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ホリエモン「最近のSNSには○○がない!」 若者が飛びつくこと間違いなしのSNSのアイデアとは?

野口直希

2016/08/03(最終更新日:2016/08/03)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「若者向けアプリがない!?」〜vol.707〜』では、ホリエモンがいま流行りそうなSNSのアイデアを披露。

  今回取り上げたのは、「個人で掲示板のようなWebサービスを開発しています。掲示板やSNSのような、ユーザーがたくさん使ってこそ成り立つサービスを広めるには、初期段階のプロモーションはどのようなものが効果的でしょうか?  TwitterやFacebookでの広告、インフルエンサーに使ってもらうなど考えましたが、他にもあれば教えてください」という質問。

ホリエモン「若い子向けで、グループ機能があるSNSがないよね」

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 ホリエモンは、「友達がたくさんいそうな、あるいは周りから人が寄ってきそうな人に使ってもらうのがいいだろうね。大学生だったら、人気サークルのメンバーとか」と回答。

 コミュニケーション系のWebサービスの広め方を尋ねた質問に、まずは友達がたくさんいる人にサービスをもらってもらうのが大事だとアドバイスしたホリエモン。サービスを拡散させるといっても、単に手当り次第に声をかけるだけでは効率が悪い。「この人が使っているなら自分も使いたい」と思わせるような人に協力してもらうことができれば、効率よく拡散できるだけでなくサービスのイメージ自体の向上にもつながるのだ。

 掲示板からInstaglamなどの最新のSNSまで、コミュニケーションサービスはWebの発展とともにこれまで何度も進化してきた。そんな歴史を踏まえてホリエモンは、最近のコミュニケーションサービスに存在していない意外な「穴」を指摘。それは若者向けで、かつグループ機能を持つサービスが存在しないこと。
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 2000年代に大流行したmixiは、リアルの知り合いだけでなく、コミュニティ機能を使って同じ趣味の知らない人とつながることができた。特にマイナーな趣味を持つ人にとって、ネットで好きなことを語れる場ができたのは感動的な体験だったはずだ。

ホリエモン「若者は、大人が使っているSNSは使いたくないんだよね」

 ところが、最近の若者向けのコミュニティサービスにはこうした機能が存在しない。グループ機能自体はLINEに搭載されているが、これはあくまでリアルな知り合いと複数人でチャットするための機能。趣味を媒介にして知らない人とつながることができるグループ機能を持った若者向けサービスが、いまの狙い目だとホリエモンは考えている。

 いま流行っているサービスで一番これに近い役割を担っているのは、Facebookのグループ機能。ところが、10代〜20代前半は積極的にFacebookを使っていない。「親とか先生と同じサービスを使うのは嫌だからね」と若者がFacebookを避ける理由を説明するホリエモン。
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 コミュニティとしての性格が強いSNSでは、大人が使っているから、かっこよくないから、などの理由でユーザーが寄り付かないことが多々ある。逆にいえば、若者にInstagramやSnapchatが人気なのもこうした理由が強いのかもしれない。そこまで目新しい機能がなかったとしても、「これまでとは違うコミュニティ」であればユーザーが移動する契機には十分なりうるのだ。

 まだ誕生して日が浅いように見えるSNSだが、掲示板文化なども含めたコミュニケーションサービスとして考えれば歴史の蓄積はかなり存在しており、これまで何度も世代交代が起こっている。そして、ホリエモンがいうように趣味を共有できるような若者向けのサービスが現在存在しないのなら、これは大きなチャンスだろう。SNSサービスを設計しようとする人はたくさん存在するが、このように過去の歴史を振り返れば作るべきものは確実に見えてくるはずだ。

  ホリエモンが若者向けSNSのアイデアを語った『堀江貴文のQ&A「若者向けアプリがない!?」〜vol.707〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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