暑い日が続く季節になると、エアコンや扇風機などの家電なしではどうしても生活できなくなってくる。しかし、そのような家電を使うとなるとどうしても気になってくるのがその電気代である。イメージ的にはエアコンの方が電気代がかかる気がするが、一日中つけていればそこまで電気代は高くならないなどの噂も耳にするため、実情はよく分からない所である。
また、エアコンや扇風機などをずっと使っていると健康に悪いのではないかと心配になってくるものだ。今回はエアコンと扇風機の電気代や身体への影響について調べる。
扇風機とエアコンの電気代比較
実際に扇風機とエアコンの電気代はどのくらい違うものなのだろうか。部屋の大きさによっても、その電気代は非常に異なるものなのだが、エアコンと扇風機を一か月間、それぞれ毎日使うとして電気代を計算してみるとエアコンの電気代が月に約2,250円程度であるのに対して、扇風機の電気代は月にたったの200円程度であることが分かった。比較すると約10分の1なのである。
ちなみにこれはエアコンの1日の消費電力を2.88kWhとし、定格運転3時間、送風運転15時間で計算したものである。扇風機の場合も同様に1日の消費電力を0.27kWhとして、18時間運転をしたと仮定して計算をした。
扇風機とエアコンはどちらが健康に悪い?
電気代の面からはエアコンよりも扇風機を用いた方が良いということが分かったが、それではこれらの2つの家電が健康に与える影響から見てみるとどうであろうか。
まず、扇風機が身体に与える影響について考える。端的に言ってしまえば扇風機が身体に与える影響はほとんどないと言っていいだろう。極端な例を挙げるとすれば、扇風機の強風に当たり続けると体温が奪われてしまい、低体温症になってしまうと言われるが、そのような状態になるまで扇風機に当たり続けることはほぼ不可能と言っていいだろう。
また、脱水症状を起こすことによって血液がドロドロになってしまい、心筋梗塞などの原因になるとも言われているが、扇風機による脱水症状が不安ならばコップ一杯の水を飲めば済む話である。それでも心配だというのならば、せめて風に直接当たり続けないように首振り設定にしておけば大丈夫だろう。
次にクーラーの健康に対する影響を考えてみる。クーラーをつけた部屋にずっといると頭痛などが起きるクーラー病という症状もあるくらいなので、クーラーは身体に悪いと思われがちではあるが、そう思って暑さに我慢していると熱中症になってしまう可能性もあるので、我慢せずに暑い時はクーラーを使うことをおすすめする。高齢の方は特にそういった傾向があるので、気をつけていただきたい。
エアコンと扇風機のうまい使い方!
エアコンや扇風機が身体にあたえる影響についてはそこまで心配する必要はないということが分かったところで、今度はこれらをうまく活用する方法について調べてみよう。
扇風機はいくらでもうまく使う方法を挙げることができる。いかに風通しを良くするかが、部屋を涼しくする際のポイントなので、風の入ってくる窓とその反対側のドアや窓を開けて、中間地点に扇風機を置くことで風の通り道を作ってあげたり、首振り設定にすることで部屋全体に空気を送ってあげたり、扇風機を上向きにすることでこもってしまった熱気を外に出すなど方法はたくさんある。
また、エアコンを使う際には扇風機も同時に使った方が効果が高く、電気代も安く済ますことができる。エアコンの風向きを水平に設定し、扇風機を上向きに設定することによって冷気が部屋中に拡散されるのだ。
今回はエアコンと扇風機を電気代や健康に対する影響などの面から比較し、その活用法について紹介をした。今回紹介した活用法を生かして、安い電気代で涼しい夏を送ってほしい。
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