ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「やりたい事がないはウソ!?」〜vol.680〜』では、ホリエモンがやりたいことを見つけるために本当に必要なことを語った。
今回取り上げたのは、「こんにちは、福岡大学の学生で就活生なのですが就活したくありません。堀江さんの言うことが正しいと思いますが、堀江さんみたくバイトで月に70万も稼いだことありません。なにか寝食も忘れるぐらいハマれればいいのですが、どうすれば楽しい仕事ができるのでしょうか? 以前、某ベンチャーでは『あなたが入って何をできるか想像できないから無理』と言われました……。スキルも持っておらず、闇雲に資格をとってもダメだと思い、ジタバタしています」という質問。
ホリエモン「好きなことが見つからないのではなく、気付けていないだけ」
ホリエモンは、「好きなことをすればいいと思うよ。好きなことができれば、それで幸せでしょ? 必要なことって好きなことや没頭できることのためにあるんだから、どんなことでもとしても本当に好きなことのためならやれると思うんだけど。お金が欲しいだけだったら、朝から晩まで配送業とかをやればそれなりにもらえるよ」と回答。
やりたいことが見つからないという就活生から寄せられた今回の質問。ホリエモンの「好きなことをやればいい」という主張に納得するものの、どうすれば好きなことが見つかるのかわからないという。ところが、今回のゲストで中学3年生の時に株式会社AMFを立ち上げ、女子高生社長として話題になった椎木里佳氏は「こういう質問が一番嫌い」と冒頭から厳しい態度。
若くして事業を始めた彼女からすれば、質問者のような人間は、やりたいことを探さずに文句ばかり言う人に見えるらしい。椎木氏の言葉に「それは違うと思うよ」と反論したのは、意外にもホリエモン。彼らは実はやりたいことを少しはやっているのに、それをきちんと認識できていないのだと擁護した。
例えば、ゲームに熱中していたのに親に叱られたり友達に引かれたりして、楽しかった遊びから何となく離れていってしまったことは、誰にでもあるはず。こうした経験が、「好きなこと」があるはずなのにそれに気付けない人間を生み出してしまう。
中学生時代にパソコンにハマったホリエモンも親からは叱られたが、それでも趣味を貫き通したことで自作パソコンを組み立てられるまでになり、その後の全ての活動の原点になった。やりたいことが見つからない人の問題は、好きなことが見つからないのではなく、自分でも気付かないうちにそれを押し殺してしまっているというのがホリエモンの考えなのだ。
ホリエモン「怒られてもいいから、とにかく没頭しろよ!」
中学時代のホリエモンは、親から成績低下を原因に趣味を諦めるよう叱られたが、そもそも中間一貫校での中学2、3年時にちょっと成績が下がったところで、その後の大学受験にもそこまで影響しない。当時からそう考えていたホリエモンは、親の説得を完全に無視。パソコンを捨てられるまで趣味に没頭していたという。
この選択が正しかったかどうかは、いまのホリエモンをみれば一目瞭然。彼が言いたいのは、「怒られたとしても没頭しろよ」という極めてシンプルなメッセージ。怒られたり引かれたりして落ち込むのなら、その程度。本当に好きなら反対を押し切ってでもやり続けるべきしかない。
「どんな人にもやりたいことはあるはず」と断言するホリエモン。何をすべきかわからないのなら、それはどこかで他人の目を意識して萎縮してしまっているからだ。こうした「お節介」を真に受けすぎると、好きなことを周囲のせいで諦めたのか、自分の意志で諦めたのかわからなくなることもある。他人の言葉でブレーキをかけてしまったいたことに、自分でも気付けなくなるのだ。
だから、冷静に過去を振り返ってみればやりたいことはきっとある。もちろん、そこで気付く「好きなこと」はゲームや遊びのような、仕事には結びつきにくいことかもしれない。しかし、そうした他人の目を振り切ることで初めて、人は本当に好きなことを報酬を得ることができるレベルにまで高めることができる。捨てられるまでパソコンをいじり続けた中学生のホリエモンは、それをやり続けることでお金が稼げるかどうかなど一切考えずに、無我夢中に好きなことをやっていただけなのだ。
ホリエモンがやりたいことの見つけ方を語った『堀江貴文のQ&A「やりたい事がないはウソ!?」〜vol.680〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう