「自分の持ち家が欲しい……」、家庭を意識した人のなかではそう思う人は多いだろう。だが、家が欲しいのなら、心構えからはじまり、住宅ローン、家の調べ方まですべきことはたくさんある。家とは生活基本の場であり、一生を左右しかねないからだ。なので「家が欲しい!」と思うのなら、それなりのノウハウが必要になる。
本書『新版 家を買いたくなったら』には、家が欲しい人に必須の知識が詳細に載っている。必ずや、あなたの「家が欲しい気持ち」を具現化する、ベストの指南書となるであろう。
「家が欲しい望み」が叶っても、幸せにはならない
まず前提として知っておいて欲しいこと。家が欲しい人が錯覚してしまうのが、家が欲しい望みが叶ったといって幸せではないということである。家は幸せになるための一つの道具に過ぎないので、家が欲しい人はその点に留意しておきたい。
家が欲しい人は身の丈に合ったリスクを背負え
不動産屋や仲介業者は、家が欲しい人に「無理しないで、家を買うように」とは言ってくれない。住宅ローン制度があるので、ついつい「なるべく高い家」を家が欲しい人にあてがいがちである。なので、家が欲しい人は、身の丈にあったリスクでもって家を購入することが望ましい。
住宅ローンは失業時の返済も考慮せよ
家が欲しい人は、万が一失業したときのことを前提に住宅ローンを組むことだ。そのために家が欲しい人は、失業保険を踏まえて、1年間は無収入でも住宅ローンを返済して生活できるようにすることが望ましい。
また、返済計画を立てる際に、ボーナスは含めないことが、家が欲しい人のセオリーだ。デフレの続く日本では、ボーナスが減る可能性もあるので、後になって痛い目を見るかもしれないからだ。
また、返済計画を立てる際に、ボーナスは含めないことが、家が欲しい人のセオリーだ。デフレの続く日本では、ボーナスが減る可能性もあるので、後になって痛い目を見るかもしれないからだ。
住宅ローンは返す前提で考えよ
家が欲しいあまり、住宅ローンを「いくらまで借りられるか」と考えるのは、危険極まりない。家が欲しいと考えている人は、先述した返済計画を前提にして考えるべきである。例えば、家が欲しいあまり、35年もの住宅ローンを組んでしまうと、払い続けることが現実的に難しくなりがちだ。
一方で、住宅ローンをなるべく早期に返すようにすると、利息が少ないので、家が欲しい人にとってプラスになることが多い。そのために、「この家が欲しい!」と思ったときに、返済計画をシミュレーションしておくといい。
最悪の場合、家が欲しい人は家を貸すことを考慮に入れて返済額を考えておくといい。例えば、月々10万円の住宅ローン返済額があっても、賃借料12万円で家を貸せば、月々2万円の利益を得ることができる。このように、住宅ローンの返済と賃借料の収入で差益を出せれば、家が欲しい人は安心して家を買うことができる。
「良い家が欲しい!」と思うのなら
良い家が欲しいのなら、とにかく手間を惜しまないことだ。「良い家が欲しい」という気持ちが強ければ、物件にまつわる情報を調査することができるはずだ。その具体的手段を下記にまとめた。
良い家が欲しい人がすべきこと
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1.“良い家が欲しいのなら、周辺を歩け”
良い家が欲しいのなら、周辺を歩き、コンビニやスーパーが近いのか、坂があるのかまで、探偵になったつもりで調査してみることだ。 -
2,“良い家が欲しいのなら、「聞き込み」せよ”
良い家が欲しいのなら、周辺住民に聞き込み調査をすると、有効な情報が得られる。 -
3.“良い家が欲しいのなら、最寄りの駅まで歩け”
良い家が欲しい人は、最寄りの駅まで最短ルートで歩き、スーパー、コンビニ等の生活便利施設、暗い夜道や危険な場所が無いかまで、調べておくといい。 -
4.“良い家が欲しいのなら、その家の過去を調べろ”
良い家が欲しいのなら、「登記簿謄本」で過去を探り、「所有者移転仮登記」(借金を返さなければ登記を移転するという意味)「差し押さえ」「仮差し押さえ」「競売申請」「短期賃借権」などを調べておくことだ。良い家が欲しいのなら、このように「過去まで調べきる」のだ。
以上、家が欲しい人が留意すべきことをまとめてみた。そこに言えることは、「住宅ローンは返済計画を前提」「家が欲しいのなら、くまなく調査を」の2点だ。そういった確かな公算のもとで、「この家が欲しい!」と決断を下せば、間違いのない家選びができる。是非、本書でもって、「家が欲しい」という気持ちを幸せにつなげていただきたい。
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