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ロードバイク入門! ホイールをカスタマイズして違いを実感しよう!

粕谷満子

2016/11/30(最終更新日:2016/11/30)


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出典:www.mtbvalgardena.com
 ロードバイクに乗っている人の姿を見かけるとどこか憧れる……という方はそれなりにいるのではないか。今回はそのような憧れから一歩踏み出してロードバイクに挑戦しようという方のために、簡単にロードバイクの楽しみを実感できるポイントをお伝えしようと思う。

ホイールひとつでこんなに違う!

 ホイールを変えたところで……と疑いたくなる気持ちも分かるが、事実ホイール一つ変えるだけでかなり走行するときの感覚が変わってくる。これにハマっていくと、ちょっとしたシティサイクルにはこのホイール、ヒルクライムはこれ、ロードレースはこれ……というような、用途に応じた使い分けまでするようになってくる。

 さて、そのホイールであるがいくつかあるのでざっと紹介しよう。まずは完組ホイール。これはホイールメーカーがホイールの構成部品すべてを設計し、ホイールとしての機能を最大限に引き出そうとして作られたものである。このホイールにより走りが滑らかになったりハンドリングが楽になったりと、全体的に走りが軽くなる印象があるのがこの完組ホイールである。

 次に軽量ロードホイール。名前の通り非常に軽いホイールになるので、漕ぎ出しの際の負荷がかなり軽減されるのがメリットである。坂道や信号が多い場所などではそのメリットを最大限発揮できるものとなっている。初心者からベテランまで幅広い人に人気である。

 最後にエアロホイール。上級者になってくると空気抵抗がどうしても厄介に感じてきてしまい、それを取り除きたくなる。そんな願いに対応したのがこのエアロホイールである。リムを高くすることによって必要なスポークの数を減らし、空気抵抗を極限まで抑えたホイールである。初心者はこれに手を出す必要はないだろう。

ホイールの選び方のコツは?

 さて、いよいよホイールを選ぶところに来たわけだが、先ほどのような用途による種類分けではなく、よりホイールの性質に沿った分類を紹介するので、これをひとつ参考にホイール選びをしてほしい。

 まずはクリンチャーホイール。タイヤとチューブが別々になっているので、パンク後の修理も楽。種類も多く最もポピュラーなものである。

 次にチューブラーホイール。これはホイールに接着するタイプのもので、比較的軽量になる点が特徴。パンクもしにくい構造で、タイヤの消耗も均一になるような力の加わり方をする点もメリットの一つ。ただしパンク後の修理が困難で、実質的にはタイヤは使い捨てになってしまうことが注意ポイント。

 最後はチューブレスホイール。中にチューブが入っていないため、低圧に設定することによりバイクの乗り心地の向上にも期待ができる。パンクのリスクはシーラント剤の使用により軽減することが可能である。

 このような種類分けでホイールを選ぶとすると、初心者にはクリンチャーがおすすめである。

初心者にもおすすめのホイールはこれ!

 基本的には、やはりトップブランドである「シマノ」の製品がオーソドックスであるから、そのあたりを見てみるのが良いと言える。値段はそれなりにはかかるものもあるが、耐久度もあり定番商品が多いので初めの一つには最適だろう。

シマノ:DURA ACE (デュラエース)WH-9000-C24

 軽量ホイールではこれが大定番商品だという。ショップの人たちも口をそろえておすすめするものなので、このホイールの性能は間違いなくお墨付きと言える。漕ぎ出しが非常に軽く乗り心地も抜群。

シマノ:ULTEGRA (アルテグラ)WH-6800

 デュラエースは少々値が張るという方にはこのアルテグラ。初めてのホイール交換には最も適している。チューブレスにも対応しており、非常に優秀な性能とコストパフォーマンスから人気を集めている。

 
 少々敷居が高いと感じられるロードバイクであるが、少し楽しそうにも感じられたのではないか。パーツ一つで大きく走りが変わる瞬間をぜひとも体感していただきたい。いきなりお金を積むのは嫌という人にも、優しい価格帯で用意があるので、気になる方はまずチャレンジしてみてはどうだろうか。

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