ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「自分次第!?」〜vol.714〜』では、ホリエモンが農園経営者からの新規ビジネスの質問に「これじゃアドバイスできないよ」と厳しい回答を寄せた。
今回取り上げたのは、「小規模農園を営んでおり、現在は主に飲食店に月額定額で卸しています。今後、農地の拡大、売り先の拡大をするか、それとも農地は大きくせずに、野菜以外からの収入を増やす努力をする方が良いのか迷っています(ブランディングしての物販やプロデュースやアドバイスなど)。堀江さんならどのような判断をなされますか?」という質問。
ホリエモン「この情報だけじゃ、アドバイスできないよ」
ホリエモンは、「さあ。どれくらいの規模でやっているのか、どんな作物でどんな利益率なのか分からないから判断のしようがないね。とりあえず好きなようにやってみれば?」と回答。
今回は、これから農地を拡大するか、野菜以外から収入を得るか悩んでいる小規模農園経営者からの質問。これに対してホリエモンは、「これだけじゃ分からない」と冷淡な反応だ。
質問者は現在、農産物を月額定額で飲食店に卸しているそうだが、今回のゲストで農産物や水産物を生産者が直接販売できるプラットフォーム「OWNERS」を運営する株式会社エル・エス・ピーのOWNERS運営責任者 谷川圭氏は、同じ農産物を扱うビジネスの立場から「飲食店との月額契約は、利用客や店の在庫にも左右されそうだけどどうやりくりしているんだろう」と疑問を提示。こうした観点からも、無駄なコストが生まれている可能性はありそうだ。
とはいえ今回の質問は新施策について。しかし、ホリエモンは「結局、自分がどうしたいか次第だよね。多分(ビジネスを)拡大させたいんだろうけど」とバッサリ。それならば、質問者はどうすべきなのだろうか?
ホリエモン「迷うくらいなら、とりあえずやってみれば?」
ホリエモンが質問者に具体的なアドバイスをできない理由は、1つは現在扱っている作物などの情報があまりに足りないから。しかし、他にも決定的な要因がある。それは、「質問者がセンスを持っているかどうかが分からないんだよね」とホリエモン。
一口に農作物といっても、一般的な野菜からイタリアンで使うハーブのような希少野菜まで多種多様だ。どの野菜だから確実に儲かるというものではない。それぞれの特性を理解した上で、有効なブランディングを行うのが成功の秘訣なのだ。
その場合、重要なのは野菜をじっくり調べる研究熱心な性格や丁寧に野菜を育てるひたむきさ。「そういう人だったら色々できるはずだけど、そうじゃなかったら今のままの方がよさそうだよね」とホリエモン。
ビジネスの正解は1つではなく、その人の性格や趣向による。だから、ホリエモンは現在の情報だけではアドバイスができないと判断したのだ。とはいえ、「こんなことで迷っても仕方ないんじゃない?」ともアドバイス。何をすればいいか悩むくらいなら、とりあえず行動してみれば自分の適性も分かってくるだろう。
ホリエモンがビジネスの指針の考え方について語った『堀江貴文のQ&A「自分次第!?」〜vol.714〜』。動画が見たい方はコチラからどうぞ!
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