一日中外を歩き回って家に帰り靴を脱いでみると、靴下から悪臭がするということを経験したことはないだろうか。中には強烈な臭いのものもあり、間違った洗濯方法では完全に臭いが取れないこともある。今回は靴下の臭いを取るための正しい洗濯方法や臭いを予防する方法について特集していこう。
靴下の臭いを取る洗濯テクニック!
靴下の臭いをとるためには、洗濯する前のひと手間が大切である。まずバケツやたらいなど靴下が入る容器を用意する。そこに、40〜50度くらいのお湯を入れる。温度のポイントとしては、お風呂のお湯より少し熱いくらいがベスト。
そのお湯に粉末の酸素系漂白剤をよく溶かす。液体よりも粉末の方が良い。酸素系漂白剤はボトルに表示してある量より少し多めに入れよう。最後にお湯が冷めないように、できれば蓋をして30分ほど靴下をつけ置きする。洗濯する前にこのひと手間を加えるだけで、臭いがだいぶ取れる。
もし漂白剤に抵抗があるという場合は、水一リットルに対し重曹大さじ四杯を溶かした重曹水に一晩つけ置きして、翌日水で重曹水をすすいでから洗濯しても十分に臭いを取ることができる。
注意してもらいたい点は、酸素系漂白剤は生地が傷み、逆に変な臭いをさせる可能性があるので長くつけすぎないようにするということである。これさえ注意して洗濯前にひと手間加えれば、しっかり臭いを取ることができる。
靴下の臭いを予防する方法は?
靴下の臭いを強くする要因は主に二つある。一つ目は素足の状態である。そもそも臭いの根源は足に住み着いたニオイ菌である。ニオイ菌は角質に住みつきやすいため、足の角質をきちんとお手入れしておかなければならない。
そこで重要になってくるのが足の洗浄だ。洗い方としては、よく足をふやかして石鹸を泡立てて洗っていくことが重要だ。できる限り細かい泡で、角質のすき間までしっかり洗うことが重要である。洗浄後は指と指の間の水分をきちんと拭き取り、よく乾燥させる。ニオイ菌は湿度を好むので、湿ったまま放置するのはもってのほかである。
二つ目は靴の状態である。体感的にも分かると思うが、通気性の悪い靴を履くといつも以上に足は蒸れる。この状態はニオイ菌にとって非常に嬉しい状態である。そこで、靴をお手入れしなければならないのはいうまでもないが、靴もそうそう頻繁に洗えるものではない。
なので、靴を複数用意して一日履いた靴は数日休ませてあげるのがベスト。靴を複数用意できない場合は、一日履いた靴はしっかり除菌することをおすすめする。除菌するには除菌スプレーが必要だが、どんな除菌スプレーでもいいというわけではなく、除菌効果が優れていて靴の奥まで除菌剤を到達させられる除菌スプレーを選ぶ必要がある。このように、素足のケアと靴のケアをしっかりすれば、靴下の臭いを予防することができる。
正しい足の臭い対策!
足の臭いは三ステップで防ぐことができる。一つ目は、重曹の足湯につかること。お風呂の際に、洗面器にお湯と重曹大さじ2〜3杯入れて足湯するだけで、どんなに臭い足の臭いも消すことができる。二つ目は、五本指ソックスをはくこと。足の臭いを消せたとしても、また同じ靴を履いたら臭いがでてしまうという心配がある人も、五本指ソックスを履いておけば大丈夫。
五本指ソックスなら、普通の靴下より足が乾きやすく、臭いを防いでくれる。三つ目は、足裏の角質をしっかり除去すること。足裏の角質は臭いの温床になってしまう。なので、きちんと洗浄して角質を除去してあげることが大切である。この三つをするだけで、ずいぶん臭いが改善されるだろう。
今回は靴下の臭いについて特集した。靴下や足の臭いで困っている人はわりと多いと思うが、きちんと対策すれば緩和させることができる。靴を脱いだ時、他人に臭いなと思われないためにも、普段からきちんとケアをしよう。
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