朝目覚まし時計に起こされて無理やり起きたはいいけど、一日中頭がぼーっとして疲労が回復されている感じがない!解決する方法はないものだろうか・・・そんなあなたの悩みを解決する。
そもそもレム睡眠ってなに?
レム睡眠、REMはRapid Eye Movementの略で、睡眠中体は休息しているのに脳が活動していて覚せい状態にあり、その名のとおり眼球が急速に運動している。レム睡眠では脳が働いているため、トイレに行きたくなったり、金縛りにあいやすかったりする。この間に筋肉の疲労を回復していたり、記憶の固定をしていたりし、この間に夢をよく見る。ちなみに、金縛りにあいやすい理由は、レム睡眠中脳は活発に動いている一方、体は筋肉が弛緩している。
目が覚めると筋肉にも力が入るのだが、脳と筋肉の連動がうまくいかないと動こうと思っても動けない状態になる。夢を見やすい時間でもあるので夢体験が混入し、レム睡眠の特徴である自律神経の乱れも相まって恐怖感をあおりやすい。よってレム睡眠中に金縛りが起こることがある。
また、夢を見ている間にその夢のままに行動してしまうことを防ぐために筋肉を弛緩させて動けない状態にしておくという風に言われており、レム睡眠中にも筋肉が弛緩せず、夢に見たままに行動してしまうレム睡眠行動障害というのがある。50歳以上の男性に多く起こる。
(2)レム睡眠中に起きると目覚めが良いって本当?
レム睡眠とノンレム睡眠というものがあり、ノンレム睡眠のほうが、眠りが深く、レム睡眠は眠りが浅い。だから、ノンレム睡眠の時に起きると睡眠慣性というものが働く。睡眠慣性とは、ノンレム睡眠最中に目覚ましなどで無理やり起こされたときに多く起こり、覚醒直後に眠気や気だるさが残り、頭がぼんやりして疲労回復感がない状態のことである。
睡眠慣性があると思考がうまく働かず、刺激に対する反応速度も低下する。よってレム睡眠時に起きると朝すっきり目覚められるといわれている。しかし、レム睡眠とノンレム睡眠の周期は個人差があり、何時間寝るとよいかというのも人それぞれである。一般的には90分の倍数時間で目覚めるとすっきり目覚められるといわれており、4時間半、6時間、7時間半、9時間が最適で理想の睡眠時間である。
レム睡眠中に起きられる目覚まし時計があるって本当?
たとえばiPhoneアプリでは、Sleep Meister-毎日睡眠サイクルをグラフ化して眠りの浅いタイミングで起こしてくれる。これは端末などの傾きから寝返りなどの振動からレム睡眠を感知する。7時に目覚ましをセットしたとすると6時半から7時の間の眠りが浅いタイミングで目覚ましが鳴る。また、前日の行動記録もできるため、健康管理をサポートしてくれる。
Sleep Cycle alarm clock-iPhoneの加速度センサーを使って体の動きを感知し、眠りの浅いタイミングで起こしてくれる。心配性な方のために実際に寝た状態でちゃんとアラームが鳴るかテストもできる。また、アラームを軽くたたくだけで止まり、自動でスヌーズになる。
熟睡アラーム-目覚ましをかけても無意識のうちに止めてしまい、二度寝してしまう悩みを解決してくれるアプリで、体の動きを感知して眠りの浅いタイミングで起こしてくれる。また、浅い睡眠のタイミングはもちろん、美容や肥満予防といった観点からも睡眠の質を測定する。
また、目覚ましが鳴っても起きられない方のためにしっかり起こすためのタスクも設定でき、計算問題や間違い探し、スマホをシェイクするといった作業を選べ、クリアするまで止まないようになっている。睡眠レポートをグラフとチャートで表示してくれる。
以上からわかるように人間の睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠という段階があり、それぞれの段階で眠りの深さが違う。眠りの浅いレム睡眠中に起きることで爽快な目覚めが得られる。レム睡眠を観測して起こしてくれるアプリなどを使って毎スッキリ目覚めませんか?
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