せっかくの楽しみな海外旅行でも、重いスーツケースを持って移動することだけが面倒、という人にオススメの空港宅配サービスがあることをご存知だろうか? これは自宅から出発する空港まで郵送してくれて荷物を受け取るのは旅行先の海外の空港で良いという非常に便利なサービスである。今回の記事ではそんな空港宅配サービスについて、利用できる荷物の制限や料金などを中心にまとめていく。
スーツケースを持ち運ばなくても旅行が楽しめるサービス!
海外旅行をする際、大きなスーツケースを持って空港まで行き、その荷物を手荷物預かりの場所まで運ぶのはなんとも骨が折れる作業である。その問題を解消してくれるのが、このスーツケースの空港宅配サービスである。
このサービスを受けられる人は基本的に国際線に搭乗する予定の人全員である。ただ一部の旅行会社や団体での旅行の予約などでは受けられない可能性があるため注意が必要である。流れとしては、まず航空券を予約したのち、ホームページからオンラインで予約をすることができる。
その後自宅に宅配会社が集荷に来てくれてその際に料金を支払うといった流れが通常である。あとはその際にもらった荷物預かりの控えを空港で提示するだけで、現地の手荷物引取り所でスーツケースを受け取るまで手ぶらで旅行できるというというものである。
またそれ以外にもサービスを申し込むことによってマイルが貯まるといった特典も用意されており、まさに海外旅行の際のお助け役といったサービスである。
利用できるスーツケースの大きさは?
利用できる荷物については、それぞれの航空会社によって異なる場合がある。例えばANAではスーツケースの大きさは三辺の和が160cmを超えないもの、重さは25kgを超えないものとしており、JALでは大きさについては同様に160cmを超えないもの、重さは20kgを超えないものと規定されている。
また大きさ以外にも貴重品や生鮮品、壊れやすいものや航空輸送禁止品、ペットや危険物などは持ち込めないなどの決まりがあり、また航空券やパスポートを入れてしまうといったミスはしないように注意しないといけない。
この大きさや重さを超える荷物を送りたいという人もいるかもしれないが、その場合は別途サービスである大型手荷物宅配サービスを利用するのがよいだろう。
スーツケースの郵送の料金は?
これだけ便利なサービスなので気になるのはスーツケース郵送の料金である。
ANAでの料金は基本的には宅配会社の荷物配送の料金と手数料の合計の値段になるため、手荷物の大きさと宅配する距離に応じて変化する。例えば関東圏内から成田空港の国際線ターミナルまで手荷物を送るとすると、一番安くて1,400円程度、最大で2,400円程度の料金となる。
それに対しJALの料金は荷物の大きさにかかわらず料金が一律であり、例えば関東東北中部地方から成田空港国際線ターミナルに送る場合、1,740円の料金である。荷物の大きさによってどちらが安いとは一概に言えないものの、一律に値段が設定されているポイントはシンプルで分かりやすいと言える。
2,000円程度の料金を安いと考えるか高いと考えるかは人によって違うと思うが、飛行機の料金が2,000円程度変化すると考えればそこまで大きな負担にはならないのではないだろうか。
ここまで空港宅配サービスについて紹介してきたが、料金はかかるにしてもネットで簡単に申込め、重いスーツケースを運んでくれるというサービスはやはり便利である。今まで空港宅配サービスを使ったことがないという人は多いかもしれないが、これを機に大切な旅行の際に使ってみてはいかがだろうか。
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