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「休みたい」と思った時にすぐ使える、大人の『休む技術』:ココロもカラダも人間関係も賢くオン・オフ

t.k

2016/06/02(最終更新日:2016/06/02)


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出典:indiatoday.intoday.in
 「休みたい……」――そう思わない人は、まずいないだろう。疲れた時に休みたいと思うことは、人間の本能に適っている。ならば、それを周囲に対して正当化するロジックとメソッドを構築することができれば、あなたは休みたいときに休める自然体なビジネスライフを送れる。

 本書『休む技術』は、休みたい気持ちに素直になれない現代人に効果的な一書である。これを機に、休みたい気持ちに正直になり、快適なビジネスライフを満喫してほしい。

「休みたいときに休む」メリット

効率アップにつながる

 人が休みたいと思う時は、昼食後か夜に多い。実際、学校等ではこういった最も休みたい時間に「昼寝」をすることで、学習の効率が倍以上になる事例がある。水泳選手も夜の休みたいと思いがちな22時から6時の間に睡眠をすることで、夜の休みたい時間に睡眠を取らない選手よりも、タイムが縮まったという事例もある。休みたい気持ちに素直になることがメリットに繋がる好例である。

 以下、他の「休みたいときに休む」メリットをまとめてみた。

「休みたいときに休む」メリット

  • 【マインドリセットできる】
     休みたい気持ちに素直になることで、精神的にもほぐれていく。特に人間関係等でこじれてしまったときは、休みたいときに休んだ方がいい。なぜなら、その休みたい気持ちに素直になることでマインドリセットが行われ、心の整理につながるからだ。
  • 【発想が出てくる】
     考え込んでしまったときも休みたい気持ちになるが、そのときも休みたい気持ちに素直になることをオススメする。休みたい気持ちに素直になることで脳がいったんリセットされ、パフォーマンスを取り戻し、あなたの思考力が元に戻るのだ。また、脳は休みたいときに休んでいる際にも、実は働いているので、かえって発想が整理されて打開策が導き出される可能性もある。
  • 【寛容さが生まれる】
     休みたい気持ちに素直になれることで、寛容になれる。この理由は休みたいときに休めない反対の事例を考えるとわかりやすい。休みたいときに休めないと、人はストレスがたまり過敏になりがちだ。そこで、休みたいときに休むと、ストレスがないので神経も過敏にならず、人の意見等を容れる余裕が培える。
 また、欧米人と日本人を比較して「欧米人は休みたいとき休むために働く、対して、日本人は働くために休む」ともいう。そういった観点から見ると、仕事の効率以前に休みたいときに休む考えは、世界的に見ても珍しい考えではない。

「休みたいときに休む」メソッド

「自分ルール」を設定して休む

 休みたい際は、自分なりのルールを決めて定期的に休むといい。例えば、午後の昼休みの食事後30分は休みたいので、昼寝に充てる等である。このようにしておけば、周囲もあなたの休むための「自分ルール」を尊重して無理に誘ってくることもなく、休みたいときに休みやすい。

 以下、その「自分ルール」の例を紹介する。

他の「休みたいときに休む」メソッド

  • 【1時間作業したら、10分休む】
     これは人間がもっとも自然に休みたいと思う周期である。学校の休み時間が一時間おきになっているのは、この人間の休やすみたいサイクルを知っているからである。またこのように1時間おきに10分休む程度なので、周囲から見て、違和感もなく休みたいときに休みやすい。
  • 【強い集中力を発揮した後は、散歩の時間を入れる】
     社内で、精密作業等をして、強い集中力を発揮した後は体も緊張状態にあるので休みたい気持ちになるが、その際は、散歩か運動時間を入れるといい。休みたいことの多い精密作業後に緩く歩くことで、足のツボが刺激され、また、運動することで緊張した体がほぐれていく。
  • 【カフェインの摂りすぎには注意】
     休みたいときに休む際でも、カフェインの摂りすぎには注意したい。休みたいときにコーヒーやチョコレートを食べると気持ちがほぐれるのは確かだが、摂りすぎるとイライラしたり、めまいを発症するような軽いカフェイン中毒になるのだ。なので、休みたいときのカフェインは「ほどほど」に。 

 以上、休みたい気持ちに素直になるメリットと、その実践法を見てきた。そこには「できるビジネスマンになる秘訣」が紹介されていたと言っても過言ではない。「できるビジネスマン」は、休みたい気持ちを正当化するロジックとメソッドを用いて実践してきたのだ。是非、本書を手に取って休みたい気持ちに素直になり、効果的にビジネスの効率を高めていただきたい。

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