国際化が叫ばれるこのご時世、普通の人でも気軽に海外に渡航できるようになってきている。しかし、海外へ行くときにはお金に関する多くの不安がつきまとう。換金はどこでするのが一番得なの?お金がなくなったらどうなるの?海外でも自由で引き出せる?
そんな悩みを1枚で解決するのがトラベルプリペイドカードの「キャッシュパスポート」だ。今回はこの「キャッシュパスポート」について徹底検証する。
キャッシュパスポートで使える通貨は?
事前にカードにお金をチャージすることで、渡航先のMasterCard®対応ATMで現地通貨の引き出し、MasterCard®加盟店でのキャッシュレス決済ができるようになるというキャッシュパスポート。なんとこれ1枚で、日本円、米ドル、ユーロ、英ポンド、豪ドル、NZドル、カナダドルの7つの通貨を持ち歩けるようになっている。
さらに、ATMやインターネットバンキング等からいつでもチャージが可能で、カード残高を他の通貨に移動することや(例:カード内の米ドルを豪ドルへ移動)帰国後にはカード残高の払い戻しも可能だ。
また、現地で利用している通貨の残高が不足していても、カード内の別の通貨の残高から自動で補てんするという機能もついている。つまり、例えばカード内に日本円1万円、米ドルが100ドルあるときに、150ドルの買い物も100ドル分は米ドルで、不足分の50ドル分は1万円から自動的に支払いができるようになっているのだ。
(2) キャッシュパスポートの為替レートについて
キャッシュパスポートの為替レートは、ホームページ(https://www.jpcashpassport.jp/exchange.html)から確認できる。キャッシュパスポートの為替レート自体は為替相場とほとんど変わらないが、入金手数料は1%で済むため、手数料で2〜4%を取られてしまう銀行などでの外貨両替を利用するよりもオトクになるのも嬉しいポイントだ。
円安が見込まれるときには、あらかじめその通貨にチャージしておくことでその後の変動リスクを回避することもできる。また、円のまま入金し、海外でその国の通貨を引き出す利用者も多くいるという。
キャッシュパスポートはお得? 徹底検証!
両替の手数料の以外の観点からもキャッシュパスポートのお得要素を検証してみよう。まずはカードの発行手数料・再発行手数料だが、キャッシュパスポートはどちらも無料になっているので、これは他社のクレジットカードよりもかなりお得と言えるだろう。
また、スペアカードも初回購入時に無料で配布されるため、万が一キャッシュパスポートを紛失したときにも安心だ。
また、ATM引き出し手数料は200円/2米ドル/1.75ユーロ/1.5ポンド/2.5豪ドル/2.75NZドル/2カナダドルとなっており、3〜4%の手数料と200円程度の引き出し手数料を取られる普通のキャッシュカードよりもお得になる。
さらに、キャッシュレス決済も無料となっているので、1.3〜2%の利用手数料がかかってしまうクレジットカードの利用よりもお得にキャッシュレスの買い物ができる計算だ。
「キャッシュパスポート」によって、海外でお得にお金を使えることがお分かりいただけただろうか。カード紛失時の対策が充実しているのも「キャッシュパスポート」の強みである。
普段は私たちにあまり馴染みのない「キャッシュパスポート」だが、海外へ渡航する際には1枚持っておくと心強いことは確かだ。「キャッシュパスポート」でお金の不安から解放され、快適な海外渡航を楽しもう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう