夏本番。しかし、もう店頭には秋冬の洋服が並び始めるころ。気が早いと思いながらも秋冬物の服を購入する方も多いだろう。数あるアイテムの中でもジャケットはメンズの秋冬ファッションに欠かせないが、ジャケットには種類がありすぎてどうやって選べばいいのかわからなくなってしまいがち。そこで今回は、種類別にジャケットの着こなしをご紹介する。
メンズファッションの基本! テーラードジャケット
出典:www.hugoboss.com まず紹介するのは、メンズのジャケットの定番ともいえるテーラードジャケット。「テーラー」は「仕立屋」という意味で、テーラードジャケットとはキレイに仕立てられたジャケット、つまり、スーツの上着のように襟が付いているデザインのジャケットを指す。定番であるがゆえに様々な素材やデザインのものが販売されている。
素材は型崩れしにくい綿とポリエステルの混紡が多いが、麻やウール素材など季節感のある素材もよく使われる。少し個性的な素材だとニットやジャージ、ベロア素材などが挙げられる。
また、デザイン上の違いでテーラードジャケットはシングルとダブルの2種類に大別される。シングルとは前のボタンが1列のもの、ダブルとは前のボタンが2列のものである。カジュアルな場ではボタンを開けておくのが一般的だが、フォーマルな場にも使えるジャケットが欲しい場合にはボタンについてもよく確認しておこう。
日本の若い年齢層では、シングルでボタンが2つというデザインを好む人が多いようだ。テーラードジャケットの魅力は、合わせるアイテムによって着こなしの幅が無限に広がること。黒のテーラードジャケットに白シャツとネクタイを合わせればフォーマルに、淡い色のテーラードジャケットに白シャツを合わせればキレイ目の印象に、中にTシャツを着てチノパンやデニムと合わせればカジュアルに……と、どんなシーンでも活躍間違いなし。かなり便利なアイテムだといえるだろう。
男らしさが際立つミリタリージャケット
出典:hiconsumption.com 男性的で格好良いコーディネートを目指す方には、ミリタリージャケットがオススメ。「ミリタリー」とは「軍隊」を意味しており、軍服をモチーフにしたデザインが特徴だ。ミリタリージャケットを着る際に注意したいのが、ミリタリー系統のアイテムをジャケット以外に入れないこと。もともと軍服に近いデザインのジャケットにカーゴパンツやコンバットブーツなどの軍服らしいアイテムを合わせてしまうとコスプレのように見えてしまう。
オシャレにミリタリージャケットを着こなすには、無骨になりすぎないよう上品さも取り入れる工夫が大切だ。例えばミリタリージャケットをスラックスと合わせると、どこか上品でありながら男らしさも窺えるスタイルになるだろう。
機能性重視! フィールドジャケット
出典:www.jackthreads.com 最後にご紹介するのはフィールドジャケットだ。フィールドジャケットとは、一言で言うと防寒服。アメリカ軍が1930年代に開発したものが元となっており、デザインとしてはミリタリージャケットによく似ており、ミリタリージャケットの一種ともいえるが、黒やベージュなどの色のものは比較的無骨でなくカジュアルな印象だ。防寒機能に優れているため、実用性の高いジャケットだといえるだろう。ミリタリージャケットの同様に上品さを取り入れて着こなしたり、テーラードジャケットの上にコートのように羽織ったりするのがオススメだ。
このようにメンズのジャケットには様々な種類があり、それぞれのジャケットが魅力的な特徴を持っている。自分の手持ちの洋服や好みのファッションなどを踏まえてお気に入りのジャケットを探してみてはいかがだろうか。
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