一括りにベッドと扱われていても、その中には種々多様なベッドがあるということを知っているだろうか。いざベッドを選ぼうとしても、多くの中から何がいいかを選ぶのは大変である。そこで、三つのパーツに分けて選ぶ方法を記しておく。
第一関門! ベッドの形の選び方
そもそもベッドの形にはどのようなものがあるのか。ベッドの形は五つのパーツからできており、合わせてベッドフレームと呼ばれている。ベッドフレームを成している五つの部分は、それぞれヘッドボード、床下、フットフレーム、サイドフレーム、床板である。その中でも色々種類があり、選ぶことができるのがヘッドボードと床下の部分である。
まず、ヘッドボードをつけるかつけないかで選ぶ。ヘッドボードがあるもののメリットは、ものの置き場があるため枕周りが散らからないことや電源付きのものや照明付きのものがあり色々と便利であることである。
一方、ヘッドボードがないもののメリットは、ヘッドボード分のスペースを必要としないため、比較的狭い部屋でもおくことができることである。
次に、床下に収納があるかないか、ロフトであるかで選ぶ。収納があるもののメリットは、当然だが収納場所を確保できること。一気にものを片付けることができる。収納のないもののメリットは、圧迫感がなく部屋が広く見えることである。
最後にロフトであるもののメリットは、空間を2倍使えること。広いスペースを収納に使うこともできるし、家具を置くこともでき、フレキシブルである。
⑵第二関門!ベッドの素材、サイズの選び方
ベッドサイズは、選ぶ上で部屋の広さと体格との兼ね合いが必要になってくるため重要である。まずは、ベッドのサイズの種類には四つあることを知ってもらおう。一人用で子供や小柄な女性向けの最も小さいサイズのセミシングル、一般的な一人用サイズのシングル、一人用だが少し広々としたサイズのセミダブル、一般的な二人用かつ大柄な男性一人用のダブルの四つである。本当はこの上に最も大きなキングサイズというベッドもあるがここでは省略しておく。
では、どのサイズが自分に合っているか。まず、体格や寝相を考慮して選ぶ。一般的に、ベッドが狭く感じないための広さが肩幅に30cm足したくらいの幅であるといわれている。また、寝返りの多い人や寝相が悪い人は少し余分にスペースを取ってもよいかもしれない。次に、部屋の広さを考慮して選ぶ。ベッドと壁の間は10cm、足元には50cmのゆとりが、通路側には60cmほどの幅が目安であるといわれている。ぜひ参考にしてほしい。
最終関門! マットレスの選び方
マットレスは、実際に寝る上でとても大切になってくる要素であるため、しっかりと検討して選ぶ必要がある。まず、どんなマットレスがよいマットレスなのか。それは、背骨のS字カーブを、仰向けで寝ているときにも保っていられる硬さと弾力のあるマットレスである。このようなマットレスであれば、ぐっすり寝てすっきり起きるという快眠を得ることができるのである。
その上で、二種類のマットレスを紹介する。一つがポケットコイルマットレス。このマットレスの特徴は体を点で支えるというところである。点で支えることで振動が伝わりにくく、肩や腰への圧迫が削減されるため、一つのマットレスに二人で寝る人や腰痛などに困っている人には向いているマットレスである。
もう一つがボンネイルコイルマットレス。このマットレスの特徴は体を面で支えているというところである。面で支えていることで、適度な硬さが生まれ弾力があるため、ベッドでというよりも布団で寝ているような感覚が得られる。畳に布団が好きな人に向いているマットレスである。
それぞれのパーツで最も自分に合うと思ったものを組み合わせたベッドこそ、自分用の最高のベッドといっても過言ではないのではないだろうか。人生の三分の一を過ごすベッドが満足のいくものであれば、その人生はよりよいものになるのではないだろうか。ぜひ百点満点のベッドをカスタマイズしてほしい。
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