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空き家プラットフォームの根本的な欠点とは? ホリエモンが“不動産ビジネス初心者”の盲点を突く!

野口直希

2018/09/18(最終更新日:2018/09/18)


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 ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「アナログも活用!?」〜vol.660〜』では、今流行りの不動産ビジネスを始めようとする人が見落としがちな点をホリエモンがズバリ指摘。

 今回取り上げたのは、「全国の空き家相談を受け付け、リアルの空き家を動かす『­おうちの窓口』というサービスを展開しています。ターゲットは所有者が遠方に住んでいる不動産で、所有者にコンタク­トが取れない地域の不動産業者と、誰に相談すればいいのか分からない所有者のニーズをつなぐプラ­ットフォームです。

 相談はメールや電話、Skypeなどで受け付けておりますが、問い合わ­せをしてくれる客層が20~50代と若いのが弱点です。所有者の多くを占めると想定される60代以上にサービスを周知させるためのツールや広告の方法などのアドバイ­スを頂ければと思います。現在は、年齢問わずサービスをご理解いただけるように漫画制作を進め­ています」という質問。

不動産問題は、ネットだけでは解決できない!

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 ホリエモンは、「地方のTVCMやラジオCMは単価が安いし、高齢者にもアクセスできるからオススメだよ」と回答。

 「不動産によくありがちなダメな質問だね」といきなりバッサリのホリエモン。今回のゲストで、ベンチャーに特化したオフィス移転パートナー「スイッチオフィス」を運営する株式会社ヒトカラメディアの代表取締役 高井淳一郎氏も認めるように、空き家利用のための若者と高齢者の接続は、日本全体の課題とされるほどにあまりに大きな問題だからだ。

 そんな中で高井氏は、質問者のようにネットだけで完結するサービスでは、なかなか不動産というリアルな問題は解決できないと考える。特に高齢者はネットを見ないため、アナログ的な手法を加えるのが有効だ。

 高井氏は一例として、FAXで直接自治体に働きかけるよう提案。自治体と提携できれば地域の情報を手に入れやすくなるし、ネットよりリアルからの情報を重視しがちな高齢者からの信頼を得ることもできそうだ。

ホリエモン「空き家についての新書を書いてみれば?」

 高齢者へのアプローチ法として、ホリエモンは「空き家についての新書を書いてみれば?」と提案。中高年は、本屋の利用も比較的多いので、そこから彼らにアプローチするということ。いわば、本屋を宣伝手段として利用するということだ。

 ホリエモンが回答で提案したテレビ・ラジオCMでのPRも、これらのメディアは中高年が頻繁に利用するから。質問者が狙う空き家所用者は高齢者に多いのだから、彼らが普段接しているメディアからアプローチしなければならない。
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 今回の質問者のように、最近はネット上でのマッチングサービスという形態がかなり増えてきているが、これはどんなもの・人を対象にしても必ず成功するというわけではない。ホリエモンや高井氏のアドバイスから分かるのは、高齢者というターゲット設定や不動産という巨大な市場でのマッチングサービスは難易度が高いのだろう。

 だからといって、なにも策がないわけではない。高齢者の目に留まりやすいリアルな場でのマーケティングや、不動産という大きな買い物の際に重要な自治体といった要素をサービスに絡めていけば、利用者が抱く印象はかなり好意的になるはず。
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 リッチ化、高速化やスマホシフトといったトレンドばかりがインターネットサービスに必要な施策ではない。高井氏が言うように、サービスによってはそれとは正反対のアナログで地域密着な施策が求められることもある。インターネットサービスが昔ながらの手法に立ち返ってみることで得られるものは、意外と少なくなさそうだ。

 ホリエモンが不動産ビジネスについて語った『堀江貴文のQ&A「アナログも活用!?」〜vol.660〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!

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