ふとカップラーメンが食べたくなったときや、お茶を飲みたくなったときに便利なのが電気ケトルだ。しかしながら長い間使っていると、いくら煮沸しているとはいえ、水垢などの汚れもつくし、乾燥をしっかりとしていなければ、カビが発生してしまう。しかし、台所用品とはいえ、電化製品である電気ケトルを丸洗いするわけにもいかない。今回はそんな厄介な電気ケトルの掃除方法に焦点を当てていこう。
電気ケトルの掃除頻度はどれくらいが理想?
電気ケトルを使っていると、底の方に茶色や白い汚れが付くことがある。茶色の汚れは熱によって水の中の不純物がこびりついたもので、白い汚れは水分に含まれるカルシウムなどのミネラルが結晶化したものだ。何れにせよ、人体にはあまり害はないが、飲んでいるときにそれらが浮いてくると、決して良い気持ちはしないだろう。
また、電気ケトルの性能自体も低下させてしまうので、掃除はした方が良い。掃除の頻度は使用頻度にもよるが、よく使う人で一ヶ月に一回、それ以外の人は二ヶ月に一回程度洗浄すると良いだろう。あまりにも放置してしまうと、汚れがこびりついて洗浄も面倒になるので、目安を守ってほしい。
電気ケトルの掃除方法!
台所製品とはいえ、電化製品でもある電気ケトルは丸洗いできないものが多い。そのため、掃除を敬遠する方も多いと思われる。では、電気ケトルはどのようにして洗えば良いのだろうか。電気ケトルの内部を洗うには、専用の洗浄剤などを入れる方法がある。特にこの方法は、洗浄剤に説明書などが付いていることが多いため、初心者にもオススメだ。
また、水に含まれるミネラルは、酸によく溶けるため、クエン酸やお酢で洗浄する方法もある。クエン酸やお酢を溶かした水を電気ケトルに満タンになるように入れ、そのまま煮沸し、2〜3時間ほど放置した後にすすぐだけで汚れが取れる。実に簡単に掃除ができるのだが、このとき内部をしっかり乾燥させるのも忘れずに。
洗浄剤と異なり、クエン酸やお酢は口に入れても大丈夫であるため、万が一すすぎ残しがあっても、味に違和感があるだろうが、健康に特に害はないだろう。このように、電気ケトルは案外簡単に掃除することができるのだ。
電気ケトルの厄介に汚れにはこれ! 便利なおすすめアイテムを紹介!
電気ケトルの厄介な汚れに役立つアイテムは、まずは前項でも紹介したクエン酸やお酢を溶かした水だ。電気ケトル内部は先ほどの方法で掃除すれば、だいたいの場合汚れが気にならなくなるだろう。それでも落ちない場合は、重曹水か、もしくはクエン酸水を吹きかけて、スポンジや歯ブラシで軽くこすると汚れが落ちる。
このとき、金属タワシなどを使ったり、歯ブラシで力を入れすぎてしまったりすると、内部のコーティングが剥がれてしまうことがあるので気をつけた方が良い。外側を掃除するときは、重曹水を含ませた布で拭き取ると良いだろう。
重曹は洗浄効果が高く、しつこい油汚れも簡単に落としてくれる。また、こちらも万が一口の中に入ってしまっても大丈夫であるため、外側を丸洗いできない電気ケトルの掃除に大きく役立つだろう。細かいところは重曹水を含ませた綿棒で汚れを掻き出すとなお良いだろう。まとめると、電気ケトルの洗浄には、クエン酸(またはお酢)を溶かした水、スポンジや歯ブラシ、重曹水、布巾や綿棒が役に立つ。
直接口に入れるものに関係する台所用品を清潔にしておくことは、衛生管理の面でも大切なことである。電化製品の掃除は、精密機械部分を傷つけてしまうかもしれない、と敬遠されがちだが、先ほどの紹介した方法ならば、簡単かつ安全に掃除することができる。ぜひ、ご家庭の電気ケトルをこの方法で掃除してみてほしい。
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