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ヘルメットは義務? ロードバイクのマナー講座

粕谷満子

2016/12/21(最終更新日:2016/12/21)


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ヘルメットは義務? ロードバイクのマナー講座 1番目の画像
出典:www.outdoorgearlab.com
 昨今、環境に優しい自転車の利用が急増している。中でも本格的なロードバイクは時速30kmほどのスピードを出すことができ、移動手段としての利便性は高い。しかし、急増する自転車の需要に対して、交通ルールやマナーの浸透は未だ遅れている。

 あるデータでは、自転車が車道の左側を走行しなければならないことを知らなかった人は、実に2割弱にも及ぶという。そこで今回は自転車に乗るとき、自身の安全を守ってくれるヘルメットについて、気になる疑問を解決していこうと思う。

ヘルメットは義務?

 普通の自転車に乗っている人で、ヘルメットを被っている人を見ることはほとんどないだろう。しかしロードバイクに乗っている人で、ヘルメットを被っている人は比較的多い。さて、どちらが正しいのだろうか。そして、法的には、自転車に乗るのにヘルメットは義務化されているのだろうか。

 道路交通法には、普通自転車に乗るのにヘルメットを被らなければならないとは明記されていない。たとえそれがロードバイクだとしてもだ。現在の道交法がヘルメットを義務付けているのは原動機付自転車からなのである。だがたとえ、自転車に乗るのにヘルメットが義務化されていないとしても、ヘルメットの重要性は誰も疑うところがない。

 それは、事故における頭部損傷の割合が6割を超えていることから見ても明らかだ。それに昨今の風潮としては、自転車のヘルメットは義務化の傾向をみせているので、まだ持ってない方は購入を考えてみてはいかがだろうか。

きのこ頭にならない正しいヘルメットのかぶり方と選び方

 ヘルメットは正しく着用しないと、その効果は薄れてしまう。初心者に多い、間違った被り方としては、ヘルメットが頭の後ろ側にずれてしまい、おでこが露出してしまっている状態である。この状態では脳の前頭葉が保護されていないため、安全性は高くない。正しい被り方としては、ヘルメットの前端が、眉の1-2センチほど上にくるようにする。前方の視野を確保しつつ、前頭葉の保護も図るのだ。

 そして、どうせヘルメットを被るなら、格好良く被りたいものである。“きのこ頭”とは、ヘルメットを被った頭を形容したもので、言われてあまり嬉しいものではないだろう。“きのこ頭”にならないためのヘルメット選びのポイントは、自分の頭の形に合ったヘルメットを見つけることである。帽子選びと同じように、お店で色々着用してみて決めるのが最も安全と言えよう。またサングラスとヘルメットを併用したい方は、購入前にその相性を必ず確認しておこう。

初心者におすすめのヘルメットはこれ!

 まずヘルメットを被る最大の理由は安全確保のため。そのため、まずはヘルメットの堅牢性と、自分の頭にフィットしているかどうかを確認しようロードバイクの専門店などに行けば、店員さんが詳しく教えてくれるだろう。しっかり着用してみて、自分の頭に合うかどうかを確認してから購入するように。くれぐれもデザインだけを見て、インターネットで注文する……などないようにしよう。

 ヘルメットの数が多すぎて、どうしても迷って決められないという方におすすめのヘルメットがこちら。「OGK KABUTO FIGO」である。価格も5,000円ほどとリーズナブルでありながら、公式のレースにも参加できるほど丈夫な造りで、日本人の頭にも上手くフィットすると評判だ。初めてヘルメットを購入する方にとって安心な、オーソドックスなヘルメットと言えるだろう。


 ヘルメットを被ることで、事故の死亡率は4分の1になると言われているので、ロードバイクに乗る方は、必ずヘルメットを着用していただきたい。また普通自転車に乗る方も、この機会にヘルメット着用を考えてみてはいかがだろうか。

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