今年も暑い夏がやってくる。そこで必需品となるのがエアコンだ。エアコンを新しく取り付けたいという人や、買い替えたいという人も多いであろう。エアコンを買う前に、失敗しないための知識をここで学ぼう。
部屋の広さ別にエアコンの相場を解説
では実際にエアコンの相場について説明していこうと思う。エアコンを選ぶ際に最も重視しなければならないのは部屋の大きさとの関係だ。部屋の大きさに合っていないエアコンを購入してしまうと必要以上に電気代がかかってしまったり、温度調節が思うようにできなかったり、多くの不利益が生じてしまうので注意が必要である。
では、どのように選んでいけば失敗しないのだろうか。これはカタログ等に書かれている「畳数の目安」という部分を参考に決めていけば間違いはない。基本的に木造住宅の場合と、鉄筋住宅と場合とで異なるサイズのエアコンが推奨されているので要注意だ。例えば、6~8畳用と書いてある場合、「木造住宅なら6畳」、「鉄筋住宅なら8畳」という意味だ。この間違いは比較的多いので気を付けておこう。また、冷房と暖房で対応畳数が異なる場合もあり、一般的に暖房のほうが対応畳数は小さい。そのため、冷房の対応畳数ギリギリのものを購入してしまうと、冷房は効いても暖房が効かない……ということも考えられる。
6~8畳の小さな部屋に取り付けるようなものは5万円程度、リビング等の広い空間に設置する対応畳数が15畳程度のものは10万円が相場である。
エアコンの取付費用は?
購入するエアコンを決めた後、次に問題となるのが部屋に設置する際にいくらかかるかということであろう。基本的にはエアコンの冷房能力毎にエアコンの標準取付工事費用が載せられている。しかし、実際は各現場で室内機と室外機の設置場所が異なったり、配線穴がなかったり等、状況がかなり異なってくるので一律に価格を設定することは難しく、家庭によって変わってくるというのが現状である。
そのため多少のばらつきはあるものの、価格としては、大手電機屋が7000~14500円、エアコン取付専門店が5000~8000円程度になっている。そのため、エアコン取り付け専門業者などに頼む場合は事前に見積もりを出してもらうと良いだろう。
エアコンの電気代の相場や節約方法について
部屋への取付が完了したら、ひと夏はそのエアコンにお世話になるわけであるが、そこで気になるのが電気代であろう。実際にいくらくらいかかるのであろうか。
資源エネルギー庁の調査によると、一般家庭の平均的なエアコンの電気代は年間8,800円程度であるようだ。夏場と冬場でだいたい6か月使用したとすると一か月あたり1,500円程度の電気代がかかっていることになる。
これをどう捉えるかは人それぞれであるが、月に1,500円支払えば猛暑や寒さをしのぐことができると思えば高くはないのではないだろうか。また、電気代を節約するコツとしては、スイッチをこまめに消したり着けたりしないことが挙げられる。
エアコンは初動で部屋を冷やすことに一番電力を使っているので、その電力をできるだけなくすように心がければよいのだ。ちなみに、安定時と初動時では諸費電力は2倍以上差があるとも言われているので、使用するときはその後のことも考えると良いだろう。
以上、エアコンの購入の際の相場から、取付にかかる費用、取付後使用した際の電気代とその節約方法について述べてきた。熱中症にかからないためにもエアコンは夏場の必須アイテムと言える。特に熱帯夜の夜などはエアコンなしには一睡もできないであろう。なので何かしらの理由でエアコンがない人は、この記事を読んだことをきっかけにして一度電気屋に足を運びエアコンを購入してみてほしい。
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