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できるビジネスマンに共通する「トーク術」 合言葉は「ヒナグホマ」?:『「しゃべる」技術』

t.k

2016/06/10(最終更新日:2016/06/10)


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出典:www.jimdoyle.com
 営業力、交渉力、接客力、プレゼン力――ビジネスシーンでは様々な場面でトーク術が用いられるが、「できるビジネスマン」のトーク術には共通の法則がある。あなたもその法則を知れば、今すぐにでもトーク術の達人になれるのだ。

 トーク術が鍛えられると、コミュニケーション力が高まり、仕事力が高まる。本書『「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意』には、できるビジネスマンに不可欠なトーク術のエッセンスが収録されている。是非、本書で「できるトーク術」に目覚め、効果的なコミュニケーションでビジネスを加速させていただきたい。

トーク術を3倍に上げる心構え

プレゼンテーションの心構え

 はじめてプレゼンテーション等でトーク術を披露する際は、その準備は100%では足りない。なぜなら、100%の準備では心に余裕が生まれにくく、トーク術を駆使する以前に緊張で固くなってしまう可能性がある。それよりは、120%の準備で余裕を持っておけば、トーク術を緊張することなく披露できる。

 もし、あなたがプレゼンテーションでトーク術を披露したことがなくても、何も心配せず、120%の準備をしていくといい。多くのプレゼンテーションの名人と言われる人たちは、ゼロの状態から自らのトーク術で人を魅了できるようになっていったのだ。あなたもそういった先人たちと同じように、ゼロの状態からのスタートだと思えば、それほど緊張することもなく、本番でのトーク術のための準備を進めることができるだろう。

あがらないようにする心構え

 いざトーク術を使おうとしても、あがってしまってトーク術どころではないことが往々にしてあるだろう。そういう場面では、トーク術を使う前に、話を聞いてくれている人に意識を向けることだ。そして、逆に彼らの話を聞いてあげることであなたの緊張がほぐれ、トーク術を行使できる精神状態になる。また、話を聞いているうちに彼らのニーズを把握できるので、効果的にトーク術を使うことができる。

トーク術を3倍に魅せる方法

アイコンタクトを鍛えよ

 トーク術を駆使する前に、聞いてくれている人に視線を移し、アイコンタクトをしておくといい。そうすることで、聞いている側に「自分のことを見てくれている」という安心感を与えることができ、あなたのトーク術が受け入れられやすくなる。

ボディアランゲージを鍛えよ

 トーク術というと口だけ動かすイメージがあるが、実際はボディランゲージを加味することでより魅力的なトーク術に仕上がる。例えば、「感動した」と伝えること一つでも、ボディランゲージがあることでより視覚的に認識しやすいトーク術となる。人間の視覚は、人の受け取る情報量の80%を占めているので、ボディランゲージを駆使するとトーク術の効果が表れやすい。

トーク術を3倍向上させる極意

「ヒナグホマ」のトーク術鍛えよ

 本書の述べるトーク術の内容自体はこれから紹介する「ヒナグホマ」に終始する。よって、下記にその「ヒナグホマ」のトーク術をまとめた。

ヒナグホマの5つのトーク術

  • トーク術#1:“ヒ” 「ひとつ」
  • トーク術#2:“ナ” 「なぜなら」
  • トーク術#3:“グ” 「具体的には」
  • トーク術#4:“ホ” 「他に」
  • トーク術#5:“マ” 「まとめると」
 ヒナグホマのトーク術を紹介するためには、具体的に見ていくとわかりやすいので、下記にその適用例をまとめてみた。

ヒナグホマの5つのトーク術の具体例

  • トーク術#1 “ヒ” の具体例
    「ひとつ、携帯メールを使った販促を加えたいと思います」
  • トーク術#2 “ナ”の具体例
    「なぜなら、ここ最近、PCよりも携帯サイトへのアクセスが飛躍的に伸びているからです」
  • トーク術#3 “グ” の具体例
    「具体的には、このような数字です」
  • トーク術#4 “ホ” の具体例
    「他にも、20代から30代の女性が帰りの電車のなかで、携帯に届いたメルマガを読むことが多いという調査結果が出ています」
  • トーク術#5 “マ” の具体例
    「まとめると、化粧品の販促をしかけるなら携帯メールははずせません」
 まず、冒頭で「ひとつ」というトーク術#1を使うことで、皆が注目するようになる。ひとつ聞けばいいだけので、耳を傾けやすいのだ。次に、トーク術#2で「なぜなら」を付け加えることで、「ひとつ」をなぜ述べたのかの理由がわかる。このトーク術#1の「ひとつ」とトーク術#2の「なぜなら」のつながりで、最初にこちら側の主張とその理由が鮮明になる。

 次に、トーク術#3の「具体的には」で例を示すことで、説得力をもって紹介することができる。また、ここで述べたいことに何かを付け加えたければトーク術#4の「他のにも」を使うといい。

 そういった具体例でイメージを掴んでもらった後に、トーク術#5の「まとめると」を用いると、すんなりとその要旨が入ってくる。


 以上、トーク術の心得とその具体的メソッドについてまとめてきた。トーク術というと特別なイメージを抱かれがちだが、実際は5つの接続詞に絞られるものであり、誰でも実践できるものだ。是非、本書『「しゃべる」技術~仕事力が3倍あがる話し方の極意』のトーク術のノウハウでもって、聴衆を魅了できるビジネスマンとなっていただきたい。

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