音楽は現代社会において欠かせないエンターテインメントである。年齢問わず街中や電車の中など多くの場所に音楽を楽しむ者がいる。音楽を楽しむといったらスピーカーを馬力全開して大音量で流すのと、イヤホンもしくはヘッドホンを使って一人で楽しむ場合があるが、後者でのイヤホンとヘッドホンは似ているものだと考えるのは自然だ。ところがその二つのアイテムの間には大きな違いがある。今回はそれについて述べて行きたいと思う。
イヤホンとヘッドホンの大きな違い
イヤホンとヘッドホンはどちらも一人でオーディオデバイスの音声を聞くために作られたもので、見た目は耳に差し入れるのと耳に覆い被せる程度の違いしかないが、装着感に関してはイヤホンのほうが長時間つけると気持ち悪くなる印象がある。イヤホンは耳にしか固定できないので、耳の中に差し入れる時にイヤーピース、つまりイヤホンのゴムはどうしてもきつくなる。
そのせいでずっとイヤホンで音楽を聴いていると耳の感覚がおかしくなる。これに対してヘッドホンは頭に圧力をかけて落ちないようにしているので、こっちのほうが長時間楽しめるはずだ。
もちろん、イヤホンとヘッドホンの違いはこれだけではない。イヤホンとヘッドホンの最大の違いは音質の違いにある。音楽をより気持ちよく楽しみたい人はきっとヘッドホンを勧めてくるだろう。
聞き比べてみれば分かるが、同じ価格帯の二商品ではほぼ間違いなくヘッドホンのほうが高音質であるのだ。その理由は振動盤の大きさの違いにある。音を鳴らすには振動盤は欠かせないもので、振動盤が大きいほうが音域は広くより豊かな音を出せて、人の耳にはより力強い音として届く。
こういうメリットの反面、音質クオリティの高いヘッドホンの多くは音漏れが問題とされ、体積が大きいから携帯性はイヤホンほど優れていない。
こんな人にはイヤホンがおすすめ!
イヤホンとヘッドホンの違いについて簡単に紹介したが、なんとなく自分にはイヤホンもしくはヘッドホンが合っていると感じた人もいるかと思う。ここでみなさんに選択しやすいようにどんな人にイヤホンがおすすめなのかをまとめて行きたいと思う。
イヤホンはなんと言っても軽い、小さい、ポケットに入れるだけでどこだって持っていける。財布や携帯と同じ感覚だけど財布や携帯よりも負担が小さい。また、耳に挿し入れているので鼓膜に近く、ヘッドホンよりも小さい音量ではっきりと聞こえる。
外からの雑音も入りにくく、音漏れする前にはまず音量が大きすぎて自分の耳が耐えられないだろう。自宅以外の場所で自分だけの世界に没頭したいなら絶対イヤホンだ。手軽に音楽を楽しみたい、外で音楽を楽しみたいという人にはイヤホンを選ぶべし。
こんな人にはヘッドホンがおすすめ!
イヤホンが合う使用シーンや使用者を紹介したなら次はヘッドホンだ。ヘッドホンは一言でいえば、がっつり音楽楽しみたい人にはちょうど良いアイテムである。実質二つの小型スピーカーがあなたの耳元で音を鳴らしてくれるので、その音質に文句は全くない。
イヤホンよりも音域が広く、心の芯まで低重音を響かせてくれる。オーケストラを聞く場合も色々な楽器がよりはっきり聞こえて、イヤホンでは得られない感動を得ることができる。また、ヘッドホンは値が張らなくてもそれなりに良い音質を手に入れることができる。まとめると、廉価で良い音を手に入れたい人、音楽に感動を得たい人にはヘッドホンがお勧めだ。
ヘッドホンとイヤホン、どちらが良いのかを判断することはできない。一人で楽しむには間違いないが生活においての使用シーンがだいぶ違うのだ。自分の使う場所や自分の音に対する要求を考えて選ぼう。もちろん両方とも持つのもありである。
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