ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「バリエーション持たせろ!?」〜vol.703〜』では、たこ焼き店を運営する質問者にホリエモンがヒットのコツを伝授。
今回取り上げたのは、「先日、横浜駅近くにたこ焼き店をオープンしました。現状4坪で月300万円ほどを見込んでいるのですが、立地上、少なくとも月400万円は売りたいと思っています。市場ポテンシャルはあると考えています。
プレオープン日にはブロガーを20人ほど集めましたが、アイドルタイムにチラシを巻いたり、メディアからの注目もある他にはない甘味の試食をしてもらったりして、認知度を上げていこうとしています。ドリンク拡充や、今後は近隣のオフィスやキャバクラなどへの宅配需要も取り込んでいきたいとは思っています。その他、認知度を向上させ集客数を増やすためにどのような方法があるのか、堀江さんであればどのようなことをするのか、ご意見いただけると幸いです」という質問。
ホリエモン「とにかく継続的に珍しい味を作ってみることだね」
ホリエモンは、「たこ焼き店でのイートインというか、居酒屋風営業をやっている店もあるよね。甘味は珍しいけど、他にもここに来ないと食べられない、美味しいんだけどB級グルメ的なたこ焼きを継続的に出して話題を作り、ソーシャルメディアに取り上げてもらうのがいいだろうね」と回答。
たこ焼き店の繁盛を目指す今回の質問者に対して、ホリエモンは珍しい味を継続的に提供するようアドバイス。とにかく話題性を意識することがポイントだ。
とはいえ、B級グルメのようなちょっと変わった味のたこ焼きも既にそれなりの数が出回っており、それだけでは差別化は難しいかもという意見も。今回のゲストで、コンサル経験を多く持つLiNK-UP株式会社代表取締役社長CEO 小田吉男氏は、「むしろすごく美味しいたこ焼きの方が良さそう」とアドバイス。
しかし、ホリエモンは質問者には正当派の美味しいたこ焼きを作るほどの腕前はないと推測。たこ焼きといえど、きちんと美味しいものを作るためにはかなりの力量や材料の吟味が必要になる。逆にアイデアさえあれば、腕前がない人でも変わった味の料理で話題性を獲得することも有効だということだ。
ホリエモン「カレーだったらバリエーションを作りやすいんだけどね」
こうしたことまで踏まえた結果、「本当はカレーで出店するのがいいんだよね」とホリエモン。カレーは味のバリエーションを作りやすいため、話題性を出すのもそこまで難しくないのだそう。
とはいえ、カレーは人によって味の好みも千差万別なため、多くの人にウケるような味を作り出すのは難しいとも思われる。その点についてホリエモンは、「基本の味は最大公約数、つまりはCoCo壱番屋みたいな味にしておけばいいんじゃないかな」と話す。ベースをスタンダードにしておいて、様々な味付けを加えることで変化を出すというのだ。
カレーといえば、もはや日本の国民食といえるほどに万人ウケする料理。「カレーならばある程度特化させた味でも問題ないんだよね」とホリエモンは考える。たこ焼きなどだったら、そもそも食べたいと思う母数がそこまで多くないので、尖った味にしたらかなりニッチな商品になってしまう。しかし、カレーなら基本はほとんどの人が好きなので、変わった味付けにしても興味を持ってくれる人はかなりいるはずなのだ。
食べログを始めとした飲食店評価サービスやSNSが当たり前になった現在では、飲食店の成功に必須なのはとにかく話題性。しかし、話題性を生み出しやすいメニューも存在すれば、そうではないメニューももちろん存在するし、それぞれ適したバリエーションの作り方も異なるだろう。提供する料理が消費者の中でどのように位置づけられているのかをまず把握し、その上でどうすれば話題性を獲得できるかを考えるのが良さそうだ。
ホリエモンが飲食店経営の鉄則を語った『堀江貴文のQ&A「バリエーション持たせろ!?」〜vol.703〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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