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「お金で時間を買う人」は貯金できない? お金に余裕がある人がしている「貯金の秘訣」とは

Shotaro Hayashi

2016/06/27(最終更新日:2016/06/27)


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 「最近出費が多いから」「いろいろと付き合いがあるんだよ」などと、決まり文句のようなことを口に並べ、貯金できない理由を探してはいないだろうか。または、貯金を始めようと思っても、どうしたら貯まっていくのか分からない。こんな悩みを持っている人も少なくはないだろう。
 
 今回は、そんな「貯金できない」人たちが「貯金できる」人になるために必要な「貯金の秘訣」を紹介していく。貯金できる人は心の余裕が違う。収入が決して自分より多くないのに、なぜか贅沢なやつ。そんな人になるにはちょっとした貯金の秘訣が必要なのである。

目標がなければ貯金はできない

 いざ貯金を初めてみたものの、特に何か欲しいものがあるわけではないし、「なんとなく」貯金に挑もうとはしていないだろうか。貯金には適切は目標設定が必要である。目指すところがない限り、貯金はただただつらいだけのものになってしまう。適切な目標を持って無理のない「続く」貯金をしよう。

ステップ1:「1年後にはいくら持っていたい」かを決める

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出典:www.todayifoundout.com
 まず最初に必要なことは、1年後の目標金額を決めることである。貯金ができない人は、「お金持ちになりたい」など定性的に目標設定するため、なかなか貯金が続かない。何か1年後に自分が買いたいものから金額を算出しても構わない。「1年後にはいくら持っていたい」という目標金額を定量的に定めるようにしよう。

 もちろん、目標を高く持つことは大切である。簡単に貯まる金額であれば、それほど意欲的にはなれない。しかし貯金の場合、大切なことはたくさん貯めることではなく、貯金を習慣化することである。自分が無理なく続けられる適切な目標金額を設定しよう。

ステップ2:月にいくら貯金するか決める

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出典:www.iheartorganizing.com
 1年後の目標貯金額が決まったら、次はその目標金額から逆算して月毎の目標貯金額を定める必要がある。例えば、12月はクリスマスがあり出費が大きいだろう、6月は梅雨なのであまり外出せずにたくさん貯められるなど、月毎にだいたいどのくらいの出費が予想されるのか考慮しながら考えると、現実味のある目標設定になる。

 またその際、月の家計簿を作成して、月の出費の中から削減できる出費はあるか探し出そう。今ならアプリでクレジットカードの明細から自動で家計簿をつけてくれる。貯金できない人の特徴として、「この出費はもしかしたら必要」などと、なかなか余分な出費を探し出すことができない。月毎の目標を定めたのなら、今月はこの出費は控えると決断して積極的に余分な出費を探し出していくべきだろう。

 その際、月の出費を「消費」「浪費」「投資」の3種類に分けることが有効である。「消費」とは、生活に必要なものに払う支出のことである。例えば、電気代であったりガス代であったり、生活を営むうえで必要不可欠な支出が消費に当たる。

 「浪費」とは、特に生活に必要のない支出である。いわゆる無駄使いだ。もちろん娯楽も時には必要である。しかし、そこに出す支出が多すぎては貯金はできない。1年後の目標のために、ここは少し娯楽を我慢して「浪費」に分類しよう。

 「投資」とは生活には必要ではないけれど、将来的に役に立つ支出のことを指す。自分の「やる気の源」になるような支出は、「投資」に分類できるだろう。

ステップ3:1日にいくら貯金するか決める

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出典:www.nbcwashington.com
 1年間の目標を定め、月毎にいくら貯金するか決める段階まできたら、最後は1日にいくら貯金するのか決めよう。貯金できない人の特徴として、「余ったら貯金する」思考が挙げられる。今日は何円持っていたから使わなかった分だけ貯金しよう、という考え方では出費に制約が加わらない。まだ余るから買えるという思考に至り、結局1日の終わりには、ほとんど貯金するお金がないということになりかねない。

 月の目標貯金額から、1日にすべき貯金額を逆算するようにしよう。その際、決して無理のない貯金額に設定しよう。それだけ貯金する余裕がある日もあるけど、余裕がなくて貯金できない日もあるという状態では、貯金しないことに慣れてしまう可能性がある。大切なことは、多く貯金することではなく、いかに貯金する習慣を身につけることができるかである。無理のない金額設定を心がけよう。

 さて、目標設定が完了したら、後はその目標を実行するだけである。ここからはしっかり実行に移していくために必要な貯金の工夫をいくつか紹介する。「続く」貯金をするために、意識から変えていこう。

貯金できない人は「時は金なり」の意識が低い

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出典:greatpostsandstories.wordpress.com
 「時は金なり」とは、時間とはお金と同じように価値のあるものなので、無駄にしてはいけないということわざである。しかし、貯金できない人の特徴として、よく「時間はお金で買える」と考えることが挙げられる。

 例えば、少し遅刻しそうなのでタクシーに乗るなどである。タクシーに乗ることで確かに通勤時間は大幅に短縮されるだろう。しかし、電車や自転車で通勤した場合と比べて出費が大きいのも確かである。
 
 貯金できる人は「時は金なり」の意識が強く、そして決して「無駄」な時間をお金で買おうとはしない。時間の貴重さがわかっているので、遅刻なんてことがないように、そもそも常に時間に余裕を持った生活を送っている。

 時間をお金で買わなければいけないという状態に陥らないよう、普段の生活に少し時間の余裕を設けるように意識付けてみてはどうだろうか。そうすれば、いままで時間を買っていたお金は、自ずと貯金へと変わっていくだろう。

浪費をする貯金できない人は、クレジットカードを使うな!

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出典:www.loansindubai.net
 クレジットカードを持っていると、つい買いすぎてしまったり、いくら自分が使ったのかも把握できない、ということが起こる危険性がある。いくら毎日こつこつ貯金していっても、いつの間にか散財してしまっていたら、貯金は一向に増えない。一度やってみて欲しいのが、普段は全く使わない口座を1つ貯金専用として持つことだ。その口座に貯金を貯めていけば、いつの間にかこんなに溜まっていたんだという感動を味わうこともできる。

 また、もし浪費癖のある人は、一度クレジットカードの使用を止めてみよう。普段からクレジットカードではなく現金で払うことを心がけるようにしてみるのだ。現金であればそれほど高額持ち歩くことも少なく、さらに財布から消費されていく様子が目に見えて観察することができる。無駄な「浪費」を削減するために、普段から現金を使い支払うことで、その「浪費」に目をむけておくことができる。


 以上「貯金できる人」になる秘訣や心遣いを紹介してきた。貯金というのは決して楽なものではないだろう。しかし、意識を少し変えるだけで楽しいものにはなり得る。貯金をする際の明確な目標とちょっとた工夫、意識の変化で誰でも「貯金できる人」になることができるのだ。

 1年後、目標の金額が貯金されているために、今から貯金の仕方を変えていくことができる。貯金をマスターして、ちょっと贅沢な人になるために、この記事を参考にしていただきたい。

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