髭剃りは男の大事な身だしなみ。しかし、正しい使い方を知らないとカミソリ負けや肌荒れを起こしたり、剃り残しができてしまったりすることも多い。今回は、電気シェーバーの正しい使い方を紹介しよう。
「回転式」と「往復式シェーバー」の特徴と正しい使い方
シェーバーには回転式と往復式のものがある。回転式とは丸い三つのヘッドがあるもので、ヘッドが顔の凹凸にしっかりと密着することができるため、長いひげや短いひげ、寝ひげも効果的にキャッチし、スピーディーに、深くシェービングすることができる。剃り方としては、円を書くように動かしながら剃るのがコツだ。この際、シェーバーを強く押し当てるのではなく、軽くあてる程度で小さく回しながら剃っていくと良いだろう。
また、往復式のシェーバーの場合は、シェーバーをしっかりともち、肌に対して直角になるようにヘッドを当てて剃る。この際、あまり強く押し付けたり、何度も往復させたりすると、肌を傷つける原因になるため、刃の滑りが悪い場合にはシェービングローション等を使って滑りをよくしよう。あごやのど仏など、凹凸の多い箇所に関しては、もう一方の手で肌を軽く押し広げ、ひげを立たせることで深く剃りきることができる。
その他、双方に当てはまることだが、シェービングをする前は顔を洗い、水分は軽くふき取ってから剃ると良いだろう。この時、ぬるま湯を使ったり、蒸しタオルを当てて髭を柔らかくしておいたりするとさらに効果的だ。肌が弱い方は、シェービングフォームを塗ると、肌荒れしにくくなるので良いだろう。
シェーバーで髭剃りするベストなタイミングは?
シェーバーで髭剃りをするのに、ベストなタイミングがあることはご存じだろうか? 寝る前や風呂に入っている時に沿っている方も多いかと思うが、実はひげを剃るのにベストなタイミングは、早朝、朝起きてから15〜30分後が良いとされている。
起床後すぐは顔がむくみ、髭が埋もれがちになるため、あまりタイミングとしては良くない。また、髭は早朝(6時~10時)に一番伸びるため、夜に剃ってしまうと、朝にはまた伸びているという事態が起きてしまうのだ。さらに、寝ている間に肌の修復がなされ、朝は一番肌が元気な時であるため、カミソリ負けもしにくいというメリットがある。
肌荒れ防止! シェーバーと肌の手入れ方法
シェーバーの手入れが行き届いていないと、シェービング後に毛穴が赤くなったり、ニキビや吹き出物が出やすくなったりする人がいる。これは、切れ味が悪いシェーバーを使っていると刃にひげが引っかかり、毛穴を傷つけてしまうからである。傷ついた毛穴に雑菌が入ると、ニキビや吹き出物の原因となる。これを防ぐためには、シェーバーの刃をこまめに交換し、切れ味をよくしておくと良いだろう。目安は、毎日髭剃りを行う人で、1週間~2週間に1回程度だ。
また、髭を剃った後の肌は、多かれ少なかれ、肌表面の水分をキープしたり、細菌やウイルスなどが体内に侵入するのを防いでいたりする角質層に傷がついて肌が敏感になっているため、丁寧にケアを行う必要がある。脂の多い人は、化粧水とさっぱりタイプの乳液、乾燥肌の人は、保湿成分を含んだ化粧水と乳液を使うと肌荒れを防ぐことができるため、お勧めだ。
以上、正しいシェービングの仕方と、肌荒れをしない方法を紹介してきた。男性の多くが髭を剃った時にひりひりした痛みを味わった経験があるだろう。その痛みは、肌が傷ついている危険信号。肌とシェーバー共にしっかり手入れをして、きれいな肌とを保てるよう、今回の記事を参考にしていただければ幸いだ。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう