ウイルス対策や花粉症対策などで空気清浄機を利用する人も多くなってきた。今や一家に一台だけではなく、数台置いている家庭も少なくないだろう。その空気清浄機だが、ただ置くよりもあるポイントを踏まえておくと、より一層の効果が期待できる。そこで今回は、空気清浄機の効果的な使い方について特集していこうと思う。
空気清浄機のこんな置き方は逆効果!
空気清浄機を使っているにもかかわらず、花粉症やハウスダストによるアレルギーの症状が改善されないという人も少なくないそう。こういう人はもしかしたら、空気清浄機を非効率的な場所に設置しているために効果が得られていない可能性がある。
空気清浄機から出てくる空気は一番綺麗なものなので、自分の近くに空気清浄機を置いておきたいという思いから部屋の真ん中に空気清浄機を設置している人も多いかもしれないが、実は部屋の真ん中に空気清浄機を設置するのは最も空気清浄機の効果を下げてしまう。空気清浄機はご存知の通り、ゴミや埃などで汚れた空気をフィルターに通して、ろ過することで空気を綺麗にするが、部屋中の空気を綺麗にするには空気を循環させて集める必要がある。
また、空気清浄機は綺麗になった空気を上部から排出するため、それによって空気の流れを生み出すことが可能だ。しかし、部屋の真ん中に置いてしまうと排気が多方向に散ってしまうため空気を循環させる流れを作り出すことはできないため、空気清浄機の効果を下げてしまう。
理想の設置場所は?
部屋の真ん中に設置するのは逆効果だと分かっただろう。ではどこに置くのが理想的なのだろうか。先ほど、空気清浄機はろ過した空気を本体上部から排気する構造になっているという話をしたが、その排気の流れを上手く使うには、部屋の隅っこの壁際で1m程度の高さに設置するのが理想的である。このように設置することによって、排気は壁に沿って上昇し、さらに天井に当たって反対側の壁に流れていくので、部屋の中を循環する空気の流れを作ることができる。
空気が循環していれば、部屋全体の空気をろ過して綺麗にすることができるため、最終的には部屋全体の空気が綺麗になる。空気清浄機だけではなく、エアコンや換気扇も強力な空気の流れを作り出すので、これらのものの反対側の一番遠いところに設置しておくと空気の循環をより上手く利用することができる。
空気の循環を考えておく以外にも、ハウスダストを除去したいなど空気清浄機を置く目的がはっきりしているときは、ハウスダストが舞いそうなところに置くなど、目的によって置く場所を変えるのも一つの手である。
空気清浄機の効果を高めるものは?
空気清浄機の効果を高めるには、エアコンや換気扇など空気の流れを作り出せるものを利用することで相乗効果を期待できる。空気の循環以外で、効果を高めるために重要なことはフィルターの管理である。
空気清浄機のフィルターは交換時期が決まっているほど、気を使って管理をしなければならないが、気にせず使い続けている人が多い。だが、空気清浄機は結局のところフィルターで空気の汚れを取るので、フィルターが詰まっていると全くの無意味なものになってしまう。フィルターの掃除はそれほど手間がかかるものではないので、こまめに掃除して綺麗な状態を保つようにしましょう。
今回は空気清浄機の効果的な使い方について説明してきた。空気を綺麗にするために空気清浄機を使うと思うが、設置場所や管理方法によっては効果を半減させてしまう可能性もあるので、適切な使い方で最大限効果を引き出せるように使おう。
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