ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「シンプルがベスト!?」〜vol.686〜』では、ホリエモンが近年ますます拡大しているAirbnbを使ったビジネスアイデアを披露。
今回取り上げたのは、「福岡で3店舗の小さな美容室を営んでいます。現在、他業種への事業拡大も色々と検討しています。その中で現在タイムリーなのがAirbnbです。福岡でもAirbnb代行会社に管理を丸投げして、毎月利益を出している方をよく耳にします。今始めるのはもう遅いと思いながらも、やっぱりここ数年は拡大していく魅力的な市場だとも考えています。
そこで、Airbnbの代行会社へアプローチするサービス(民泊に付随するサービス)って何かありますか? Airbnbの数が増えれば、自動的に清掃代行業務の数も増えてくるはず。私は美容業なので、美容関連(じゃなくてもよい)のお土産カタログやサンプル商品を各民泊場所に置かせてもらい、注文販売などの事業を代行会社にPRしていこうと考えています。アドバイスお願いします」という質問。
ホリエモン「日本に来た旅行客は、日本料理を習いたがるよね」
ホリエモンは、「『堀江貴文のイノベーション大学校』の国内外観光系グループで、まさに付帯サービスが議論されているよ。観光の手配や部屋のキュレーションとか名物の購入代行とか。料理教室みたいな変わったアクティビティの紹介も喜ばれると思うし、そんな会社もあるよね」と回答。
日本でもますます拡大を続けるAirbnb。最近では空き家や別荘のAirbnb導入や管理を代行してくれる会社も増えてきている。そんなAirbnb代行会社でPRできるようなビジネスプランを考えているのが、今回の質問だ。
ホリエモンの回答には、部屋のキュレーションやお土産の購入代行、料理教室など外国人観光客が喜ぶ様々なプランが詰め込まれている。そもそも近年はインバウンド需要も高いため、訪日外国人向けのビジネスプランは色々なところから拾って来ることができそうだ。
中でも料理教室は、海外旅行をする日本人が興味を持ちにくい一方で、訪日外国人がかなり好きなレジャーの1つ。ホリエモンは「日本を訪れた際に料理教室に行こうとするのは、欧米人の間では結構普通のことだよ」と日本人と欧米人の意外な違いを披露。それだけ日本料理が欧米人にとって魅力的に映っているということなのだろう。
ホリエモン「Airbnbを使う宿に、無料でアメニティを提供するのはどうだろう?」
今回の質問は、Airbnb利用者に宿泊以上のサービスを提供する、いわば付帯サービスのアイデアについてだが、ホリエモンはそもそも「Airbnbってシンプルなのが強みだから、付帯サービスは必要なのかな?」と根本的な疑問を口にする。
「クリーニングとシャンプーくらいがあればいいかな」という言葉からも分かるように、ホリエモンからすればAirbnbはシンプルな方がユーザーのニーズに沿っているのだ。たしかに、旅館やホテルのような堅苦しさがないのはAirbnbの大きな強みだろう。
しかし、Airbnbの特性を話しているうちにホリエモンは「Airbnbの宿に置いておくアメニティを調達してくれるサービスならアリかも」とさらなるアイデアに辿り着く。ホリエモンによれば、最近では工場を持っていない人のために化粧品や健康食品の製造を受注している会社が人気なのだという。そのおかげで、ちょっとしたモデルや会社などあらゆるところで「手作りの化粧品」がアピールされている。
そうした会社の売れ残りを安く調達することで、Airbnbの宿に無料でアメニティを流すというのがホリエモンが考案したビジネスだ。消費期限も近くほとんど使い道がないアメニティでも、すぐに使用される宿にとってはかなりありがたいはず。
もちろん、このビジネスは既存のホテルを対象にもできるが、やはり安さやシンプルさが目立つAirbnbの宿にこそうまくマッチしそう。自宅をたまに貸し出す程度の利用をしている人にとっては、それこそかなり重宝するサービスになりそうだ。
Airbnbの普及に伴って、これからは関連サービスもさらに拡大するはず。利用者や運営者も様々なAirbnbだが、どういう層をターゲットにするかを想定すればホリエモンのように「ハマり」そうなビジネスをたくさん考え出すことができそうだ。
ホリエモンがAirbnb関連ビジネスを語った『堀江貴文のQ&A「シンプルがベスト!?」〜vol.686〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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