌により「エナメル質」が損なわれるから
左図の白い部分がエナメル質、黄色い部分が象牙質である。歯が菌に攻撃されると表面のエナメル質が破壊され、内側の象牙質が表れるため、歯の白さが損なわれて黄ばんだ歯になってしまう。
「歯を白くする」4つの基本と食べ物
「歯を白くする」と言うと、歯科医院に通院をして治療をする……といったイメージを持つ人がいるかもしれないが、そうとは限らない。歯を白くする方法はごく身近なところにあるのだ。まずは、デンタルケアの基本から見てみよう。
デンタルケアの基本
歯を白くするポイントは日頃のケアにある。普段使っているケア用品を見直して、歯を白くするケアを心掛けよう。また、以下の中で使っていないものがあった人は、是非取り入れてみてほしい。
デンタルケアの4つの基本
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歯ブラシ
ホワイトニングパッドがついた「消しゴム」部分のあるものがおすすめ -
歯磨き粉
通常の歯磨き粉にひとつまみの重曹をふりかけると研磨作用アップ -
フロス
歯の隙間まで丁寧にケアしよう -
洗口液
歯磨き後の仕上げのすすぎで口内環境を整える
ここまでは食後のケアについて説明した。しかし、食べ物すべてが着色汚れをもたらすわけではなく、むしろ咀嚼することで白い歯を保ってくれるものも存在する。以下、歯を白くする食べ物について紹介したい。
歯を白くする食べ物
歯を白くする食べ物の中に特別なものは一切なく、スーパーに行けば簡単に手に入る。上にまとめたデンタルケアの4つの基本と合わせて、普段の食生活に取り入れてみよう。
食べ物の成分と効果
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りんご、イチゴ、梅、トマト、梨
「リンゴ酸」に歯の色素や黄ばみを防ぐ効果がある -
マンゴー、キウイ、パイナップル
タンパク質を分解する酵素が歯に付着した汚れを取る -
たまねぎ
殺菌効果があり、黄ばみの原因である菌を除去する -
ブロッコリー
「鉄」が膜状になり、白いエナメル質を酸から守る
白い歯のためのデンタルケアは、どれも身近で簡単に実践できるものばかりだ。特に、予防効果のある食べ物なら、今日から実践できる。
第一印象から差をつけることができる白い歯は、ビジネスシーンにおいて重要な武器のひとつだといってもいいだろう。あなたも白い歯を手に入れて、笑顔から一味違うビジネスマンを目指してほしい。
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