普通の歯ブラシに比べ、電動歯ブラシは力を入れずに歯と歯の間にあるプラーク(歯垢)を取り除くことができる。しかし、電動歯ブラシは普通の歯ブラシとは違う、電動歯ブラシならではの正しい磨き方でなければ、汚れを取り除くことができない。今回は、電動歯ブラシの正しい磨き方について解説していこう。ただ、強く磨けばいいと思っていると、歯茎が下がっていって、取り返しのつかないことになるかも……。
電動歯ブラシを使った「間違った歯の磨き方」とは
出典:www.psychologytoday.com 本来、歯ブラシは、歯の表面や歯と歯の間の汚れを取り除くために開発され、磨き方には開発以来大きな変化はないものの、技術開発によって毛先がより細いものや硬い素材、柔らかい素材など多種多様なものが登場してきた。
そして、更なる技術開発によって誕生した電動歯ブラシであるが、普通の歯ブラシと同じような磨き方で使う人がほとんどだ。電動歯ブラシは毛先に近くなるほど振動が強く、その振動によってプラークを取り除いているのだが、歯に強く押し当ててしまうと全く意味がない。そして、歯をこするように動かしてしまい、本来除去できるはずの汚れも残してしまうのだ。
電動歯ブラシを使った「正しい歯の磨き方」
出典:www.independent.co.uk 電動歯ブラシは、振動によってプラークを取り除くように開発されているため、毛先を歯の表面に軽く押し当てるだけで良い。その他にも、歯の根元の歯垢ポケットと言われる箇所を磨く場合は、歯の根元に向かって斜め45度に歯ブラシを傾け、歯ブラシの毛先を歯茎に軽く当てると振動で除去されるわけだ。
それを前歯から奥歯にかけゆっくりとすることで、ほとんどのプラークが除去できる。最も効果的な方法は、鏡を見ながら電動歯ブラシがどのように当たっているかを確認しながら歯を磨くこと。この磨き方は、角度や歯への毛先の当たり方がよく見えるので、慣れるまではこの磨き方をおすすめする。
電動歯ブラシは、大抵の人が間違った磨き方で使用しているため、本来の性能が発揮できていないケースが多い。正しい磨き方を知っていれば、今まで使っていた普通の歯ブラシでは除去できなかった歯垢も取り除くことができ、歯周炎予防にもなる。
歯周炎だけではなく口腔内の様々な病気の予防にもつながるので、今までの自分の歯磨き習慣を見直してみてはどうだろうか。
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