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電気ケトルの臭いが気になる?電気ケトルの臭い消し方法

近野珠央

2018/03/12(最終更新日:2018/03/12)


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電気ケトルの臭いが気になる?電気ケトルの臭い消し方法 1番目の画像

 電気ケトルといえば、電気ポットよりも手軽に沸かせる上にスペースを取らず、収納にも優れている便利なものだ。

 しかし、洗わないで使い続けると臭いの原因にもなる。電気ケトルの臭いを消す方法や、臭いにくい電気ケトルはどういったものか紹介していこう。

電気ケトルの臭いの原因は?

原因は2つ!原料のプラスチック、または汚れである湯垢

 体感したことのある人もいると思うが、使い続けるうちに電気ケトルから思わず顔をしかめるような臭いが発せられることが起こる。

 せっかくティータイムでくつろごうと思っても、お湯を沸かす電気ケトルから異臭がしてくるのでは、気分が台無しだ。

 原因は、大きく分けて2つある。

 1つは、電気ケトルの内壁に使われているプラスチックだ。

 プラスチックは主に熱可塑性樹脂(ポリプロピレンなどが代表的)からできていて、それらが熱により溶けると、プラスチックの中に入っていた添加剤が溶けだし、臭いが発生する。

 これらのプラスチックは不燃物を燃やすと出てきたりするダイオキシンなどは含まれていないため、健康面的にはそこまで問題はない。

 原材料費が安いので、材料として使用している製品が多いのだ。

 もうひとつの原因は、容器の底に付着する湯垢だ。湯垢は水にもともと含まれているミネラル類がこびりついたもの。

 カルシウムやマグネシウムなどの化合物である場合がほとんどのようだ。

 これは汚れともいえる。放置したままでいると雑菌が繁殖し、それにより臭いが生じてしまうのだ。

電気ケトルの臭い消し方法

  それでは、臭いを消すためには、どうしたらよいのだろうか。

電気ケトルの臭い消し①プラスチックの臭いは使い続けて

 まず、プラスチックが熱で溶けることにより出てくる臭いへの対策だが、これは臭いが薄まるまで使い続けるのが最善というしかない。

 素材自体が原因である以上、使用を続けることがもっとも効果的なのだ。

 幸い健康への害はなく、何回か使えば臭いはなくなることがほとんどなので、数回だけは我慢しよう。

電気ケトルの臭い消し②湯垢はクエン酸で撃退!

 湯垢による臭いは素材からくるものではないので、手を打つことができる。一番効果的な対策といえるのが、クエン酸洗浄法だ。

 具体的には、水で容器を満杯にした後クエン酸を大さじ2杯ほど入れ、沸騰させる。沸騰し終わったら電源を切り、約1時間放置する。

 そして最後に中のお湯を捨て、水で容器をすすぐ、といったものだ。

 電気ケトルを使用していて発生する湯垢は大抵、水に含まれるカルシウムや鉄分というミネラル成分が原因である。

 クエン酸を加えて中和反応を起こすことで、水に溶ける物質が生成し、水ですすぎ落とすことができるのだ。

臭いにくい電気ケトルはコレ!

電気ケトルの臭いが気になる?電気ケトルの臭い消し方法 2番目の画像

臭いが嫌な人にオススメの電気ケトル「ステンレス製電気ケトル」

 容器に含まれるプラスチックを原因とする臭いについては、数回我慢するほかないと述べたが、一度でもそのような臭いを嗅ぎたくないという場合はどうしたらよいのか。

 そのような電気ケトルの臭いが苦手な人は、ステンレス製の電気ケトルの購入がオススメ。

 ステンレス製電気ケトルは名前の通り、金属でできた電気ケトルである。

 この電気ケトルにはプラスチック等熱可塑性樹脂があまり含まれておらず、熱を受けても溶けだしにくいために臭うことがないのだ。

 しかし、こういった種類の電気ケトルは高価であることが多い。

 また、使用するにつれて内部に赤いサビ状のものが付いてきて見た目的にも目立つので、一長一短ではある。

 ただ、見た目はあまり気にしないが臭うのは嫌だという方にとっては、多少高くともステンレス製の電気ケトルが適していると言えるだろう。


 以上電気ケトルの臭いの正体と、その対処法について述べた。

 電気ケトルの嫌な臭いが生じたからといって、健康被害につながる可能性は低いが、対処したほうが紅茶もコーヒーもおいしく感じられるだろう。

 この記事が、臭う電気ケトルの対処に少しでも役に立てば幸いである。


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