ホリエモンこと堀江貴文が、自身のメルマガに寄せられた質問に答えるYouTube番組「ホリエモンチャンネル」。『堀江貴文のQ&A「コミュニティ化が鍵!?」〜vol.648〜』では、ホリエモンがInstagramで生まれる新たなコミュニティの在り方について語った。
今回取り上げた質問は、「マイナースポーツをもっと盛り上げたいのですが、そもそもマイナースポーツは競技そのものを観に行く人が少なく、競技会場に行っても観客はその競技の出身者ばかりの印象があります。所謂にわかファンを増やせればもっと盛り上がると思うのですが、結局のところ、マイナースポーツほどにわかファンではなくコアなファン作りが欠かせません。
陸上や水泳はリハビリに役立つ側面を持っているので、健康に関心がある人をコアなファンに取り込めそうな気がします。大変拙いイメージなのですが、例えばプールや陸上トラックを併設した医療モールを運営することで、医療とスポーツを融合できないでしょうか。創造性に乏しくなかなか良いイメージが湧かないのですが、堀江さんのご意見を伺いたいです」という質問。
サッカーやバスケも20年前は有名じゃなかったよ!
ホリエモンは、「まあ微妙なアイデアだよね。これからは普通に、プロバスケットボール新リーグ『Bリーグ』のように、プロデュース次第でマイナースポーツもメジャー化していくよ。なぜなら、余暇時間が増えていく中でスポーツは、重要なコンテンツだから。これまでマイナーだったスポーツで、盛り上げに成功した例を研究してみよう」と回答。
マイナースポーツを盛り上げる方法として、リハビリなどのヘルスケアとしての側面を押し出そうと提案する質問者。しかし、回答からも分かるように、ホリエモンとしてはいまいちピンとこないよう。
それは、無理なアプローチをしなくてもこれからの社会の変化を考えれば、マイナースポーツは勝手に注目されていくと予想しているから。テクノロジーの発展や自動化によって、人間が労働にかける時間はいまより減少していくとホリエモンは考えている。
そこで注目されるのが、相対的に増加した余暇を潰すための方法。余暇を楽しむ手段として、動画だけでなく現地での臨場感溢れる観戦や、実際に自分で体を動かせるが今は人気が低いスポーツにもスポットライトが当たる可能性は十分にある。
また、医療と結びつけなくても、日本には既にマイナーだったスポーツが人気を獲得していった例がいくつもある。バスケットボールはBリーグの設立で盛り上がり、さらに遡れば、サッカーの知名度を高めた立役者は1993年に始まったJリーグだ。「いまの若者の中には信じられない人もいるかもしれないが、20年前まではサッカーだってマイナーだったんだよ」とホリエモン。無理に新たなアプローチを考えなくても、既存の成功例を調べてみることでマイナースポーツのためにできることはまだまだ見つかりそうだ。
InstagramでUNIQLO、しまむらのコミュニティができている!?
続いて、今回のゲストで日本初のInstagramに特化したコンサルティングサービスを提供するタグピク株式会社のCEO 安岡あゆみ氏が、SNSを使ってマイナースポーツを盛り上げるアイデアを提案。いまInstagramでは、ハッシュタグでのつながりがコミュニティになっているらしい。
例えば、UNIQLOが提案したハッシュタグ「#ユニ女」は、UNIQLO商品のコーディネートを投稿するハッシュタグだが、そこでは投稿を起点としたコメントの飛ばし合いも少なくない。可愛い写真を投稿した人にコーディネートのコツを聞いたり、新作の情報を入手したりする場としても機能しているのだ。
同じく、ファッションセンターしまむらのハッシュタグ「#しまパト(しまむらパトロールの略)」では、しまむらで見つけたお買い得商品がシェアされ、それをきっかけに店頭に足を運ぶ人もいるらしい。
「#ユニ女」や「#しまパト」を初めて知ったホリエモンは、予想以上に活発なコミュニケーションにかなり驚いている様子。このように、同じ趣味を共有した人同士のコアなコミュニティは、マイナースポーツにも応用が利きそう。
趣味の一つとして盛り上がりが期待されるマイナースポーツ。数年後に新たなスポーツが活発になる際には、スタジアムでのリアルなコミュニケーションだけでなく、SNSを通じた新たなコミュニティが大きな力を発揮していそうだ。
ホリエモンがInstagramでのコミュニティについて語った『堀江貴文のQ&A「コミュニティ化が鍵!?」〜vol.648〜』。動画が見たい方はこちらからどうぞ!
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