お金の流れはどこに向かうのか。ビジネスにはお金がつきものなので、避けて通れない問題である。もし、そのようなお金の流れを知ることができれば、ビジネスチャンスを知ることと同じであろう。
そして、本書『「お金の流れ」はこう変わった! 松本大のお金の新法則』には、成功するビジネスマンには必須の知識である「お金の流れ」の知識が紹介されている。是非、本書でもって、お金の流れの法則を理解し、ビジネスチャンスにつなげていただきたい。
「お金の流れ」は、人口が多い国に集中する
元来、インフラが整っていさえすれば、人口が多い国にお金の流れは向かう。なぜなら、人口が多い国は労働力が豊富なので、労働力を買うためのお金の流れが構築されやすい。また、人口が多いと個人消費が豊富なので、お金の流れが活性化され景気が良くなることが多く、GDPが高くなる傾向がある。
現状だと、欧米や日本がお金の流れを主導しているが、各国のインフラが整うであろう2050年には、人口の多いインド、中国などがお金の流れを主導すると思われる。
余談だが、人口と関わりの深い出生率について触れよう。一般的に、お金の流れを主導している先進国ほど出生率が低くなる傾向があるが、その理由は児童一人当たりにかかるコストがかさむからである。先進国では、水準の高い労働者が必要とされ、そのために養育費にお金の流れを集中させがちなのだ。そして、かさむ養育費は出生率を低くさせるのだ。
現状だと、欧米や日本がお金の流れを主導しているが、各国のインフラが整うであろう2050年には、人口の多いインド、中国などがお金の流れを主導すると思われる。
余談だが、人口と関わりの深い出生率について触れよう。一般的に、お金の流れを主導している先進国ほど出生率が低くなる傾向があるが、その理由は児童一人当たりにかかるコストがかさむからである。先進国では、水準の高い労働者が必要とされ、そのために養育費にお金の流れを集中させがちなのだ。そして、かさむ養育費は出生率を低くさせるのだ。
エネルギーや食糧を保有する国にお金の流れは集中する
エネルギーや食糧を保有している国には、お金の流れが集中しやすい。例えば、中東諸国の石油を買うために、世界各国からお金の流れが集中している。現状、世界のお金の流れの2%が、産油国に集まっている。また、農業の盛んなアメリカやオーストラリア等には、食料を求めてお金の流れが集中する。いわば、エネルギーや食料といった基本的生活資源を求めてお金の流れが集まるのだ。
金利が高い国にお金の流れは集まる
日本が円高なのは、ある程度のお金の流れが日本に集まっているからである。なぜ、日本にお金の流れが集まっているかというと、日本の実質金利が先進国のなかでも高く、かつデフレが続いているため、金利差による利益を求めて、お金の流れが日本に向かうようになる。
一般的に優秀なトレーダーは利食いを進めたいので、金利の高い日本に自身のお金の流れを回していく。だが、今後は人口の多い国にお金の流れが集まり、価値が増すので、日本はトレーダーがお金の流れを集中させるには魅力的に映らない。
以上、お金の流れについて紹介した。概してお金の流れの向かう先には、労働人口の多さ、エネルギー、食料と人類社会を構成する上で基本的な要素が込められている。そういった基本的要素で見ると、それほど複雑ではなく、お金の流れを追いやすくなったと思う。本書では、さらに専門的なお金の流れまでわかりやすく解説されている。あなたも是非、本書でもってお金の流れに精通していただきたい。
Amazon.co.jp: 「お金の流れ」はこう変わった! 松本大のお金の新法則: 松本 大: 本
Amazon.co.jp: 「お金の流れ」はこう変わった! 松本大のお金の新法則: 松本 大: 本
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう