あなたの職場に「気が利く人」はいるだろうか? そういった気が利く人は、人に好かれ応援されるといったように、得をすることが多い。あなたも気が利く人を羨ましく思ったことがあろう。だが、少々の”秘訣”を実践すれば、誰でもすぐに気が利く人になれるのだ。
本書『仕事も人間関係もうまくいく 「気遣い」のキホン』には、一生役に立つ「気が利く」メソッドが紹介されている。是非、あなたも「気が利く」人となって、多くの人から応援されるビジネスマンとなっていただきたい。
なぜ“気を利く”ことが大事なのか
気が利くと周囲から評価されて、やりたい仕事ができるようになる。例えば、社内において気が利く人は上司から積極的に話題を振られ、その話の中でやりたい仕事ができる「確約」をもらえることがある。気が利くと人間関係主体のビジネスにおいては、チャンスに巡り合える頻度が増すのだ。
また、社内において上司から「仕事ができない」と言われることはあっても、「気が利く人ではない」と言われることはあまりない。それゆえに、気が利く人でないと、知らぬ間に気が利く人に差を付けられてしまうということも珍しくない。
また、社内において上司から「仕事ができない」と言われることはあっても、「気が利く人ではない」と言われることはあまりない。それゆえに、気が利く人でないと、知らぬ間に気が利く人に差を付けられてしまうということも珍しくない。
気が利く人の挨拶
下記に気が利く人の挨拶の特徴をまとめてみた。
気が利く人の挨拶
- 誰に向けて挨拶しているのかがわかるように挨拶する
- 挨拶の後に気が利く言葉が添えられている
- 自分から「先に」挨拶をする
下記に、気が利く人のあいさつと、気が利かない人のあいさつを並べてみた。気が利く人とそうでない人の違いがわかるだろうか?
気が利く人の場合の挨拶と気が利かない人の挨拶:「病欠で欠勤明けの人に、自分から先に」
-
●気が利く人の場合
「おはよう。もう大丈夫?」 -
●気が利かない人の場合
「おはよう。昨日どうしたの?」
一般的に理由を聞かれると、どこから説明すればいいのか困ってしまうので、気が利く人は、その点を考慮して「もう大丈夫?」と受け答えしやすくしているのだ。ポイントとしては、こういった挨拶を気が利く人は自分から先にするので、相手に話しかけやすい印象を与える。そのため、気が利く人は人間関係が構築しやすい。
気が利く人の本題の切り出し方
下記に、気が利く人の本題の切り出し方の具体例を挙げてみた。あなたは気が利く人の切り出し方のパターンがわかるだろうか?
気が利く人の本題を切り出す具体例
- お疲れさまです。
- いつも正確な精算書をありがとうございます。
- 処理の関係上、月末までに提出いただけると大変助かります。
- お忙しい中、恐れ入りますがよろしくおねがいたします。
では、下記に気が利く人の切り出し方のパターンを明らかにする。
気が利く人の切り出し方のパターン
- 挨拶
- 褒め(ねぎらい)
- 本題
- 励まし
気が利く人は気が利く人の本題の切り出し方の基本的なイメージは「本題をポジティブなフレーズで包み、相手が受け取りやすい体制にする」ことにある。
そのため、気が利く人は本題の前に「挨拶」と「褒め」でポジティブに相手への感謝を伝えて、本題を受け入れやすくする。そして、気が利く人は本題を切り出した後も、「励まし」を忘れずに行い、相手を後押しする。
気が利く人が行う4つのタイプ別の対応法
下記に、気が利く人が行う、タイプ別の対応法を4つ紹介する。
気が利く人が行う4つのタイプ別対応法
-
●「リーダー」タイプ
気が利く人から見た特徴
情熱的、行動的、せっかち、断定的な。
気が利く人の対応法
大きな声でハッキリと結論から先に伝える。
気が利く人が考える理由
即座にあなたの言うことに対応したがるため、結論をすぐに知りたがるから。 -
●お笑い芸人タイプ
気が利く人から見たその特徴
話好き、イベント好き、大雑把、テンポが速い。
気が利く人の対応法
人前で恥をかかせず褒めまくって、要点を絞って伝える。
気が利く人が考えるその理由
見栄っ張りなタイプが多いので、本題よりも褒められることを喜ぶから。 -
●「お母さん」タイプ
気が利く人から見たその特徴
優しい雰囲気、縁の下の力持ち、目立つのが苦手、緊張し易い。
気が利く人の対応法
感謝の気持ちを伝えねぎらい、まめに声をかける。
気が利く人が考えるその理由
繊細な感性を持っているので、自身が正しいのか、常に気にしているから。 -
●「学者」タイプ
気が利く人から見たその特徴
物知り、論理的な話し方、表情に変化が少ない、前置きが長い。
気が利く人の対応法
何かを言い出すまで話をよく聞き、根拠をしっかり示して伝えると良いそうだ。
気が利く人が考えるその理由
建前を重視し、論理的でなければ、伝わりにくいから。
以上、気が利く人の考えと実際の対応法を見てきた。それは、徹底的に相手の目線に立った考え方であった。
逆に言えば、相手目線にさえ立っていれば、誰でも気が利く人になれる可能性があるのだ。是非、あなたも本書でもって「気が利く」という評価を得て、ビジネスチャンスを広げていただきたい。
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