資格試験など、勉強をしなければいけないシーンは多々あるが、その際に問題になるのが勉強をする場所だと思う。図書館の静かなところで勉強をしたいという人もいれば、比較的騒音のあるカフェなどで勉強をしたほうがはかどる、という人もいるだろう。
勉強をする場所として挙げられる場所もなかなか限られてくる。そこで一つ提案したい新たな勉強場所は、家のリビング。えっ? と思う人もいるかもしれないが、候補としてはなかなか優秀だと思う。この記事を読んで、是非実行してみてほしい。
リビングで勉強するメリットとデメリットは?
どんな場所で勉強をしても必ずメリットとデメリットが挙げられる。もちろん、それはリビングであっても同じこと。きちんとメリット・デメリットを確認しておこう。
メリット
まずリビングで勉強するメリットだが、時間もお金がかからないこと。これは若い社会人の読者ならば重要なことであると思う。次にリラックスしながらできる、ということも挙げられる。緊張感がないからあまり疲れも溜まらず、自分のペースで行えるので、その点はリビング特有のメリットといえよう。
また、スペースを広めにとって参考書や教科書類をたくさん出せるのもリビングならでは。図書館やカフェなどではどうしてもスペースが限られる。また、人の目が気になってしまってあまり自由な行動が取れない窮屈さもある。リビングは場所を取り放題であるし、基本的には人目を気にすることもないだろう。
デメリット
一方でデメリットもある。一つ目はだらけてしまうこと。先ほどメリットを挙げた際にリラックスして勉強に臨めると書いたが、それはつまり集中力が切れやすくなることも暗示している。ついついテレビを点けてしまって気づいたら一時間経っていた……なんてことも起こりうる。
また、片付けられず物が散乱しがちになるため、自宅が汚くなってしまうという可能性もある。
リビングで勉強をはかどらせるコツを紹介!
どんな場所で勉強することになっても、一定の時間を区切って、集中するときは集中する、リラックスするときはリラックスする、というメリハリをつけなければいけないのは変わりのない。
余談だが、東大生の約半分がリビングで勉強して大学受験を突破しているらしいとのことだ。リビング勉強の効果はこの数字がある程度は証明してくれているのではないだろうか。
特に、第三者という周囲の目が存在しないリビングでの勉強は、時間の区切りに一層気を付けたほうが、より勉強をはかどらせることができる。集中力がある人は数時間一気に勉強して、一時間休憩……などという方法でもいいだろう。
あまり集中力に自信がない人は、一時間勉強して五分休憩……などという方法もある。自分に合った方法で勉強すれば、何も考えず漫然と勉強するよりも確実に効果はあるだろう。
リビング勉強が逆効果な人はこんな人……
リビングで勉強するのが良いと一般には言われていても、最終的には自分に合うかどうか、が重要となってくる。では、どんなタイプの人がリビングでの勉強に向いていないのか。
集中力が切れやすい人。
多くの家庭のリビングにテレビが置いてあると思うが、そのような「娯楽」に簡単に手を出してしまうように、集中力がぶつぶつと切れてしまう人はリビングでの勉強はお勧めできない。
そういう人には、第三者の目があり、スマートフォンなどを使うのも最低限に限られる図書館などでの勉強がよいだろう。
騒音が気になる人。
一人暮らしならば話は別だが、もちろん、家族や同居人がいる人だっている。自分が勉強しているから周囲にも静かにしろ、テレビを見るなと強要することはほぼ不可能に近く、仮にできたとしても空気がよどむこと間違いなし。だったら外で勉強してこい、と言われてしまうのがオチである。
空気がギスギスした状態でのリビングでの勉強は、本来のリビングの利点を見事に打ち壊していることになる。家族などがいるときはなるべく控えるのが一番いいかもしれない。
図書館の読書スペース、街中のカフェ、など勉強する場所は沢山ある。都内の地域によっては、有料の自習室などもある。そのうちの選択肢としてリビングを入れてみてはどうだろうか。合う人にはとことん合うはずだ。
もし合わなかったとしても、その他の自分に適した勉強場所を見つけられると、勉強もはかどると思う。頑張って見つけてほしい。
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