これから暑くなってくる季節、部屋を涼しくしてくれるエアコンはもはや現代人にとって必要不可欠のアイテムになった。さて、これからエアコンを使用するときに気をつけたいのが、エアコン内の結露だ。結露は水漏れの原因となり、放っておくと故障の原因にもなりうるので、適切に対処することが必要になってくる。
そこで今回は、エアコン内部にできる結露はどのようにしてできるのかと、エアコン内部の結露への対処法について紹介していく。
エアコンに結露ができる原因とは?
出典:www.nbdnano.com エアコン内部の結露について対策をたてる前に、まずはどのようにしてエアコンに結露ができるのかを知っておかなくてはならない。
そもそも結露とは、外気との温度差によって空気中の水分が凝結することによって生じる。エアコンの冷房の場合、熱交換器によって暑い空気を急激に冷やすので、その際に外気中の水分が冷やされて凝結し、結露ができる。逆に暖房の際は外の空気を暖めるので、結露は起こらない。
エアコン内で結露ができる主な場所は熱交換器のある箇所で、この結露によって生じた水は熱交換器の下のドレインパンと呼ばれる樋のようなところに集められ、そこからホースによって外へ排出される。
すなわち、エアコン内の結露は冷房の際に外気を冷やすことによって外気中の水分が液体になることで生じるのだ。
エアコンの結露を放置するとどうなる?
出典:comfort-air.com 外気を冷やすことで生じた結露をそのままにしておくと、エアコンに様々な不具合が生じることになる。では、エアコンの結露をそのまま放置しておくとどのようなことが起こるのか、その一例を紹介していこう。
通常の状態であれば、エアコンの結露はドレインパンから、ドレインホースと呼ばれる排水ホースによって外に排出されるが、何らかの理由でこの経路が機能しなくなると、結露がエアコン内のドレインパンに溜まってしまう。経路が機能しなくなる理由は、ドレインホース内にホコリやゴミがたまる、ホースとパンの結合がうまくいっていない、などの理由がある。
結露が放出されずエアコンの内部にたまると、ドレインパンで受け容れきれなくなった結露が外に溢れて水漏れが起こり、水が長期間同じところに放置されるために、匂いやカビの原因になる。水漏れは放っておくと故障の危険にもなるので、早めに対処しなくてはいけない。
エアコンの結露を防ぐ対策方とは?
出典:getcoolingrepairservices.pen.io では、エアコンの結露によって生じる問題を解決するにはどうしたら良いのだろうか。まず結露そのものについてだが、これは冷房の際に暑い外気を冷却するという機械の構造上、結露を起こらなくさせるということは難しい。そのため、エアコンで生じた結露を確実に外へ排出させることが重要になる。
経路のつまりは、ホース内にゴミやホコリがたまることによって起こるので、定期的にホースを掃除するなどの工夫が重要になってくる。また、定期的にドレインパンとドレインホースの接合部分の確認をして、不具合が起こってないかチェックすることも必要だ。
DIYが得意な人は自分でやっても構わないが、そうでない人はエアコンのクリーニングサービスを利用するのも有効だ。
エアコンの内部にできる結露は、エアコンという機械の構造上自然にできるものであり、したがって結露ができることそれ自体に問題はない、しかし、排出機構の中に不具合があると、水漏れやニオイ、カビなどの問題になってくるので、そうならないためにも定期的にエアコンの掃除は怠らないようにすることが大切だ。
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