空気が乾燥する季節、健康的に効率よく仕事をするには「湿度管理」が大切。そんな湿度管理に一役買ってくれるのが「デスク用の加湿器」だ。
今回はデスクで活躍する加湿器の種類と、おすすめのデスク用加湿器を紹介したい。
デスクで活躍する加湿器の種類
加湿器と一口でいっても、さまざまな種類があるのをご存知だろうか?
加湿器には大きく分けて4種類のタイプがあり、それぞれに特徴がある。まずは加湿器の種類ごとの特徴を押さえて、自分に合った加湿器を選ぶための知識を身につけよう。
デスクで使える加湿器の種類①:スチーム式加湿器(加熱式加湿器)
加湿器と言えば、スチーム式加湿器を思い浮かべる人が多いと思うが、このタイプの加湿器は、水を沸騰させ湯気を出すことで部屋を潤す仕組みだ。
ヤカンに入れたお湯が沸いて湯気を出すのと同じ原理。加湿器にはファンがついているタイプもあり、スチームファン式加湿器や加熱式加湿器ともいわれている。
スチーム式加湿器のメリット
- 加湿能力が大きいため、ペットボトルに水を入れてデスクに置くようなコンパクトな加湿器でも、デスクまわりを潤すには十分な加湿性能を発揮する
- お湯を沸かし蒸気を出すタイプで、水中の雑菌は死滅するため衛生的に優れている(仕様により多少の違いあり)
スチーム式加湿器のデメリット
- 加湿量が多いため、加湿器にかかる電力も大きい
- お湯が熱くなるので、誤って倒してしまったときに危険
- 音と白い湯気がオフィスのデスクで目立つ
デスクで使える加湿器の種類②:気化式加湿器(ヒーターレス式加湿器)
気化式加湿器は、フィルターに水を含ませ、気化させることで潤すタイプの加湿器だ。イメージとしては、濡れたタオルなどを部屋に干して乾燥を防ぐようなもの。
このタイプの加湿器は日本製の加湿器は少なく、海外メーカーの加湿器が多い。
気化式加湿器のメリット
- 水を気化させて加湿するため、雑菌やミネラルが噴き出すようなリスクは低い
- 空気清浄効果が期待できるため、花粉症やアレルギー持ちの人に役立つ
気化式加湿器のデメリット
- 加湿器のパワー不足。湿度50%以上の加湿は難しい
- 掃除などの手間がかかる。加湿器の気化部分であるスポンジ状のフィルターの手入れをしないとカビが繁殖したり、水が腐ってしまったりする
- 加湿器のフィルターに寿命があるため、定期的な交換が必要
デスクで使える加湿器の種類③:超音波式加湿器
超音波式加湿器は、水を超音波で振動させることで、微粒子に変え、それを部屋に噴出するタイプの霧吹きのような加湿器だ。
超音波式加湿器のメリット
- 超音波式加湿器は、比較的コンパクトで値段も低コストな加湿器が多い
- デザイン性の高い加湿器が豊富にライナップされていて、デスクに自然となじむ
- 消費電力が小さく、ランニングコストも抑えられる経済的な加湿器
- ファンの音が小さめ。スチーム式加湿器のようなグツグツと水の煮える音はなく、デスク上でもストレスを感じることは少ない
超音波式加湿器のデメリット
- 水が汚れている場合、汚れている水をスチームで吹き出す
デスクで使える加湿器の種類④:ハイブリッド(温風気化)式加湿器
スチームファン加湿器、温風気化式加湿器などの美味しいとこどりをした加湿器で、大きくは2種類の方式がある。
1種類目はスチーム式加湿器と同じく、お湯を沸かして加湿するタイプ。それだけではなく、フィルターにお湯をしみこませ、そこに空気を送るという方式で加湿をする。
加湿能力がある程度高く、すみやかに加湿することが可能な優れものの加湿器だ。
もう一つのハイブリッド式加湿器は、基本は気化式加湿器と同じ仕組みだが、急いで加湿をするときは、あらかじめヒーターで温めた空気を送風するという機能を持っている。
一定の湿度になったらヒーターが切られるという安全性の高い加湿器でもあるのだ。
ハイブリッド式加湿器のメリット
- 普通の気化式加湿器として使っているときでも、一定時間ごとにお湯をフィルターにかけるなどして殺菌しているので、衛生面でも比較的安心
- ヒーターを使う加湿器だが、スチーム式加湿器よりも経済的
ハイブリッド式加湿器のデメリット
- 高性能な分、値段も高価
- 気化式加湿器同様にフィルターを使うので、劣化したら交換が必要
会社のデスクで長く愛用できる加湿器を選ぶ際のポイントとは?
以上のことを踏まえて、加湿器をデスクで長く愛用するために抑えるべきポイントを5つにまとめた。
デスクで使える加湿器選びの5ポイント
- 水の入れやすさ
- 手入れの簡単さ
- 水を入れる頻度
- 省エネ性能
- 音や大きさなど、加湿器の存在が社内の人や自分にとって邪魔にならないか
デスクに置きたい! おすすめの加湿器10選
いざ加湿器を探し出すと意外にも数が多く、「どれにしようか」と悩んでしまう人もいるだろう。
下記からは加湿器探しに悩める人に向けて、デスクで使えるおすすめの加湿器について紹介していきたい。
おすすめのデスク加湿器#1:BRUNO パーソナル超音波加湿器 TULIP STICK 2
パーソナル超音波加湿器で、わずか1.5Wの省エネ性能を誇り、ドライアイが心配なオフィスのデスクや、自宅の寝室、旅行先のベッドサイド、飛行機や新幹線、車などでの長時間の移動中など、気軽に使える加湿器だ。
お気に入りのマグカップやグラスに入れて、デスクをオシャレに演出したり、ペットボトルに直接差してもいい。
グラスサイズによって長時間使用も可能な加湿器なので、場所やシチュエーションを考慮して、器を選べるのも魅力だ。
おすすめのデスク加湿器#2:3D WORLD車載用 加湿器 USB加湿器 芳香加湿器
まるで水筒のようなフォルムの超音波式加湿器。USBはもちろん、カップホルダーに置いておくことも可能。
車通勤からオフィスのデスクまで、潤いを持ち運べる加湿器として活躍しそうだ。
コンパクトな加湿器だが、最大7時間連続仕様することができる。
7色のLEDライトが付いているため、見た目にも楽しませてくれる加湿器になっている。
おすすめのデスク加湿器#3:Best-Fire ボトル キャップデザイン超音波式 USB加湿器
小型でUSB給電ができ、デスクの上や車の中で使える超音波加湿器だ。ボトルキャップ型加湿器で自分の好きなペットボトルに変更が可能。
小さくてリーズナブルなこちらの加湿器は、約3時間ほどでオートオフになる機能が備わっている。
冷たい水で涼しい霧を作り、超音波振動で多機能なうえ、水漏れ防止ゴムが内臓されているため、デスク用加湿器にはぴったりだ。
このような超音波式の加湿器は、水ミストを拡散させて空気中の水分を増加させ、空気分子中の塵埃を除去してくれる。
おすすめのデスク加湿器#4:Tenswallアロマディフューザー 加湿器
超音波振動で湿潤細霧を吹き出し、蒸気が熱くならず、エッセンシャルオイルの香りも楽しめる加湿器。
幻想的なLEDライトが7色の光を自動的もしくは手動で灯し、デスクを癒しの空間に演出してくれる。
使用中でも静かな低騒音仕様で、オフィスのデスクでも気にならない。空焚き防止と自動停止機能もついており、小さくても優秀な加湿器だ。
おすすめのデスク加湿器#5:NexGadget 超音波式加湿器 ペットボトル式加湿器
ボトルキャップ型加湿器で、市販のペットボトルを簡単に装着するだけて加湿器に早変わりする。場所を選ばず、手軽に乾燥対策ができる。
超音波技術による静音仕様になっており、仕事や睡眠の邪魔をせず、潤いが続く加湿器だ。
水が切れると自動的に運転を停止し、デスクでの空焚きを防止する。
おすすめのデスク加湿器#6:NexGadget 加湿器
独特なデザインで、デスクの上を彩る電球型の加湿器。
USB電源の省エネタイプの加湿器で、コントローラーを操作することでLEDライトの色を切り替えることが可能。
5時間連続稼働で、熱くならず安心して使用できることはもちろん、静音作動でデスクワークも気にならない。
自動停止機能で空焚き防止機能付きの加湿器だ。
おすすめのデスク加湿器#7:積水樹脂 自然気化式ECO加湿器 うるおいちいさな森
折りたたんだ蒸散紙を水に濡らしてセットアップし、自動給水ボトルを採用することで「コポッ」と水が減り視覚的にも変化を感じられる。
加湿器に給水ボトルを取り付けることで、水の供給時間を長くすることができ、防菌防カビフィルターを採用することで、衛生面でも優れている。
エルクグリーンの他に、オオカミブルーとウサギピンクもあるので、デスクのマスコットとしても活躍する。
おすすめのデスク加湿器#8:SHARP プラズマクラスター搭載デスク用 加湿機能付イオン発生機
コンパクトボディながら「保湿効果」をプラスした加湿器。USB接続にも対応し、デスク周りで気軽に使える。
高濃度プラズマクラスター25,000搭載で、空気の汚れを除去でき、カビやウイルス、静電気などを押さえる優秀で高性能な加湿器だ。
低消費電力設計により、1日24時間あたりの電気代は約0.7円と省エネ。
おすすめのデスク加湿器#9:エニープロ(Anypro)アロマディフューザー 超音波式 加湿器 ムードランプ
1時間35mlもの水を噴霧し、風邪や花粉症などの予防効果も大きい。7色に光るイルミネーションが楽しめる、LEDライトも搭載されている。
超音波振動で火傷の心配もなく、水不足時には自動的に運転停止になる。
おすすめのデスク加湿器#10:Tonor 卓上 USB 加湿器 ペットボトル キャップ型 超音波式
ミストを拡散し、空気中の水分を増加させ、空気分子中の塵埃を除去できる超音波加湿器。
小さくておしゃれなシルクハットのデザインは、ペットボトルのキャップ部分に取り付ける方式で、デスクスペースを占めずにおしゃれに見せることができる。
3時間の連続使用で自動的に電源オフとなり、加湿器の消し忘れ防止機能が搭載されており、水漏れしにくい構造になっている。
乾燥によるカビやウイルスが原因のトラブルは、忙しいビジネスマンにとって大敵だ。
本記事で紹介した加湿器の種類の特徴やおすすめの加湿器を参考に、デスクワークを快適にしてくれる加湿器を選んでほしい。
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