タッチペンとも呼ばれるスタイラスペンは、画面に表示されたボタンやキーの各種操作、イラストなどを手書きしたりするために使われるアイテムだ。アプリによって反応がなどが違い、目的別にペン先形状がスタンダードタイプ、極細タイプ、筆タイプ、筆圧感知機能タイプの4種類がある。
スタイラスペンは互換性のある機種にしか使うことはできないが、それでも一度使うと手放せない。そんな極細タイプのスタイラスペンについてまとめてみた。
極細スタイライスペンの特徴
出典:9to5mac.com極細タイプのスタイラスペンのメリット
いわゆるスタイラスペンと呼ばれ、イメージするものにはペン先の丸いものが多いが、緻密な作業や、より普通のペンに近い極細タイプのスタイラスペンは、見た目も普通のペンに近い。
ペン先が見えることで、ポジショニングもしやすく、スタイラスペンの中では群を抜いて、違和感なく書きやすく、最近では書き心地もかなり向上して、表現力も上がっている。
極細タイプのスタイラスペンのデメリット
どうしても一般のスタンダードなペン先の丸いスタイラスペンに比べ、ペン先の面積が小さい極細タイプは、ガラス面への接地面積が少ないため、反応が悪くなる。そこで、ペン自体が電気を作り、反応の悪さを解消しているのだが、それによりペン自体の重さが重くなったり、コスト的にも高くなる。(充電式モデルはかなり軽量化されている。)
また、個人差があると思うが、書いてるときに硬いペン先がガラス面にあたり、コツコツという音が発生され、気になる場合がある。
以上のことを踏まえてでも、おすすめしたい5種類の極細タイプのスタイラスペンについて紹介する。
おすすめな極細タイプのスタイラスペン
おすすめ極細スタイラスペン#1:Apple Pencil
出典: Amazon.co.jp スタイラスペンを使っていて、より高い精度が欲しいと思ったことはないだろうか?そんな欲求に応えてくれるのがApple Pencilだ。ピクセルレベルでいくつもの効果を加えられ、創造力や作業に、今までのスタイラスペンにはないほどの自由をもたらし、あらゆる表現も可能だ。
そしてクリエイティブツールとしてApple Pencilがずば抜けて優れているのは、圧倒的な反応速度だろう。実質タイムラグをほぼ0とし、オーナーの創造力や作業の勢いを妨げることなく、期待に応えてくれる。
スレンダーなボデーに収められた正確な圧力センサーにより、筆圧を幅広く測定し、強く押すと太めの線、ソフトタッチでは、微かな細い線を描くので、クリエイティブ効果のバラエティは、ほぼ無限だ。
また内蔵されている2つの傾斜センサーで、手の向きと角度を正確に計算し、木炭や鉛筆で描くように、濃淡の効果を表現できる優れものだ。
シリコーンケースに入れたまま充電ができ、フル充電では12時間続たっぷりと作業を持続できるタフさを持ち合わせている。バッテリー切れの場合は、iPad Proからの15秒間の充電で30分間仕様可能となり、スリムでも頼れるスタイラスペンだ。
スペック
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長さ:175.7 mm(先端からキャップまでの長さ)
- 直径:8.9 mm
- 重量:20.7 g
- 接続:Bluetooth、Lightningコネクタ
- 電源:充電式で12時間
-
互換性:iPad Pro(9.7インチ)12.9インチiPad Pro
おすすめ極細スタイラスペン#2:Bamboo Fineline2
ペンとは違うスタイラスペンだが、Bamboo Fineline 2はまるで普通のペンのようなデザインで、書き心地もペンと紙で書いているようなスムーズで静かな感覚を実現している。
また、さまざまなアプリにサポートされているパームリジェクション機能は、書いている途中で手が邪魔することもない。
Bamboo PaperやMicrosoft OneNote、Evernoteといったデバイス上のアプリと互換しており、アプリによってはブラシの種類が豊富で、自然な筆圧表現も可能とし、あらゆるデバイスでデータを編集・加工活用ができる。
また、さまざまなアプリにサポートされているパームリジェクション機能は、書いている途中で手が邪魔することもない。
Bamboo PaperやMicrosoft OneNote、Evernoteといったデバイス上のアプリと互換しており、アプリによってはブラシの種類が豊富で、自然な筆圧表現も可能とし、あらゆるデバイスでデータを編集・加工活用ができる。
スペック
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長さ:150mm(先端からキャップまでの長さ)
- 直径:12mm
- 重量:19g
- 接続:Bluetooth
- 電源:充電式で約20時間
- 互換性:OS 8 以降の iPad: iPad Air 2、iPad Air、iPad mini 4、iPad mini 3、iPad mini 2、iPad mini、iPad (第 4 世代)、iPad (第 3 世代)
おすすめ極細タイプスタイラスペン#3:PSA-TPA2
直径2mmの極細先端部を備えたPSA-TPA2は、従来の指先からの静電気を伝えタッチパネルを反応させていたスタイルとは違い、ペン本体で静電発生するアクティブスタイラスペンだ。
わずかな筆圧(従来品の約1/3)での描画が可能な上、ペン先を左右に回すことで、長さ調整すると液晶保護フィルムなどで感度が鈍い場合でも、ペン本体の感度を高めることができ、手袋を着用した状態でも快適に描画ができる。
オートスリープ機能搭載で、3分以上操作をしないと電源が自動でOFFになり、電池の消し忘れや無駄な消耗を防ぐ。
低コストだが、普段使いに便利なスタイラスペンと言えよう。
わずかな筆圧(従来品の約1/3)での描画が可能な上、ペン先を左右に回すことで、長さ調整すると液晶保護フィルムなどで感度が鈍い場合でも、ペン本体の感度を高めることができ、手袋を着用した状態でも快適に描画ができる。
オートスリープ機能搭載で、3分以上操作をしないと電源が自動でOFFになり、電池の消し忘れや無駄な消耗を防ぐ。
低コストだが、普段使いに便利なスタイラスペンと言えよう。
スペック
- 長さ:141mm
- 直径:12mm
- 重量:27g
- 接続:Bluetoothに対応していない
- 電源:単4アルカリ乾電池/単4ニッケル水素充電池
- 互換性:iPad シリーズ(iPad Pro除く)、Nexus シリーズ、iPod touch シリーズ、7th iPod nano、6th iPod nano、各種スマホ
おすすめ極細スタイラスペン#4:Surface
出典: Amazon.co.jp 前モデルから筆圧感知機能が1024段階に大幅にアップし、トップボタンはワンプッシュで文字や絵を手軽にメモ作成できるOneNoteを起動、2回プッシュでスクリーンショットを撮れ、アプリによって「消しゴム」機能を持たせることが可能だ。ペンは金属製で、ずっしりとした剛性感があり、画面に手をついて書けるため、自然で快適な入力が可能だ。
付属のペン先キットには4つのペン先(2H、H、HB、B)が用意されており、 HB 鉛筆と似たミディアム サイズのペン先や、極細ペンタイプの低摩擦性のペン先に交換することも可能。
またペンを使用しない時は、内蔵の加速度センサーが感知して電力消費が抑えられ、最長18ヶ月間も電池交換が不要。
スペック
- 長さ:144mm
- 直径:9.5mm
- 重量:20g
- 接続:Bluetooth
- 電源:単 6 電池 1 個
- 互換性:Surface Pro 3、Surface 3、Surface Pro 4、Surface Book
おすすめ極細スタイラスペン#5:Adonit Pixel
6月10日に発売されたばかりのPixelはiPad Pro 12.9インチモデルに対応しており、Apple Pencilよりも低コストな上、対応端末が多いスタイラスペンだ。
1.9mmの極細のペン先、2,048段階の筆圧感知に対応し、これまで以上に優れた反応はまるで紙にインクペンや絵筆を使っているかのような感覚で、思うままにあらゆる表現が可能だ。
Bluetooth 搭載のデバイスで、スクリーンに手を触れ、楽な姿勢で描画することができるパームリジェクション機能を利用でき、更には、自分がよく使う機能をショートカットボタンに登録することで、ワンタッチでスムーズに作業ができる。
アイコニックなマルチメディアツールとしての美学を持つPixeのデザインは、人間工学に基づいたスタイルのアルミボディで、使い安さの機能美に基づいており、グリップセンサー内蔵で、手に取るとともに作動するスグレモノだ。
スペック
- 長さ:150mm
- 直径:10.5mm
- 重量:20g
- 接続:Bluetooth
- 電源:充電式で14~15時間
- 互換性:iPad 4 / iPad Air / iPad Mini / iPad Pro / iPhone 5 以降機種
加速度を付けて進化するスマホやタブレットの性能を、最大限に活かせるよう、これまた加速度を付けて進化するスタイラスペンの技術。
8000年前に人類が手にした物を書く道具は、筆や羽ペンなど紙に文字やイラストを描くものとして発達してきた。パソコンが生まれ、スマホやタブレットなどが出てきて、筆記具の歴史に大きな一石を投じたスタイラスペンの発展は、これからもデジタルと人類をつなぐ手段として、また新たなペンとして、より身近で高性能なものへと進化するだろう。
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