転職サイトのDODAが、ビジネスパーソン約5,000人に「もし転職するなら、どの企業に転職したい?」というテーマで調査をした。
1位のグーグル(2015年は2位)は、2015年7月に人事トップが著書『WORK RULES!(ワーク・ルールズ!)』で6万人の従業員が働く同社の人事・採用の仕組みを公開し、先進的な「働き方」がさまざまなメディアで取り上げられた。
グーグルへの投票理由
- 専門性やスキルを高められそう
- ワーク・ライフ・バランスの実現ができそう
- 勤務時間の20%は好きなことを自由にやってよい“20%ルール”のようなユニークな制度があり、刺激の多い仕事ができそう
同社の「働き方」やそれを可能にする環境に魅力を感じたことが、2年ぶりの1位につながったものと考えられる。
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ランキングが上昇した人気企業と投票理由に注目
Apple Japan
5位(2015年は6位)
AppleJapanへの投票理由
- やりがいのある仕事ができそう
- 優秀な社員が多そう
- 世の中のライフスタイルを変える商品が作りたいから
- 最先端の技術を用いた商品開発にトライできそう
楽天
6位(2015年は11位)
楽天への投票理由
- 給与・待遇が良さそう
- やりがいがある仕事ができそう
- さまざまなジャンルに進出しているので、多くの刺激が得られそう
- 社員食堂が無料など、福利厚生が充実しているので安心して働けそう
Amazon Japan
15位(2015年は28位)
AmazonJapanへの投票理由
- 国際的な競争力がありそう
- 将来性がありそう
- 自由な発想が尊重される社風で、やったことのないことに挑戦できそう
- サービスの仕組みや企業の方向性に、ユーザーとして共感できるから
若手ビジネスパーソンは、成長できる会社かどうかを重視
20代の男女は、転職する際に重視するポイントとして、「従業員の能力開発や育成に積極的」を最も多く選んでいた。
同調査の対象を20代男女に絞ったランキングと総合ランキングとの違いは、4位のオリエンタルランド、5位のリクルートホールディングスが上位に食い込んだことだ。
20代:オリエンタルランドへの投票理由
- 接客業としてトップクラスだと思うから
- サービスを学びながら成長したいから
20代:リクルートホールディングスへの投票理由
- 幅広い事業を行っており、成長できそう
- 社員一人ひとりが優秀そうだから
業界をリードする企業ならではの切磋琢磨できる環境への期待や、仕事を通じて成長しようとする意欲が感じられる。
厚生労働省が発表した2016年3月の有効求人倍率(求職者1人あたり何件の求人があるかを示すもの)は1.30倍。1991年12月(1.31倍)以来、24年3カ月ぶりの高水準となり、売り手市場が続いている。
ライフスタイルの多様化が進み、ビジネスパーソンは「働きやすい企業かどうか」を、より重視するようになっている。
また、政府が「一億総活躍社会」「女性活躍推進」を掲げていることも影響し、企業が、自社で実現できる新しい働き方、多様な働き方に関する発信をするケースが増えてきた。最新の転職人気企業ランキングは、そうした「働き方」への注目度が大きく反映された結果となっているようだ。
2016年転職人気企業ランキング上位100位
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