一口にゴールドと言っても、色や、純金の割合、輝きによって印象は大きく変わるということはご存知だろうか。ふとした瞬間にきらめくゴールドはその人の魅力を引き立たせたりする。安価な買い物ではないので、せっかくならそれぞれのゴールドの魅力を知った上で選んでみるのがいいだろう。今回はそんなゴールドの個性、魅力に迫っていきたい。
ゴールドは大きく三種類に分類されている
YG(イエローゴールド)
イエローゴールドは一般的によく知られている金色をしたゴールド。金属の代名詞ともいえるだろう。75%の金以外に割金(わりがね)として銅と銀を同じ割合で混ぜている。純度100%のゴールドはとても柔らかいため、割金はゴールドの硬度をあげる役割を果たしている。
WG(ホワイトゴールド)
プラチナ以外の白い金属といえばホワイトゴールド。金の割合はイエローゴールドと変わらないが、ロジウムという白色の金属で表面をメッキ加工している点が異なっている。このロジウム加工を行うことにより、美しい白色の輝き放つことができる。
PG(ピングゴールド)
ピンクゴールドの場合、通常のイエローゴールド、ピンクゴールドと金の割金はかわらないが、金以外の複合物質の割合に違いがある。銅の割合を多くすることで、全体的に赤っぽい輝きをだし、そこにパラジウム(白金属)という貴金属を割金として入れることで、赤みを調節している。銅とパラジウムの割合次第で、赤に近いピンクや、オレンジイエローに近いピンクを表現できるため、幅広く活用できるところが特徴である。
意外と知られていない、ゴールドの純度の違いとは
10K
10Kは42%が純金で残りの58%は他金属が含まれている。純金が半分以下のため、硬度が高いが、純度の高い金と比べるとどうしても輝きは落ちてしまう。しかし、価格の安さで手に入りやすく、様々な場所で見かけることができるので人気を博している。
18K
18Kは75%が純金で残りの25%に他金属が含まれている。硬度が比較的高いので、ジュエリー、時計、カメラなどに向いており、なおかつ純度が高いことが魅力の一つになっている。
24K
24Kは全体の99.99%が混合物の入っていない純粋な金である。また混合物がほぼ入っていないため、永久的な輝きを保つことができる点が最大の魅力だ。しかし、ほぼ純金なため軟らかく、ジュエリーとして加工されることは滅多にない。資産家が相場が高くなる頃を見計らって売却するなどということもしばしある。
ちなみに金箔は23K、純銀が4.90%、純銅が0.66%入っている。
肌の色によって似合うゴールドの色も違う!?
YG(イエローゴールド)が似合う人
肌が明るく透明感があるクリーム系、またはマットな質感のオークル系の人によく似合う。一般的に日焼けした肌や、黄味がかった肌の人に好ましく、より魅力を引き出してくれる。
WG(ホワイトゴールド)が似合う人
くせのない白色のため、肌の色を問わないオールマイティなゴールド。日本人のような黄味が強い肌にもよく似合う。
PG(ピングゴールド)が似合う人
肌の色が色白で、皮膚の薄い頬に血色がある人におすすめ。但し、ピンクゴールドは色の幅が広いため判断が難しく、実際に肌に合わせて他と比べてみるのが無難かもしれない。
様々なゴールドの種類に触れてみて、それぞれの個性や、魅力を知ることができた。もちろん自分に似合ったゴールドの色は人それぞれであって、これであるべきということはない。是非、自分の魅力を引き出してくれるジュエリーに出会ってほしい。
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