社会人になると、仕事上の付き合いが増え、「クレジットカード」が必要になってくる場面も出てくるだろう。ただ、これまでクレジットカードを持ったことがないという人にとっては、どのようなクレジットカードを選んだらいいのか、皆目見当がつかないのではないだろうか。
初めてクレジットカードを所有する人におすすめできる条件として、以下の3つが挙げられる。
初めてのクレジットカードにおすすめの条件
- 年会費が無料
- クレジットカードを使用できる場所が多い
- クレジットカードの使用に応じて発行されるポイントがたまりやすい
これらの条件を満たしている、初めての人向けのクレジットカードには、以下のようなものがある。
初めて持つのにおすすめなクレジットカード#1：「楽天カード」
「楽天」の名前を聞いたことがないという人はほとんどいないのではないだろうか。その楽天グループが発行しているクレジットカードが「楽天カード」だ。
年会費は永久無料で、初めてクレジットカードを持つ人にとっては敷居が低くなっている。クレジットカードの使用に応じてもらえるポイントの方は、一般的な店舗なら100円ごとに1ポイントだが、楽天トラベルなら2ポイント、楽天ポイント加盟店ならば2～3ポイント、楽天市場のネットショップならば4ポイントに増加する。
都市部はともかく、地方勤務ともなれば小売店の品揃えが限られてしまうため、ネットショッピングを使用する機会は増えるだろう。楽天は、ネットのショッピングモールサイトでは最大手であり、出店している小売業者も極めて多い。地方勤務時代に何かを購入しようと思ったときに、楽天に登録している業者を使用する機会は極めて多いだろう。
ポイントを多くためられるというのは、初めてクレジットカードを持つ人にとっては大きなメリットとなる。そして、上記のように楽天に出店している小売業者は多いため、ポイントを使用できる機会が多くなるのも、このクレジットカードを持つメリットといっていいだろう。
初めて持つのにおすすめなクレジットカード#2：「イオンカード」
大手総合スーパーとして有名なイオングループが発行しているクレジットカードだ。こちらも年会費は無料で、初めての人にとっては使いやすいクレジットカードといっていいだろう。
イオンやマックスバリューといったイオングループの小売店では、毎月20日と30日にクレジットカードを提示することで、商品が5%割引になる。また、毎月5日、15日、25日にイオングループの店舗でこのクレジットカードを使って買い物をすると、獲得ポイントが2倍になるというサービスがある。
イオングループの小売店は全国展開しているため、このサービスを利用する機会は多く、クレジットカードのポイントが貯まりやすい。特に、仕事と家事を両立させているビジネスウーマンは、実店舗を利用する機会も多いため、クレジットカードを使えば家計の節約に役立つのではないだろうか。
初めて持つのにおすすめなクレジットカード#3：「セゾンカード インターナショナル」
クレディセゾンが発行しているクレジットカードで、こちらも年会費は永久無料を売りにしており、初めての人向けのクレジットカードといっていいだろう。このクレジットカードの最大のセールスポイントは、ポイントが永久に消滅しないということだ。
クレジットカードのポイントの多くは、一定期間内に使用しないと消滅してしまうようになっているのだが、セゾンカードのポイントは消えることがないため、長期にわたって貯めたうえで買い物に利用することが可能なのだ。初めてクレジットカードを使う人は、ポイントの失効について失念してしまうケースも多いため、初めての人にとっては優しい仕様になっている。
使用することで特典がつくのは、西友をはじめとするウォルマート系で、上記のイオンカードと比較すると店舗数の点で見劣りしているように見える。しかし、クレジットカードの申し込み時に「nanaco」が使用できるサービスに加入しておくと、沖縄県を除く都道府県全てに展開しているセブンイレブンで買い物をした際に、nanacoポイントも一緒に貯まるようになるのだ。
セブンイレブンの店舗数は極めて多いため、nanacoポイントを使用する機会も多くなる。初めてクレジットカードを持つ人にとってのメリットになるのではないだろうか。
「年会費」「使用機会が多い」「ポイントが貯まりやすい」の3点からみると、初めてクレジットカードを持つ人におすすめできるクレジットカードは、以上3つになる。
最後に付け加えておくと、最近では海外のネットショップで買い物をする機会も増加しているため、国際カードブランドの「VISA」を選んでおくのがいいだろう。「JCB」は海外での使用に不安があるし、「Master Card」は逆に国内が不安だ。
いずれにも強いVISAならば、極めて多くの場面で使用できるため、初めての人でも安心して使用できる。上記の3つのクレジットカードは、いずれもカードブランドにVISAを選ぶことができるため、その点も安心していいのではないだろうか。
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